建築士だからわかる〇〇教えます

おうちの暑さ対策-つづき-

私は大地を守る会(現オイシックスラ大地)の自然住宅チームにおりました関係で、一級建築士ではありましたが、会員様へ他の設計事務所さんや工務店さんを紹介したり、会員様へコンサルしたりしておりました。また素材に対する安全性の確認に加え、建材を大地が窓口となり提携工務店さんや提携設計事務所へ納品する形をとることにより共同購入と同じようによいものを適正価格でご提供できる仕組みづくりをしておりました。

そのような業務をしていた関係で様々な工務店さんや設計事務所の先生のお話を聞く機会や様々な取り組みをしている先生方のお話を聞く機会がありました。

その中のひとりの先生のお話。

その先生は家の東と西には窓を極力設けないと言います。
それは太陽高度(地平線からの太陽の高さとお考えください)が日の出からお昼の太陽が一番高いところに移動する(本来は地球が自転している)間は、太陽高度が比較的低い位置のため、軒の出の影響を受けず、太陽の光や熱が室内に入り込んでしまうことを防ぐため、とのことでした。
私もこの考えには賛成で、特に西日はなるべく室内に取り込まないように設計を心がけています。東側の窓は私は比較的とるようにしています。朝の光は考え方ではありますが目覚めや気持ちの良い朝を迎えるために必要と考えるためです。

先生のお話に戻ります。
また南側には軒の出をしっかり確保した上で大きな開口を設け、風をふんだんに取り入れ、北側には低い窓を設けて風を抜けさせると同時に、北側の冷えた空気を室内にとりこむ設計をする、とのことでした。風抜きのために二階上部にもトップサイドライトを設けます。
温められた空気は上昇します。北側の比較的冷えた空気を室内に取り込む仕組み、ということですね。

南側には樹木や緑のカーテンをする。

というものでした。

私もこの考えには賛同で、もしも室内をリフォームするということに躊躇される方は、太陽光の影響を受けやすい窓前などに樹木や緑のカーテンなどで対応することも一案と思います。

信頼のおけるガーデンニングのプロもご紹介できますのでお気軽にご相談ください。

ひと・すまい・くらし
 新井 伸宏


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