過去をふりかえり、未来へ

思い出せるだけのことを思い出し、書き綴る場所

上田城、小諸城

2009-04-26 23:50:00 | Weblog
この日、友人と行ってきました。

まずは上田城。
駅前には真田幸村(信繁)像です。



さて、幸村像に代表されるように、駅から城までの順路には
真田氏ならびに十勇士の紹介版と旗が併設・紹介されていましたが、
こんな立て札も。





20分ほど歩いたところで、城跡に到着。

1583年、真田昌幸によって築城され、
1585年と1600年の2度にわたって徳川の軍勢を悩ませた城です。

外堀。



大手門。
右手に北櫓・左手に南櫓があり
中には真田・上田城にまつわる展示がありました。



南櫓。



西櫓付近の真田神社にある真田井戸。
城外への抜け穴があるとのこと!?いかにも真田らしい。



内堀。残念ながら桜の季節は過ぎましたが、
新緑が鮮やかな情景でした。



城内の博物館に立ち寄った後、
城をあとにして、池波正太郎太平記館へ。
「真田太平記」をメインに、池波正太郎の生涯と、その作品に関する
諸々の展示がなされておりました。



タクシーで市街北東方面の真田氏居館跡へ。
途中に「真田氏発祥の地」の碑や、村上氏の戸石城を
目にしました。



真田氏居館跡を一周し、真田氏歴史館へ。
ここでは、幸隆以前から上田城に移るあたりまでの
真田氏関係の展示が中心で、その辺りの真田氏の実情を
知る上では、とても参考になります。




上田市内の信州蕎麦屋の「草笛」にて昼食。
美味でした。



その後、しなの鉄道で佐久方面へ15分ほど。
小諸城址へ到着。

すでに平安時代から居館があり、戦国時代にはかの山本勘介が
縄張りをおこなったといわれておりますが、現在の姿を築いたのは
小諸藩初代藩主の仙石秀久だそうです。

城址は小諸駅下車すぐで、現在は懐古園という動物園付き公園と
なっておりますが、周辺より低地にあり、穴城の異名を
もっております。

写真は懐古園入口にあたる3の門。



城址内は結構広く、苔の生えた野面積み石垣が
特徴的です。



本丸の天守址石垣。
建物は残されていませんが、それなりに大きな規模であったことを
偲ばせます。






さて、小諸城址で一番印象に残ったのが、
城址を囲む千曲川の断崖。
見るまではまったくその規模の大きさを
予想していませんでしたので、いい意味で裏切られた感じです。
さらに周囲を山地に囲まれたその風景はなかなかのものでした。



本丸北側の地獄谷。
その名の通り、ここからは絶対攻め上ることはできないであろうと
思わせるほどの谷でした。



公園内を一周した後に、駅反対側に隔離された大手門を
確認し、帰路につきました。