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シニア社会学会

2024-12-11 13:20:45 | シニア社会学会
いつまでも自発的に自主的に

先日の講演会でも少し触れましたが、これから益々 ”おひとりさま” がスタンダードな社会になっていくことは明確だと思います。
そうなってくると、今までは家族という単位での生活スタイルが当たり前であったことが当たり前ではなくなるのです。
このような時代のなか、現在の高齢者はどのような意識をもって生きていけばいいのでしょうか。
一般的になにも努力しなければ高齢になればなるほど人間関係が減少していきます。
なぜなら高齢になればなるほど、周囲もその方に気を使って連絡を取らなくなっていく傾向があるのです。
ですので、人間関係は意識して保つ努力をしなくてはなりません。
この努力をしないで、会話のできる友達が減少してしまうと、とても危険ですので毎日話しの出来る人間関係作りと、そのための会話のネタを自ら意識して収集してもらいたいのです。
本当に人間はある程度の頻度で会話をしておかないと、コミュニケーション力は低下してしまいます。
そして、徐々に会話することに抵抗を感じてしまい、自ら拒否反応を起こしてしまう方がとてもたくさんいます。
こうなってくると、他人との会話する時間が年間に10分も無いことが当たり前になってしまい、誰も受け入れらなくなってしまいます。
そして社会から孤立した状態となり、一般的な社会コミュニティに参加して生きていくことは困難になります。

きつい言い方かもしれませんが、社会福祉がパンク寸前の現在、ここまでいってしまうと救いたくても救えないと思います。
ですので、高齢者になってもなる前から自ら自発的自主的に声を出して複数の方々に声をかけ人間関係を維持するようにしてください。
いつか人は亡くなりますが、亡くなるまでは生きるしかないのです。
せっかく生きているのですから、最期まで本当の一人ぼっちにならないために毎日会話のできる友達を大切にして欲しいと思うのです。