◇「沈黙の艦隊」を観てきました。
先月の公開初日に「沈黙の艦隊」を観てきました。予告編を見て、原作と違う部分が気になっていたのですけど、引き込まれる映画になっていました。劇場の音圧で、水圧や海中の静けさを感じられた気がします。原作の、まだ序盤で終わったので続きに期待しています。
primeで予告編を観ていたので、海中の潜水艦や第7艦隊のCG、配役が原作と違っているところに不安があったけれど、そんなに気になりませんでした。深町の方の副長が女性に変わっていて、沈黙の艦隊では乗組員に女性が居なかったと記憶しているので違和感はあったのですけれど、変な演出はありませんでした。入江という人物が原作に居たのか覚えていないのですが、そっちのドラマにいっちゃうのかと心配になりました。
海上自衛隊が協力しているということで、ところどころ実際の潜水艦が使われていて、実物だけが漂わせる質感が画面に重みを加えていました。
物語は、原作の第7艦隊との戦いのところまでで終わります。
令和の今、「沈黙の艦隊」を映画にする意味を考えました。ウクライナとロシアの戦争、中国や北朝鮮の問題が思い浮かびます。ウクライナは過去に核兵器を放棄しなければ、ロシアに攻め込まれなかったかもしれないという「沈黙の艦隊」のテーマと重なります。原作ではロシアの潜水艦だったところが、今なら中国の潜水艦になるでしょう。
映画の続編があるとして、原作と同じでいいのか分からないです。