ここ数年、企業内研修を自社社員をトレーナーにして実施する、いわゆる“内製化”の動きが主流となってきているようです。
かく言う私も、事業会社で人事部研修課の課長をやっていたとき、経費削減と社内に“社員同士が教え合う”学習する組織づくりに取り組んできました。
しかし、すべてが自前でできるとは考えていません。
教育対象者によって、また、研修のテーマによって、自前でやる方が効果的なものと、やはり、外部のリソース(教材、プログラム、講師)に頼った方が効果的なものがあり、この区分けをする目利きが大切になってくると思っています。
以下は私なりの分類です。
【自前でやった方が効果的なもの】
(内容)
・会社の制度、ルール、歴史、企業理念に関する学習
・業務知識、業務スキルに関する学習
・評価制度の仕組み、運用等にかかわる学習
・ビジネススキル(マーケティング、財務、コーチング、ロジカルシンキング)の学習
(対象)
・新入社員から初級管理職層
【自前でやるより外部のリソースに頼った方が効果的なもの】
(内容)
・意識変革を必要とする学習
(対象)
・リーダークラスから上級管理職層
社内リソース(社内トレーナーや上級幹部)による自前研修での知識学習、スキル学習は、教える人、教えられる人双方が学び、研鑽できるため、少々負担が大きくても、これを推し進めることが、学習する組織づくりに役立つのではないかと思います。
しかしながら、社員の主体性や自律当事者意識、上級幹部の意識改革を行おうとする際は、以下の点がネックとなり、目的達成の妨げとなるケースがあります。
・社内的な影響力を持つ人(人事部員、上級幹部)がファシリテーターとなる
⇒ 本音では納得してないけど、上辺だけ意識変革したフリをする人が出てくる。
・上級幹部の意識変革をそもそも担える存在が社内にはいない
⇒ そもそも上級幹部に問いかけたり、訓示を述べたりできるのは、経営トップか、
役員ぐらいしかいません。人事担当といっても、この任は非常に重いものです。
よって、社員の意識変革、このテーマに限って言えば、第三者たる外部の講師、プログラムを活用した方が、目的達成のためには効果的なチョイスだと考えます。
さて、以上は私の個人的見解です。
「いや、そうじゃない」というご意見、その他ご感想などあれば、お気軽にコメントください。
かく言う私も、事業会社で人事部研修課の課長をやっていたとき、経費削減と社内に“社員同士が教え合う”学習する組織づくりに取り組んできました。
しかし、すべてが自前でできるとは考えていません。
教育対象者によって、また、研修のテーマによって、自前でやる方が効果的なものと、やはり、外部のリソース(教材、プログラム、講師)に頼った方が効果的なものがあり、この区分けをする目利きが大切になってくると思っています。
以下は私なりの分類です。
【自前でやった方が効果的なもの】
(内容)
・会社の制度、ルール、歴史、企業理念に関する学習
・業務知識、業務スキルに関する学習
・評価制度の仕組み、運用等にかかわる学習
・ビジネススキル(マーケティング、財務、コーチング、ロジカルシンキング)の学習
(対象)
・新入社員から初級管理職層
【自前でやるより外部のリソースに頼った方が効果的なもの】
(内容)
・意識変革を必要とする学習
(対象)
・リーダークラスから上級管理職層
社内リソース(社内トレーナーや上級幹部)による自前研修での知識学習、スキル学習は、教える人、教えられる人双方が学び、研鑽できるため、少々負担が大きくても、これを推し進めることが、学習する組織づくりに役立つのではないかと思います。
しかしながら、社員の主体性や自律当事者意識、上級幹部の意識改革を行おうとする際は、以下の点がネックとなり、目的達成の妨げとなるケースがあります。
・社内的な影響力を持つ人(人事部員、上級幹部)がファシリテーターとなる
⇒ 本音では納得してないけど、上辺だけ意識変革したフリをする人が出てくる。
・上級幹部の意識変革をそもそも担える存在が社内にはいない
⇒ そもそも上級幹部に問いかけたり、訓示を述べたりできるのは、経営トップか、
役員ぐらいしかいません。人事担当といっても、この任は非常に重いものです。
よって、社員の意識変革、このテーマに限って言えば、第三者たる外部の講師、プログラムを活用した方が、目的達成のためには効果的なチョイスだと考えます。
さて、以上は私の個人的見解です。
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