徒然日和

好きなものは自信をもって好きと言いたい!
なので批評は真剣に。容赦はしません(笑)

SPドラマ「教場Ⅱ」を見終えて

2021-01-05 11:17:21 | 日記
1月3日、4日に放送されたSPドラマ「教場Ⅱ」を見終えました。
昨年の同時期に放送された「教場」から、待ちに待った続編。
今回の放送が決定したとき、私は正直「そりゃそうだろ!」と思いました。
1年前の結末は余韻が残りすぎ。
木村拓哉演じる、風間教官(風間公親)の失明した事件の背景が語られなかったことに、特にもやもやっとしていました。
“警察を恨んでいる”のに、何故、警察官を育てる警察学校の教官という、警察の人間として働いているのかも気になったままだったし…。
しかし、そんな風にもやもやするのも「教場Ⅱ」を見るまで!
やっと全ての真実が明らかになるんだと思い、期待して視聴しました。
もっと詳しく書きたいところですが、ネタバレになりますのでこのあたりで。
※↓↓以降、簡単な批評になります。


木村拓哉の脱キムタクとなった作品
ド素人の一般人が、ベテラン俳優について語るのもあれだが、この「教場」(Ⅱも含む)という作品は、木村拓哉が脱キムタクに成功した傑作だと思う。
彼の主演してきた作品を少なからず見てきた私は、どうも“キムタク感”が漂っているように感じていた。
演技力は申し分ないのだが、結局は“何を演じてもキムタク”という概念がどうしても漂ってくるのだ。
「半沢直樹」に追い抜かれるまで、平成ドラマ史の最高視聴率を維持し続けた「ビューティフルライフ」、シーズン2放送から映画化まで果たした「HERO」…彼が主演を務めた作品は多々ある。
しかしどれにおいても、「やっぱりキムタクだなぁ」という感じ。
つまりはオレ様で自己中、でも何処か憎めず、不思議と周りを惹き付けさせる、というコンセプトが、その演技力を凌いでしまっている感じ。
だが昨年、私の中でこのコンセプトが一気に崩れ落ちた気がした。
一番に目を引く白髪。一切の無駄のない口調と動作。
そして何より驚かされたのは、ピクリとも動かない表情筋。
彼が全く笑顔を見せないという役は、果たしてあっただろうか。
今だかつて見たことのなかった、“笑わない男”を演じきった彼が、今後はどんな役を演じてくれるのか。
大いなる期待に胸が高鳴った。
(徒然日和)





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