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ほけんや本舗

バックナンバー

0619

2008-06-19 07:56:22 | Weblog
沖縄は平年よりも6日早い梅雨明けとなりましたが、九州地方では降雨が続き、梅雨の中休みで好天が続いた関東地方も空模様が怪しくなってきました。

ジメジメするこの時期は食中毒の発生しやすい時期です。神経質になり過ぎるのは窮屈ですが、食中毒の原因菌は知らぬ間に増えており、毎年2~3万人の患者が発生していますので注意はしておきたいものです。

ご存知の次のような殺菌作用のある食べ物は食中毒の防止に役立ちます。

梅干しは殺菌・抗菌作用があると同時に胃腸の働きも助け、殺菌力の強いにんにくや生姜なども食中毒の予防に効果があります。緑茶に含まれるカテキンにも殺菌の効果があり、ココアに含まれるポリフェノールの殺菌作用も以前話題になりました。ちなみにココアは胃に食べ物が残っている食後に飲めば、殺菌力がさらに高まるそうです。

生で魚介を食べるお寿司の寿司飯には酢が使われており、ワサビや生姜をつけて食べますが、それらにも殺菌作用があります。昔からある食べ物は、美味しいというだけではなく、経験的に安全性が高い食べ合わせが取り入れらているようです。お刺身に、強い防腐力があるシソをそえることも非常に理にかなっており、経験に裏付けられた智恵を感じます。

もちろんこれのみで食中毒が防げるというわけではありませんが、そういう時期だということを心に留めておきたいものです。

(ほけんや本舗0619)

0616

2008-06-16 12:44:47 | Weblog
紫陽花の色が日ごとに深まり楽しませてくれます。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

さて、暑くなると食べたくなるのがカレーライスです。
カレーライスと言えば、福神漬けとラッキョウ。

このラッキョウが5月末から7月にかけて最盛期を迎えます。
一大産地は鳥取県ですが、中国が原産とされるユリ科の植物で、秋には赤紫色の花が咲きます。

古来、薬用として疲労回復やせき止めなどに用いられてきましたが、ニンニクやネギに近い特有の香りと辛みを生み出す硫化アリルという成分が食欲を増進させ、血液の流れを改善し、体を温める作用もあるそうです。

漬物も美味しいですが、今の旬の時期には生のまま、味噌をつけて食べるのもまた格別です。

ちなみに、福神漬けには、大根(ダイコン)、茄子(ナス)、鉈豆(ナタマメ)、蓮根(レンコン)、胡瓜(キュウリ)、シソの葉、白ゴマの7種の野菜が入っており、これを「七福神」に見立ててその名前の由来となったそうです。

(ほけんや本舗0616)

0612

2008-06-12 12:48:55 | Weblog
雨の季節到来です。
1年間に降る雨に対して、梅雨時の雨はどれぐらいの量になるのでしょうか?
梅雨の期間は年によって差が大きいので、6月と7月の降水量で比べてみましょう。

6月と7月の雨を合計すると、福岡は539ミリ、1年間の3分の1以上の雨が降ります。
大坂は354ミリで、こちらもおよそ3分の1です。
東京は326ミリで、4分の1か5分の1程度。
青森までいくと185ミリ、年間の7分の1と少なくなります。

6月、7月は台風の雨が加わることもありますから、全てが梅雨前線の雨というわけではありません。
それでも、西へ行くほど割合が高いということがわかります。
梅雨の時期にしっかりと雨が降らないと、梅雨明け後の真夏、時には秋まで渇水に悩むことになります。
これは、梅雨の雨の割合が小さい東北地方も同じです。

豊かな雨をもたらす梅雨は、時に大雨による災害をもたらします。
梅雨入りの発表は「大雨に注意」というお知らせでもあります。
これから梅雨明けまで、上手に雨とつきあっていきたいものです。

(ほけんや本舗0612)

0609

2008-06-09 12:36:56 | Weblog
ジメジメとした梅雨を快適に乗り切るために、大変役立つ効果を発揮してくれるのが備長炭です。
備長炭は、ノコギリで切れないほど硬い炭。

備長炭をお部屋の中に置くと、除湿、防臭してくれる上に、防カビにも役立ちます。
目安は、1平方メートルに1キログラムの割合です。

備長炭は空気を浄化し、マイナスイオンを増やしますから、気分も落ち着いて、きっと、リラックスできます。
ジメジメした、梅雨の季節、是非試してみたいですね。

(ほけんや本舗0609)

0605

2008-06-05 09:01:20 | Weblog
虫歯予防週間が昨日6月4日の虫歯予防デーにちなんで始まりました。
虫歯予防週間を主催する厚生省と日本歯科医師会では「80歳になっても20
本、自分の歯を保ちましょう」を目標に「8020(ハチマルニイマル)運動」
を展開しており、各地の保健センターなどでは歯磨きの講習会が行われます。

虫歯予防の要となる歯の磨き方は多くの人が間違っているそうですが、正しい
磨き方について、以前新聞で紹介されていましたのでご紹介させていただきます。

・奥歯のかみ合わせ部分から磨き始め、上下左右の四カ所の汚れを歯ブラシでそれぞれ20回かき出す。

・次に歯の表と裏の両面。ここでは歯と歯の間、歯と歯肉の境目に歯ブラシの毛先をまっすぐ当て、左右に動かす。みがき残しがないよう、順番を決めて1本1本ていねいにみがく。

・小刻みに動かし、力を入れすぎないこと(毛先が広がらない程度)。

・歯ブラシの握り方は鉛筆握りが良い。


ちなみに、固いものを噛む機会が減少した影響で現代の子供は歯並びが悪くなってきていると言い、歯並びの悪さも虫歯の原因とされます。噛む回数と食事時間を比較したデータを参照してみますと、卑弥呼の時代には1食3990回(51分)、戦前が1420回(22分)、そして現代は620回(11分)にまで減少しているそうです。

よく噛むことは、消化を助け、歯と歯茎を丈夫にし、唾液の分泌を促し、脳を活性化、言葉や味覚の発達に寄与し、生活習慣病の予防にも有効であることが科学的に立証されています。よく噛むことは、まさに健康の秘訣です。

(ほけんや本舗0605)

0529

2008-05-29 10:04:53 | Weblog
気象庁は、沖縄地方、奄美地方に次いで、九州南部、四国が梅雨入りしたと発表しました。

梅雨入り前の時期は、清々しく過ごしやすい季節ですが、陰暦の五月はもう少し先でちょうど梅雨の時期にあたります。

その頃に湧き出し群がり騒ぐハエを「五月蝿(さばえ)」と言い、「五月蝿なす」は「騒ぐ」や「沸く」にかかる枕詞です。
後に世、「五月蝿い」と書いて「うるさい」と読ませたのが夏目漱石です。

日本書紀に登場する五月蝿はハエではなくハチのことだという話もありますが、衛生環境が今とは違う昔はハエの数も半端ではなかったのだろうと思います。

ところで、ハエに関する話を一つ。

ある和尚のところに資産家がこの先どうしたらいいか相談しにやってきました。
資産家は苦しい現状を話し、進退窮まっている状況を嘆いて懸命に話すのですが、和尚はボロ寺の破れた障子と飛び回るハエのほうばかりを見ていて、聞いているのかいないのか。

たまりかねた資産家が「和尚、私の話を聞いているのですか?」とたずねると、和尚は「かわいそうに、このハエは外に出ようと何度も何度も障子にぶつかっておるワ。ボロ障子であちこち破れて穴が開いているのにのぉー。」

資産を築いた人物だけに、これを聞いてハッとします。現在の自分はこのハエと何ら変わらないではないか! 目先のことにとらわれて、実は何も見ていなっかた自分に気づきました。資産家は丁重に礼を言って寺を辞したそうです。

人は時に、些細なことにとらわれ、悩み苦しみます。大河の中、下流に行きたいのに一本の杭に引っ掛かっているようなものです。引っ掛かっているならまだしも、自分の手で掴んでいて、困った困ったと言っていることが案外多いのではないでしょうかという逸話のひとつです。

(ほけんや本舗0529)

0526

2008-05-26 06:29:09 | Weblog
青葉若葉の輝きに満ちた季節、夏ももうすぐです。みなさまいかがお過ごしでしょうか。

ところで、ツバメが低く飛ぶと雨という諺があります。

雨が降る前は空気中の水蒸気が増えるのでツバメの餌となる小さな虫たちのからだや羽も湿り気をおびて重たくなるため、虫たちは高く飛ぶことができなくなります。
このため、虫を追いかけるツバメも低空飛行をするというわけです。

ツバメが低く飛んでいるのを見かけたら、天気予報を確認してみてください。

(ほけんや本舗0526)

0522

2008-05-22 08:51:45 | Weblog
月曜日はサーバートラブルで配信できませんでした。

さて、先日、グリーンアスパラピザを食べました。
トロリとしたチーズに、鮮やかな緑色のスライスしたアスパラガスが絡みとても美味しく、思わずワインも進んでしまいました。

疲れた時には、アスパラガスを食べるといいといわれますが、今、そのアスパラガスが旬を迎えています。
柔らかさや香りは、この時期が1番でサラダや炒め物に人気があります。
輸入品を中心に1年中出回っていますが、国内では長野県や福島県が主産地で露地物は5~6月が出荷の最盛期となります。

スーパーなどで見かけるアスパラガスは、ほとんどがグリーンです。ホワイトもたまに見かけますが、傷みやすいために缶詰が中心です。
品種は同じで、芽が出る前に土盛りして地中で育てたのがホワイト、日光をたっぷり浴びたのがグリーンです。

アスバラガスには、ビタミン群やアミノ酸の1種であるアスパラギン酸などが豊富に含まれていて非常に栄養価が高く、そのアスパラギン酸は新陳代謝を促すとともに、タンパク質合成を高める効果があり、疲労回復や滋養強壮に優れています。

また、カロチン、ビタミンC、ビタミンEを同時に摂取することができ、抗腫瘍作用もあり、赤血球をつくるために必要な葉酸を含んでいるため貧血にも効果があるそうです。

(ほけんや本舗0522)

0515

2008-05-15 05:45:52 | Weblog
雨の寒さがこたえた一週間がようやく過ぎ去り、初夏を思わす陽気が戻ってきました。
5月から6月上旬にかけて、しとしとと長く降り続く雨を「卯の花くたし」というそうです。
これは、白い卯の花を腐らせてしまうほどの長雨という意味のようです。
晴れた日なら5月の東京は20度以上、日差しが強いので、昼間はすっかり半袖の陽気です。25度を超えて、6月や7月の暑さを先取りすることもあります。
ところで、5月は一層濃くなってきた葉の緑とともに花々が美しい季節です。
水辺に際立つ水芭蕉。藤棚から垂れ下がる藤の花。紫色のアヤメもこの時期に咲く花で、同じアヤメ科に属するカキツバタとともによく目にする花となっています。
アヤメとカキツバタは「いずれアヤメかカキツバタ」と言われますように区別が難しいのですが、葉の幅が広いのがカキツバタで細いのがアヤメというように葉の幅も判断材料の一つとされています。

(ほけんや本舗0515)


0512

2008-05-12 08:41:22 | Weblog
今日5月12日は『ナイチンゲールデー』です。
赤十字の母と呼ばれるイギリスの看護婦フローレンス・ナイチンゲールがイタリアのフィレンツェで1820年の今日、誕生したことを記念する日です。
「クリミアの天使」「ランプの貴婦人」として有名ですが看護にはじめて統計学を持ち込んだ功績から、イギリスでは統計学の先駆者としても知られています。
ナイチンゲールの献身的な看護に感激した患者が、夜回りをする彼女の影に口づけをしたというエピソードも残っています。

ところで、春に相応しい名前を持つ「サクラマス」(桜鱒)が旬を迎えています。
「本マス」とも呼ばれますが、マス科という分類はなく、サケ科に属しています。
最近は数が減って幻の魚とも呼ばれ、都内の百貨店では一切れ(100グラム前後)2000円程度という高級魚です。
川でふ化し、1年半ほど川で過ごした後、海に下ります。このとき川に残り一生を過ごすものが渓流釣りでも人気の「ヤマメ」(山女)で、海に下ったものがサクラマス。
そして、60センチ近くに成長し、次の春に川に戻ります。
サクラマスの名前の由来は、桜の頃に戻るためとも、産卵の頃に魚体に桜色の模様が現れるためとも言われていますが、英語でも「チェリー・サーモン」と呼ばれています。
バター焼き、揚げ物などにして食すのが多いようですが、富山名産の「鱒寿司」に使われているのはこのサクラマスです。

(ほけんや本舗0512)