電磁波セミナーを開催させていただき気づいたこと、あれこれ

6月後半からzoomによる無料電磁波セミナーを開催しております。
セミナーは5，6名程度の少人数で開催しております。

大規模のセミナーは情報を一方通行にお伝えすることが多くなりますが、少人数にさせていただくことで参加していただいた方が「なぜこのセミナーに参加されたのか？」、「電磁波のどのようなことが気になっているのか？」をお聞きすることで、疑問に思っていることをきちんとセミナー内でおこたえできるようにしております。

セミナーを開催させていただき、気づかせていただいたことは、電磁波のことをご存じない方がほとんどということでした。

加えて、NETの情報により「電磁波は危ない」と思い込んでいる方も多くおられました。

電磁波につきましては「根拠のない」情報があまりにも多くNETには投稿されております。
その「根拠のない」情報にもかかわらず「参考になります」というコメントを投稿したり、「シェアさせていただきます」とシェアしている方もとても多いです。
ある投稿では私からしますと根拠のない電磁波情報でしたが、200以上のいいねがあり、70人以上の方がシェアしておりました。

このように根拠のない情報が広がっていくのでしょう。

実際に投稿された電磁波の危険性について、私自身自宅で同じ実験をさせていただき、電磁波の変化を確認させていただいたこともございます。
また科学的に投稿された内容が、電磁波の特性上、あり得ない情報ということも確認した事例もあります。
しかし私は「他者を批判しない」というスタンスでおりますので、それらの投稿に対して反対意見を投稿したり意見することはありません。

その理由の一つとして、根拠のない投稿がすべて嘘とは言いきれない、ということもあります。
いまの技術、いまの科学では証明されていない事実もあるかもしれないためです。その投稿者は現代人では感じることができない何かしらを感じて投稿している可能性も否定できません。

例えば「電子レンジ」の危険性について、「冷蔵庫」になにかしらを行うと電磁波が増幅されるという投稿に対して、私がもっている比較的高性能と言われる測定器で測定して確認したりもしておりますし、科学的に証明されたり歴史的に間違った投稿をされている場合もあります。
しかしもしかしましたら、この測定器では測定できない「なにかしらの電磁波」が出ている可能性は否定できない、現代の科学では証明できない何かしらがある可能性も否定できないと考えるためです。

しかし私は技術者ですので、きちんと自身で証明できる情報のみをお伝えするようにしております。

加えまして、電磁波は目に見えません。
不安をあおることで高額な商品を売りつける商法も存在するようです。つまり目に見えない電磁波はお金になるのです。

もちろんそれらの商品のすべてがニセモノとは言いません。言えません。
ただこちらも測定器できちんと電磁波が軽減していることを証明できない商品も残念ながら存在します。

先日もうん十万円の電磁波対策商品をお持ちの方のお家の電磁波を測定させていただきました。
残念ながらその商品がある、なしで電場、磁場共に変化はありませんでした。
こちらにつきましてもまだ証明されていないなんらかの効果もあるかもしれませんので、購入されることに対して私はなにも口出しすることは致しません。

しかしあまりにも高額な商品を購入されていたり、調査に高額な費用を請求される、というお話をお聞きします。
その前にまずは電磁波の基本知識を身に付けてからにされてはいかがでしょう？とお伝えしたいと思います。

またどうしようもないことに対して不安をあおる投稿も多いですね。
特に５Gなどの高周波の影響について、その危険性を訴える投稿も見受けられます。
５Gは危険だ、と訴えるのはよいと思いますが、ではどうしたらよいのでしょう？
その結論がないまま、危険だ、危険だ、と訴えている投稿があります。

ちなみに5Gの28GHzのミリ波が本格始動を開始するのは2024年からと言われています。もちろん28GHz帯の危険性は様々な大学の研究で危険性が示唆されていることは存じ上げております。
危険だ、危険だと訴えている方は、国や自治体に訴えて阻止しようとしているのでしょうか？であればきちんと目的を明記して、反対運動をするなどの行動をすればよいのではないかな、と思います。
目的も明記しないまま「危険性」だけを投稿することは不安をあおるだけになってはいないでしょうか？

また、その上で「高周波」に効果がある高額商品の販売がセットにされている場合もあるようです。

もう一つ、気づいたこととしましては「目に見えない電磁波」ですので、NET情報により「電磁波は危険」「電磁波は危ない」と思っていた方が
私のセミナーに参加していただき、電磁波の基本的な性質、あくまで私が測定した個人的な事例、経験のお話をさせていただきますと、
「新井さんのセミナーを聞いて安心しました」、「うちはマンションなので影響がないと知り安心しました」というコメントもいただきました。

私からはすぐに返信させていただきました。話を聞いただけで安心するというのは、NET情報を見て「電磁波は危険」「電磁波は危ない」と思っていることと
同じことです。まずはご自宅の状況を知ることが大切です、とお話しさせていただきました。
鉄筋コンクリートや鉄骨造の場合は鉄筋がアースの役目をはたしてくれている場合もあり、床の電場が比較的低い場合もあります。
しかしこれはあくまで、低い場合もある、ということで、みなさまのお家の床が低いということではありません。
まずは測定してみましょう、その上で安心していただく数値であれば、安心していただく。高い数値のマンションもありますし、電場ではなく磁場が非常に高いマンションもございます。
電磁波は目に見えませんので、その家その家で測定してみないとわかりません。「安易に安心しない」ということも大切です。
私のセミナーでは「私の情報も含めて」信頼に足る情報なのか？ご確認ください、とお話をしております。

私は化学物質過敏症の方の家づくりや電磁波過敏の方の家づくりのお手伝い（設計業務）をしております。
その関係から対策が必要な場合は個別対応させていただくことは可能です。

しかし化学物質過敏症の方の場合は反応する物質はひとそれぞれですので、これが正解という素材や納まりはありません。
電磁波につきましても同じです。どのような対策が必要か？につきましても、その方によりまして対応はかわってきます。

まずは電磁波の基本的な情報を知っていただき、その上でご自宅の現状を調べ、対策が必要な場合は対策を講じる。

みえない電磁波に、そして根拠のない情報に惑わされることなく、私の情報だけで安心することもなく、まずは事実（現状）を知ることからはじめてはいかがでしょう。

ご興味ありましたら、ご友人・知人の方を含め5名～10名程度でありましたら個別にセミナー開催させていただきます。
zoomでしたら無料で構いません。リアルセミナーの場合はご自宅をお借りできれば、交通費のみで対応可能です。
ご自宅の電磁波調査も同時に行う場合は測定費用が必要となりますが、同時にご友人・知人に向けたセミナーを開催させていただくことも可能です。

私への費用は交通費（測定する場合は測定費用も必要となりますが）のみで構いません。

まずは現状をしりましょう。

セミナーは2時間程度。測定は広さにもよりますが2時間程度をお願いしております。
※個別相談がある場合は3時間程度必要となる場合もございます。

ご興味ある方はお気軽にご相談ください。