経年劣化とエージング効果
この話は実験により証明された話ではありません。個人的な感想ですのでその点はご承知おきください。
素材は年を経ると経年劣化していきますね。
しかし寺社仏閣やお城、歴史的建造物は年を経ているにもかかわらず、その年月が味になっているように思います。
ひとのしわがその人の人生をあらわしているように、またそのひとのいままでの経験が表情に出るように
素材自体が味になっているように思います。
漆喰や木材など私が使用する床・壁・天井などの自然素材は年を経ても味になるように感じています。
一方偏見かもしれませんが、いまのお家づくりに使われている新建材は、完成した時点が一番きれいな状態ですが
年を経ることに劣化していくように感じています。
例えば、合板のフローリングは表面がはがれると下地の合板が出てしまったり、プラスチック素材の幅木は
数年後に一部がはがれてしまったりと経年劣化してしまうように思います。
これは長年自然素材ばかりを取り扱う建築士としてのひいき目かもしれません(笑)
しかし自然素材は年を経ても、その年月が味となるように思います。
ぜひ住み心地見学会などでその点は体験してみてください。
ひと・すまい・くらし一級建築士事務所
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