亀と鴎の挑戦

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【こういうチームが】第37節 大分-大宮【降格する】

2023-10-01 20:11:45 | トリニータ2023

2週間ほど仕事の都合で地元に戻っていました。ちょうどトリニータのホームゲームに重なるように期間を調整し、徳島戦と大宮戦の2試合を現地で観戦することができました。結果は付いてきませんでしたが、ホームゲームの雰囲気は特別であり何度でも味わいたいものです。おそらく今年最後のホームゲーム観戦になる予定で、万が一トリニータが昇格プレーオフでホーム開催権利が与えられたとしても現地観戦の調整は難しいという状況です。

昇格プレーオフなんて夢のまた夢と思いたくなる試合を振り返ります。関東の自宅に戻ったばかりで体力もほとんど残っていませんが、残った体力を振り絞ってブログ投稿させます。

 

 

 

コートチェンジしてキックオフ。この試合のサプライズは野村の欠場もあるが、何と言っても坂の今季初登場でしょう。これまで試合に絡めていなかったのは怪我によるものもあるかもしれないが、どちらかといえばポジション争いによるものが大きいのかなと見ていた。水戸戦のプレビュー記事の監督コメントで「指示を出せている選手とあまり出せていない選手で差がある」と言っていたのを見て、坂の出番が来るのはそんなに遠い話ではないかなと予想していた。余談になるが、そのコメントを受けてなのかわからないが、安藤と上夷の出場機会が遠ざかっているのは個人的に納得がいかない。

 

4バックにも3バックにもとれるスタメンだったが、基本は3バックに見えた。今回はバックスタンド側での観戦だったので野嶽と坂のポジショニングについては頻繁に確認していたが、面白いくらいにポジションチェンジを繰り返していて、相手の茂木は良い感じに混乱しているように見えた。時には坂のポジションが伊佐と横並びになったりもしていて、これまでに無い変化を加えていた。まるで坂の存在をここぞという時まで隠していたかのようなサプライズだったが、正直な話ここぞというタイミングはもっと前にあった。やはり怪我の説が有力か。

 

伊佐も面白いくらいに前線に抜け出して収めてくれるし、町田もようやく潤滑的な役割ができるまでコンディションが上がってきたし、梅崎もフィニッシュに絡むことができている。前節の勝利が勢いをもたらしてくれたのか定かではないが、とにかく自信ありげにプレーしていて拍手を送る場面も多かった。

得点には結びつかなかったが、ようやくお金を払う価値があるサッカーを見せられたかなと思う。

 

 

後半になってからは相手が修正をかけてきたのもあるし、なんだかトリニータ自身も思い出したかのように見慣れたプレーが出始めたように感じた。良い意味で変化を加えることができた前半から、途中出場の選手が登場するたびに悪い意味でトリニータらしいサッカーが見え始めた。高畑も藤本も良いストロングポイントはあるけど、同時にストロングポイントを消されやすいのもあるので途中出場で変化を加えるのは難しいところもある。長沢がポストプレーで流れを作ってくれるので、結果がより求められるのは宇津元になるがやはり伊佐と比べると献身性で物足りなさを感じてしまう。

次第に焦りに変わるにつれて、相手にも決定的なチャンスがやってくるが奇跡的に助けられることが多かった。このままだと0-0かなと思った後半ロスタイムに、コーナーキックからの流れで失点してしまう。最初に競り負けたのは保田のところで、簡単に折り返された場面で勝負あり。ボールを持たせれば持ち味のポテンシャルを最大限に発揮できる保田だが、この試合に限らずだがセットプレーの対応はプロの壁を感じているかもしれない。ルーキーだし経験をバネにしてほしいと言ってあげたいけど、あまりにも失点の価値が重すぎた。

そしてこのまま試合終了し、試合が終わると同時にブーイングが響き渡った。

 

 

 

ニータンのお面を半被り状態で観戦していましたが、ラウンド中はさすがにそんなふざけた風景を選手に見せるべきではないと思ったので外しました。

 

 

 

横断幕を外して抗議の姿勢を示す。最下位の大宮に負けたという形になるが、今日見た印象では大宮が最下位であることに驚きはないし、残りの試合で勝ち点3がマストという状況にも関わらずのんびりサッカーをやってるなと見ていたので、こういうチームが降格するんだろうなというのが正直な感想である。そして、その大宮の対戦相手にも同じような印象を持ち、前半の貯金が無ければもっとピリピリしていたんだろうなと思うと恐ろしく感じる。

泣いても笑ってもリーグ戦は残り5試合であり、ブーイングで険悪な雰囲気を作ることも強いチームを作るうえで大事になるが、それよりも残り試合はどんなにひどい負け方をしても試合後に選手を前に向かせるようなチャントを送ってあげて欲しいなと思う。対話を求めるのであれば最終節が終わってからで良いと思うし、梅崎キャプテンが先頭に立つのではなく監督や社長自らが説明してあげてほしい。選手に求めても俺たちは全力でやったと言うだろうし、その通りであるのは試合を観ていれば伝わるので否定するのはサポーターとしてやるべきではない。

来年はJ1なのかJ2なのかわからないけど、変化を加えないと来年は絶対に降格する。

 

J3レベルとはいえ、前半に見せたサッカーには可能性を感じたし、さらに磨きをかけて残り試合を戦うのであれば同じスタメンでも俺は支持してあげたいと思う。ただそういった時に余計なところまで手を加えるのは何度も見てきたので、期待はしていない。

アウェイ東京V戦は行く予定で考えている。上位との対戦になるが、今のトリニータにとっては全チームが上位に値すると思うし、どんな相手であれ勝てればジャイアントキリングのつもりでいてほしい。そのくらいの熱量で応援してきます。

 

 

じゃこの辺で


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