三脚マンと弱力女の登山日記

登山が趣味の夫婦です。

2009年GW第3弾 飯豊山(3日目)帰り道

2009年06月16日 | 登山
日付 :2009年5月6日(水)
天気 :曇り時々晴れ
コース:飯豊本山小屋→切合小屋→地蔵岳→大日杉登山口














1日目
2日目前編
2日目後編


















夜明け前、小屋の外に出てみると、相変わらずどんよりとした雲り空。
ボンヤリ、飯豊本山が見えていた。












4時30分、うっすらと太陽の登るところが赤くなったが、その後はまた分厚い雲に覆われていた。












本山小屋の宿泊者は、私たちだけ。
たぶん、御西小屋も昨日の登山者一人だけだったので、昨日のうちにほとんどの登山者は
下山して行ってしまったのであろう。












天気が良くないと、出発も遅れがち。
いや、いつものことではあるが・・・(苦笑)












7時前、小屋を出た。
一の王子のテント場を過ぎる。
辺りはすっかりガスの中。












薄日が差してはいるものの、まっ白な世界。












御前坂を下っていると、一瞬展望が開けた。
雨が降ってくるものかと思っていたが、予想に反して良くなる兆候?












またしても、深い穴ぼこ発見。












白と黒のモノトーンの世界。
絵にかいたような風景。
足が止まる。












御秘所を下る。












鎖で身体を確保。
下りの方が怖く感じる。












ガスがなくなり、次第に日が差すようになってきた。












少し気を抜いて足跡を外れると、腰まで落っこちる(笑)
抜け出すのが大変である。












大日岳にも日が差してきた。
モノトーンの世界に色が付き始める。












姥権現様。












草履塚から下る。












ガスがかかったり、晴れたりを繰り返す。












ふと、飯豊の本山を振り返ると、晴れていた。












だんだんと青空が出てきた。
奇跡?












8時40分、切合小屋に到着。
荷物を軽くすべく、休憩がてら、食料をいっぱい食べる。












1時間ほど休憩して、再び出発。
行きと同じく、尾根沿いの道を歩かず、御沢を直に下りた。
この時期雪のおかげで、足跡が残り、道の迷うこともなかった。












急斜面はシリセード。
弱力女は楽しんだようだ。
三脚マンのアウターズボンは、浸みてくるので我慢。
歩いて降りる。

今度は、防水スプレーをたっぷりかけておこうと思った。












地蔵岳に向かって稜線を歩く。












次第にガスに巻かれ、またまた、まっ白な世界に突入。












11時40分、地蔵岳に到着。
私たちには珍しく、早く歩くことができた。
展望がないと、モクモクと歩いてしまうためか?












飯豊の展望とはお別れ。

地蔵岳から下山する。
自足とシリセードでグングン標高を下げる。












カタクリの群生があった。
太陽が照ってないため、花は開いてなかったが、2日前には無かったはず。













日に日にドンドン雪解けとともに、高山植物が出てくるのであろう。












イワウチワ。












薄桃色がきれい。












登山道の両側に、いっぱい咲いている。
満開だった。












虫の攻撃に遭いながら、セッセと降りる。












タムシバの花。












タムシバのアップ。












ムラサキヤシオツツジ。












急坂に残る雪渓を慎重に下りる。












エゾエンゴサク。












ゼンマイ。












登山口近くの湿地帯には、ザゼンソウがアチコチに。












独特のにおいを発する。












虫を払いながらの写真は、とてもやりにくい。












14時10分、駐車場に到着。
無事下山。

タイガーバームの力も借り、虫の攻撃は少しは緩和できたか?

虫攻撃は半端ではないので、対策は必須です。















3日間の飯豊山行を、無事に終わらせることができた。
天気予報に反し雨に降られることもなく、稜線を歩く2日目に、いい天気に恵まれ、
とてもラッキーだった。

飯豊の山域は、とても大きく、歩くコースもたくさんある。
季節を変えれば、咲く花も違ってくる。

これからもきっと、何度となく、訪れることになるだろう。












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6 コメント

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Unknown (ぽっか)
2009-06-19 13:03:38
GW時期なのに山小屋占有・・いいですね!
GWは利用者少ないのでしょうかね。

雪山と花を一緒に味わえるなんて、
なんて効率のよいんでしょう、春の飯豊。
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ぽっかさん (三脚マン)
2009-06-20 05:36:20
コメントありがとうございます。

完全に、山小屋を占有してました。
雪の多いGWは意外に穴場かもしれませんね。

特に最終日(6日)は、山中で見かけた人は、ほとんどいませんでしたよ。
天気の予報が悪かったせいも、あるとは思うんですが。

>雪山と花
効率飯豊す(笑)

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腰まで (トシちゃん)
2009-06-20 22:23:06
ズボッと落ちた時に弱力女さんは助けに戻ってくれましたか?
心配で、心配で・・、眠れません(笑)

本山小屋内 同じ場所ですね~!
私のぬくもりはまだ有りましたか?
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トシちゃん (三脚マン)
2009-06-21 08:20:20
コメントありがとうございます。

驚くことに、助けに来てくれたんです。
私は今回相当くたびれてたようで、穴から抜け出すのに苦労してると・・・。
ひっぱり出してくれました。

会津駒ケ岳の時のトシちゃんたちみたいなの雰囲気はなったですがね(苦笑)

もちろん普段は、笑って眺められています(涙)←いえいえ、冗談ですから。

>ぬくもり
ありませんでしたよ。
しばらく行かれてないようなので、また、温めるために、飯豊の山にレッツゴーです!


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Unknown (バテバテジィ)
2009-07-27 07:19:44
雪解けの時期には、ブヨの発生が半端では有りませんからねぇ~

今度は小屋終いのあと位の、静かな飯豊を楽しんでみてください。

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輝ジィ~ジさん (三脚マン)
2009-07-29 00:27:29
コメントありがとうございます。

飯豊の登山口、ブヨがいっぱいいますね。
特に昨年の夏休み、ダイクラ尾根からの帰りの温身平では、息ができないほどでした。

その時学びまして、虫よけネットを携帯するようになりましたよ。

静かな飯豊、行きますよ!

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