何遠亭

未だ之を思わざるなり、
夫れ何の遠きことか之有らん
          孔子の論語より

090624(水) 神奈川県民ホール

2009年06月26日 01時26分20秒 | THE ALFEE

春ツアーも残り三本。この日は関東ファイナル。
ちょっと早く着いたので、大桟橋へ足を延ばしました。

神奈川県民ホール。略して神奈県。ここ数年はタカミーが言い出した「ヨコケン」が通称になりつつあるけれど
こちらに転勤になってから参加するようになった憧れのホール。
この界隈を歩くと、やはり初めての夏イベを思い出す。

開演時間を過ぎてぼちぼち鳴り出した手拍子が、オープニングには大きく、歓声に変わる。
『SWEAT&TEARS』で客席に舞う金テープ。警備員のお兄さんが通路に落ちたテープを拾っては
配っているのを見て、何となく微笑ましく嬉しく感じた。
最初の横浜SPは『冒険者たち』 開港150周年トライアスロンのテーマとしてプレゼントした曲だから、
今日は出て来るかなと思ってた
7曲終わって、幸ちゃん開口一番「暑い
「関東は結構色んな所でやってるんで、もう何処か参加した方もいると思いますが・・・」と
この春コンサートを行った場所を挙げては、客席の反応を楽しんでいました。

この日も桜井さんはドドッと駆け込み登場。
「スーツの中は汗びっしょりですけど、脱ぐと風邪ひくからこのままで。
膝を曲げると、くっついてなかなか戻らないんですよね~」
軽いテンポのトークに、幸ちゃん「桜井さんノリノリですね~」
「そういうあなたこそ。幸ちゃんノッてる~ 幸ちゃん乗っかってる~」って、またそっちの話題に・・・
タカミーは、上手の花道の間から衣装の裾を翻しながら登場。
「ずっとそこで待ってたんでしょ」と云われて、ニコッと軽く頷いてました

デビュー35周年の記念アルバムetc・・・の紹介をしつつも、この日はその中からではなく、
横スタ3DAYSの前に発売されたアルバム『FOR YOUR LOVE』の中から
『あなたの歌が聞こえる』
情熱的に唄うタカミー。唄の持つせつなさと、あの頃の感覚が入り混じる。

「流石、横浜 一曲も聞き漏らすもんかという・・・殺気を感じます」

『あなたの歌が聞こえる』は当時、タカミーは女々しい感じがするからどうかと思っていたそうですが、
スタッフが凄く褒めてくれて、それならという感じでアルバムに入れたとか。
CONFIDENCE時代の話から、「若い頃はエネルギーが溢れてて、やたら走り出したくなるんだよな。
坂崎の人形町のアパートに行っても、夜中とか『ちょっと走ってくるわ』って、人形町を走り回ってました。
鼻血出したりね。兎に角そういう人でした。」

切なさと力強さ。怒涛のように本篇後半が過ぎる。
アンコールの一曲目は『STAR SHIP』夏イベを彷彿とさせる一曲です。
コントのナレーション「恥ずかしながらバージョン」に”上野動物園にパンダがやって来て・・・”とアレンジされていた。
それを「上野にジャイアント馬場が来たんだって~」と解釈してしまう十七歳の桜井君 
坂崎君も十六文(ないけど)キックをお見舞いだ
高見沢先生の抜き打ちテストは、「横」と書いて、桜井さんが「横浜」と答えたら、
ブッブーと「横幅」。確かに語呂はいいけどね~
スラスラッと鼻歌交じりで馬を描いたと思ったら、下半身はウナギの”ウナギウマ”
丸を描いたと思ったら、眉毛に目鼻口が付いて、また桜井さんを指差してる。 そして頭に毛が一本。
このテのイラストの意味が知りたいです
タイムカプセルを探す手段はGS部の桜井さんの『勝手にしやがれ』とチアガール部の幸ちゃん
タイムカプセルを探す振りをして、休んでる幸ちゃん。いつも怒られちゃうんだけど、休ませてやって下さいな
タイムカプセルを開ける掛け声は、やっぱり『赤レンガ』
客席を煽る桜井さんもやっぱり面白い~
「私一人位サボっても・・・そんな事を思っていては駄目です。
一人一人がちゃんと頑張らないと(だったかな)民主主義は終わってしまう・・・」
稚拙な文で表現し切れないのが残念でございます。
そして、流れたメッセージ。
「デビューしたものの、やる事なす事全て裏目に出てしまう・・・その原因は誰なのか?
出前を頼むと最後まで来ない。海苔弁には海苔が入っていない。」 桜井さんかーい・・・
そして、入っていた曲は
『危険なリンゴ』 まさかここでこれが来るとは
学生服で唄う姿は何処と無く甘酸っぱい感じ(がしたのは私だけ
未来からのメッセージが「B面予定」ってのもせつないけどさ・・・

2回目のアンコールは 『AFFECTION』と『夢よ急げ』 
まだまだアルフィーはこれからだと云わんばかりの2連発
 
「デビューした頃はまだ学生だったから、甘かったと思う。
甘さは弱さでもあり、このままではいけないと思うようになって、決して手を抜いてはいけないと思ったのがライブだった。
それを強く感じるようになったのは、82年の所沢だった。
それまではヒット曲が欲しいと拘っていたけれど、所沢をやってからそんなものに拘らなくなった。」

「桜は花が咲いて一生が終わる。最後が一番美しい。散り際の美しさには惹かれるけれど、
アルフィーには似合わないよな。ダラダラ咲いてるのも悪くない」

アルフィーという桜が生きている限り、このお花見もきっと終わらない。



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