最近、「次期リーダー養成プロジェクト」という施策のお手伝いをしています。
これは、近い将来リーダーになる予定の方に一定期間“現リーダーが担っている業務”の一部を委任、体験してもらいながら、ご自身に“リーダーシップ持論”を導き出していただくという施策です。
詳細なカリキュラムはここでは省きますが、だいたい以下のような流れでこの施策は進めていきます。
【1】体験学習の実践
次期リーダーに、リーダー業務を実際に体験してもらい、そこから教訓を得ていただく。
【2】リーダーシップに関するノウハウ・知識の移転促進
現在の上司(管理職、チーム・リーダーなど)の「リーダーとしての持論」を形式知化して
もらい、それを次期リーダーに伝承する。
【3】学習環境の確保
職場全体で「リーダーを育成する」という目的を共有し、次期リーダーへの「精神支援」
「内省支援」を確保する。これによりチームの一体感が育まれるという副次効果も期待。
【4】持論アプローチによる次期リーダーの土台形成
以上を踏まえて、次期リーダーにここで得た教訓をまとめてもらい、自身の「リーダー
シップ持論」を導き出してもらう。最後は次期リーダーが「リーダー業務を実践するとき
の自分なりのコツ」をわかりやすく伝えることができるかを見て評価する。
どんな仕事でもそうですが、机に座って勉強してそれができるようになるというものではありません。実際に役割・責任を担い、思考錯誤して業務を実践する。そして、そこから得た教訓を自分のモノとし次に活かしていくことが成長には欠かせないものです。
ただ、折角の機会でもあるし今回はこの期間、対象者の方には徹底的にリーダーシップについて“追究”してもらいたい。そう思って課題図書を出すことにした。
リーダーシップを追究するには、まだま物足りない気がしないでもないが、上記の施策から得た体験をここに出てくる理論や事実に関連づけていけば、かなりイケてる「リーダーシップ持論」を導き出てもらえるのでは?と期待している。
<私が選んだ課題図書>
※これは、私の座右の書でもあります。経営者、管理者に限らず、いろんな人に読んでもらいたいと思います。
※今回の施策のキモ「持論アプローチ」は金井先生が提唱されてます。
※SL理論(状況対応リーダーシップ)について書かれた本。我がグループの管理者研修でもこの内容をやっています。
※リーダーシップが主テーマではありませんが「組織活性化には何が必要か?」、この本で知って欲しいと思います。
※リーダーシップの発揮には“課題探求機能”“集団維持機能”の2つが必要です。それにはファシリテーションの習得が最適!これ、私の持論です。
これは、近い将来リーダーになる予定の方に一定期間“現リーダーが担っている業務”の一部を委任、体験してもらいながら、ご自身に“リーダーシップ持論”を導き出していただくという施策です。
詳細なカリキュラムはここでは省きますが、だいたい以下のような流れでこの施策は進めていきます。
【1】体験学習の実践
次期リーダーに、リーダー業務を実際に体験してもらい、そこから教訓を得ていただく。
【2】リーダーシップに関するノウハウ・知識の移転促進
現在の上司(管理職、チーム・リーダーなど)の「リーダーとしての持論」を形式知化して
もらい、それを次期リーダーに伝承する。
【3】学習環境の確保
職場全体で「リーダーを育成する」という目的を共有し、次期リーダーへの「精神支援」
「内省支援」を確保する。これによりチームの一体感が育まれるという副次効果も期待。
【4】持論アプローチによる次期リーダーの土台形成
以上を踏まえて、次期リーダーにここで得た教訓をまとめてもらい、自身の「リーダー
シップ持論」を導き出してもらう。最後は次期リーダーが「リーダー業務を実践するとき
の自分なりのコツ」をわかりやすく伝えることができるかを見て評価する。
どんな仕事でもそうですが、机に座って勉強してそれができるようになるというものではありません。実際に役割・責任を担い、思考錯誤して業務を実践する。そして、そこから得た教訓を自分のモノとし次に活かしていくことが成長には欠かせないものです。
ただ、折角の機会でもあるし今回はこの期間、対象者の方には徹底的にリーダーシップについて“追究”してもらいたい。そう思って課題図書を出すことにした。
リーダーシップを追究するには、まだま物足りない気がしないでもないが、上記の施策から得た体験をここに出てくる理論や事実に関連づけていけば、かなりイケてる「リーダーシップ持論」を導き出てもらえるのでは?と期待している。
<私が選んだ課題図書>
指導者の条件 | |
松下 幸之助 | |
PHP研究所 |
※これは、私の座右の書でもあります。経営者、管理者に限らず、いろんな人に読んでもらいたいと思います。
リーダーシップ入門 (日経文庫) | |
金井 寿宏 | |
日本経済新聞社 |
※今回の施策のキモ「持論アプローチ」は金井先生が提唱されてます。
1分間マネジャー―何を示し、どう褒め、どう叱るか! | |
K.ブランチャード,S.ジョンソン | |
ダイヤモンド社 |
※SL理論(状況対応リーダーシップ)について書かれた本。我がグループの管理者研修でもこの内容をやっています。
フィッシュ!―鮮度100%ぴちぴちオフィスのつくり方 | |
スティーヴン・C・ ランディン,ジョン・クリステンセン,ハリー・ポール | |
早川書房 |
※リーダーシップが主テーマではありませんが「組織活性化には何が必要か?」、この本で知って欲しいと思います。
ファシリテーション入門 (日経文庫) | |
堀 公俊 | |
日本経済新聞社 |
※リーダーシップの発揮には“課題探求機能”“集団維持機能”の2つが必要です。それにはファシリテーションの習得が最適!これ、私の持論です。
まず、今社内に何を情報として発信すべきかを考えることが、アンテナを立てさせますよね。それが企画力育成につながるでしょう。そして自分が立てたテーマに基づいて、社内外でいろいろキーマンから話を聴くことが「聴く力」を育成する。
もちろん、そうした行為を通じて、次代のリーダーとして必要なネットワークを育む。という企画をまとめたことがあります。よかったら、参考にしてください。
“社内報”の活用は、人材育成、組織活性化など、様々なシーンで活用が可能だと思います。単に広報担当まかせにするのではなく、育成対象などの主体者に社内報をつくらせることがポイントだと思います。
以前読んだ酒井穣著『「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト 』にもよく似た事例が書いてありました。(※ここでは対象が“新入社員”だったと思いますが)
結論。
竹林さんのご提案は有効だと思います。
ただし、企画元どこまでこのことにリーダーシップを発揮してくれるか?ここにかかってくると思います。
実のところ、私たちが一番苦労しているのがココなんです。