昨日は友達と飲んで、なんかハンパな時間であったので新宿行って
映画”ミュンヘン”見てきました。
自分自身はミュンヘン事件の記憶はないのですが、現代史好きとしては見ねばと。
見終わって、救いが無い、救いようが無いなと思いました。
平和論者も親子殺さりゃ銃を取る。
たとえ戦いを止めたくても、片方がやる気まんまんだったら決して終わらない。
右頬を殴られたら、左頬も差し出すの精神があれば・・・とは思うけど
人間そうはいかない。宗教が絡めばより一層。
見終わってため息が出る感じです。
まだ、ホテル・ルワンダの方が見終わった後の気分は良かった。
映画そのものは結構退屈ではありました(笑)
大げさな描写も無いし、BGMが殆ど無いのであまり盛り上がらない。
ただその効果もあるか、初めイスラエル側に共感していた復讐心が
自分の中でも徒労感になっていくのは、狙っているのか?
だとしたらそれはそれで凄い作りなのかも知れません。
スピルバーグでなければ、日本では話題にもならなかった作品だと。
というか、TVの紹介番組!”感動作”的なこと言ってPRすんな。
マジで感動なんかありません。やるせなさだけ残ります。
ただ、面白い映画としてお勧めは出来ないですが、見て欲しい映画だとは思います。
最後のカットが実に象徴的です・・・。
しかし現実の中東はまたきな臭くなってきましたなぁ。
ハマスが主導権とったり、イランが核開発始めたりで。
またイスラエル、イランの核施設爆撃とかせんだろな・・・。
(以前、
イラクの核施設を爆撃した事あるんだよね・・・)
イスラエルって人口700万弱しかいないのよね。
少ない人口を守る為の
先制攻撃、そして報復の連鎖。
どうすることも出来ないよなあ・・・。