goo blog サービス終了のお知らせ 

ほけんや本舗

バックナンバー

0920

2007-09-20 01:00:30 | Weblog
自分には自分に与えられた道がある。天与の尊い道がある。
どんな道かは知らないが、ほかの人には歩めない。
自分だけしか歩めない、二度と歩めぬかけがえのないこの道。

広い時もある。せまい時もある。のぼりもあればくだりもある。
坦々とした時もあれば、かきわけかきわけ汗する時もある。

この道が果たしてよいのか悪いのか、思案にあまる時もあろう。
なぐさめを求めたくなる時もあろう。しかし、所詮はこの道しかないのではないか。

あきらめろと言うのではない。
いま立っているこの道、いま歩んでいるこの道、ともかくもこの道を休まず歩むことである。
自分だけしか歩めない大事な道ではないか。
自分だけに与えられているかけがいのないこの道ではないか。

他人の道に心をうばわれ、思案にくれて立ちすくんでいても、道はすこしもひらけない。
道をひらくためには、まず歩まねばならぬ。心を定め、懸命に歩まねばならぬ。

それがたとえ遠い道のように思えても、休まず歩む姿からは必ず新たな道がひらけてくる。
深い喜びも生まれてくる。

松下幸之助


(ほけんや本舗0920)

0917

2007-09-17 00:44:08 | Weblog
「高齢者は一般的に65歳以上の人のことを言うが、若々しく活動的な人も数多くいる。
そこで提案がある。高齢者と呼ぶのを70歳からにしてはどうだろう。
ここまで平均寿命が延びたのだから、65歳にこだわる必要はない。
60代はまだ老け込むには早過ぎる。年齢をたった5歳引き上げるだけだが、これによって間違いなく、さまざまな可能性が広がっていく。」
毎日新聞の社説(16年9月20日)より

今日は敬老の日ですが、高齢化社会の中で、この元気な「アクティブシニア」と呼ばれる層が注目されています。
アクティブシニア層は戦後の教育を受けた、自由感覚を持つ高度経済成長消費の中心的な役割を果たしてきた世代です。
戦前の教育を受けた「消費は贅沢」というシルバー層とはライフスタイルも考え方もまったく異っているといわれています。
従来の中高年層に対するイメージは、社会からリタイヤした元気のないイメージが強くありましたが、
アクティブシニア層は元気で時間的、金銭的な余裕を持っており、自分の価値観に見合うものであれば高価な商品でも購入し、倍頼関係を築くことができればリピート率も高く、大変魅力的なマーケットと考えられています。
しかし、アクティブシニア層は、自分のライフスタイルにこだわりをもち、自分の価値観に合うものであれば高価な商品を購入する反面、自分のスタイルに合わなければいくら価格が安くても購入しないため、ニーズを捉えるのは非常に難しい層であるともいわれています。

(ほけんや本舗0917)



0913

2007-09-13 01:10:58 | Weblog
親思う こころにまさる 親ごころ きょうの音づれ 何ときくらん

幕末の志士で教育者でもあった吉田松陰が処刑の前、家族あての手紙に書き残した歌です。

信念を貫いた本人には悔いはないでしょうが、息子の死の知らせを聞いたら、親はどう思うでしょうか。
子供は親のことをすぐ忘れて突っ走ってしまいますが、親は常に子供を案じているはずです。
松陰の胸にも、込み上げてくるものがきっとあったのでしょう。

4年前の平成15年8月30日、世界陸上男子200メートルで末続慎吾選手が、短距離種目では日本人初となる銅メダルを獲得しました。
「お母さん、お父さんにありがとうと言いたいです」とインタビューで語っていましたが、とても印象的でした。
お父さんは、その3年半前に病気で亡くなったそうです。

「親孝行 したいときには親はなし」と、昔からよく言われてきましたが、最近は親と子の関係が問題となる暗い事件が続発しています。
私たちも、親として、子として、大切なものを見失しなわないように気を付けたいですね。

敬老の日を前にふと、そんなことを思ってみました。

(ほけんや本舗0913)

0910

2007-09-10 22:51:59 | Weblog
秋の夜、虫の声を聞くだけで、涼しくなったような気がしますよね。

この虫の声、気温によって変わるって知っていますか?
虫は変温動物なので気温とともに体温が変わるので、活動が活発になったり、鈍くなったりするのです。
それではねを震わす速さが違ってくるため、鳴き声のテンポが変わるのです。
気温が35度以上のときは鳴きません。30度の時は、テンポはとても速いです。

気温が下がるにつれてゆっくりとした鳴き方になってきます。
反対に気温が15度くらいになるとほとんど鳴かなくなってしまいます。
ですから秋が深まってくると、夜はあまり鳴かず、昼間だけ鳴くようになるのです。
虫の音を聞くのは初秋の楽しみなのですね。

(ほけんや本舗0910)

0906

2007-09-06 00:15:01 | Weblog
BIOMBOって聞いたことがお有りでしょうか?
BIOMBOとは、ビオンボと発音し、ポルトガル語やスペイン語で屏風を意味します。
日本の屏風が近世初期の南蛮貿易で輸出の品として盛んに海を渡り、西欧にもたらされたことを示している言葉です。
9月1日から東京ミッドタウンのサントリー美術館で開館記念特別展とて、屏風の変遷をたどるとともに《屏風の成立と展開》《儀礼の屏風》《BIOMBOの時代 屏風にみる南蛮交流》《近世屏風の百花繚乱》《異国に贈られた屏風》《海を越えた襖絵と屏風絵》という多角的なアプローチで屏風の魅力に迫り、貴重な名品が展示されています。
屏風がたどった歴史や、もとめられてきた機能、とくに文化交流の側面で屏風が果たした役割に光をあてつつ、グローバルな視野から屏風の再検証を試みる展覧会です。
今回は、江戸幕府がオランダに贈った屏風10件が、初めて日本に里帰りするほか、現在海外の美術館に分蔵されているかつては一連の作品であった屏風の名品などを一堂に展示しています。
10月21日までの展示ですが、この秋、文化の秋を楽しんでみたい展覧会のひとつです。

(ほけんや本舗0906)


0903

2007-09-03 00:20:49 | Weblog
さんまのおいしい季節となりました。ところで今日の晩ごはん、肉にするか魚にするか。これ、結構迷うところですよね。
若かった頃は肉、年齢を重ねるごとに魚を選ぶかと思いきや、近年、この傾向は減りつつあるのだとか。
学校給食でも不人気メニューに魚が挙げられたり、40代も魚より肉を選ぶ傾向にあるという話も。
また、平成18年度の水産白書によれば、今、日本人のかつてない魚離れが深刻化しているようです。
さて、この魚離れに歯止めをかけるべく、水産物市場改善協会が制定したおさかなマイスターという資格認定制度が今年の10月にスタートします。
認定資格として、主に一般消費者を対象とした「おさかなマイスター・アドバイザー」と、既に水産業界などに従事している人を対象とする「おさかなマイスター」があるそうです。
魚の旬や調理方法、産地、漁法、栄養素に至るまで、講座を通して魚についての幅広い知識が養え、講座を終了する頃には食育のサポーター、魚のエキスパートとして一目おかれる存在になりそうです。
(ほけんや本舗0903)

0830

2007-08-30 13:00:22 | Weblog
秋の食卓に鮮やかな彩りを添える「食用菊」。しゃきしゃきとした歯応えと甘くてほろ苦いのが特徴ですが、年間を通じて出回る「黄色い品種」に加え、そろそろ「紫色の品種」が店頭に並びます。

食用菊の横綱と評価されている紫色の品種は、「もってのほか」という愛称で広く知られていますが、名前の由来は「天皇の御紋である菊の花を食べるとはもってのほか・・・」とか「もってのほか美味しい」といったことから転化したそうです。

菊は奈良時代に中国から持ち込まれ、室町時代に京都周辺で食べられ始めたとされます。風邪による熱や頭痛を和らげる解熱・鎮痛作用、目の疲れや腎臓機能の改善を促す疲労回復作用などがあり、古くから漢方薬として使われてきました。

花びらがピンと張っているほど新鮮で、おひたしにして酢じょうゆで食べるのが代表的な食べ方ですが、ゆでるときに酢を加えますと色の鮮やかさ一層増します。

ちなみに、生産量日本一は山形県です。

(ほけんや本舗0830)

0827

2007-08-27 10:03:16 | Weblog
虫の音に秋の気配を感じる今日この頃です。暑かった8月も今週いっぱいで終わります。
今年の夏はみなさまいかがお過ごしになられましたか。

先週末、原宿表参道元氣祭スーパーよさこい2007をみる機会がありました。
この原宿表参道元氣祭スーパーよさこい2007は、高知で生まれた「よさこい祭り」を通じて、「日本人の元氣を世界に発信したい」というお祭りで、2001年に原宿・表参道で生まれました。
本場高知の伝統と流行発信基地である原宿・表参道の新しさを見事に融合させ、古き良き日本の形を残しつつ、流行を取り入れ変化し続けているお祭りです。
全国から100チーム約6000人が参加し、夏の奉納祭として明治神宮に奉納しました。

よさこい祭りは戦後の不況を吹き飛ばそうと、1954年に高知商工会議所が発案し、始まった祭りです。
鳴子(なるこ、作物を狙う鳥を追い払う農機具)を手に持って鳴らしながらの踊りは、よさこい祭りの重要なアイテムになっています。
よさこい祭り開始当初は日本舞踊の振り付けを踏襲した盆踊りスタイルでしたが、現在ではサンバ、ロック、ヒップホップ、演歌、フラメンコ、フラダンスなど各々のチームが趣向を凝らした楽曲と振り付けを披露し、伝統を色濃く残す「正調」とともに観客を楽しませています。
衣装や化粧(概ね厚化粧)も凝っている場合が多く、自由なアレンジや色々なバリエーションを楽しむことが出来ました。

(ほけんや本舗0827)

0823

2007-08-23 00:54:27 | Weblog
今日8月23日は二十四節気の一つ処暑(ショショ)。暑さが収まる季節を意味するそうです。
先週から続いた異常な暑さもだんだん落ち着きをみせています。
しかしまだまだ熱中症に対する警戒は必要のようで、積極的に水分を補給するなど予防を心がけましょう。

ところで、秋の味覚といえば秋刀魚(サンマ)が代表のひとつで、北海道根室市の花咲港では、今季のサンマが水揚げされ始めています。

ご飯のおかずにも酒の肴にも向くサンマはビタミン類が豊富で、「サンマが出たるとアンマが引っこむ」との言葉があるくらい栄養価の高い魚です。

その旨味は寒い海で蓄えた脂肪にあるのですが、回遊魚であるサンマは南下してくると徐々に脂肪分も落ちてしまいます。
そのためサンマを選ぶ際に産地表示を気にする人が多く、根室や三陸沖といった北の海ので獲れたものが好まれます。

近年はサンマの豊漁が続いており、今年も安くありつけそうです。

(ほけんや本舗0823)

0820

2007-08-20 10:23:39 | Weblog
夏の風物詩のひとつの全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)が大詰めを迎えています。

大会前、テレビニュースでは連日のようにアンフェアな事件が相次いでいますが、グランドでは打算のない清々しいフェアプレーで魅了してくれました。

ちなみに、日本高等学校野球連盟の加盟校における硬式野球部の部員数は、今年5月の調査時点で、過去最高だった昨年を2千人超上回る16万8501人となっています。

一時はサッカー人気の煽りで減少傾向にあった部員数は、直近では10年連続で増加しています。イチロー選手や松井選手らの活躍が背景にあるわけですが、活気を取り戻すには小手先の対策や対処ばかりではなく、明確なビジョンが示されることが一番の解決策になるということを示しています。

ところで、以前目にした野球少年に関するコラムに、テクニックに関する知識は一人前だけれども基本的なキャッチボールではきちんと相手の胸に投げられない野球少年が増えているというようなことが書かれていました。たとえ上手く投げられなくても受ける側が身体を動かして補給してあげるといった「思いやり」が大切だとのコメントがあったように記憶しています。

基本というのは一見地味でつまらないことが多いものですが、それが土台になって初めてその先があるというのはどの世界におきましても同じです。また、思いやる心に甘えてはいけませんが、相手の状況や気持ちに配慮することは大切なことです。

(ほけんや本舗0820)