ド素人のFx投資☆ 難しいチャート分析はやめて市場の空気を読む!

Fxとは外為証拠金取引のこと。高度なチャート分析は素人には難しすぎます。市場心理を読んで勝ち組素人を目指します!

来週の相場見通し 2007.7.2-6

2007年06月30日 14時52分56秒 | 来週の相場見通し
【現状分析】
6/26の日本当局の発言がきっかけで仕掛け的な円買いが起こり、27日のNY午前までだいぶ下げた。しかし27日のNY株が反発したことで円は急速に売り直され、FOMCを無難に通過して円は一段安。ただ、29日のNY株がザラバで大幅下落する場面では円買いが先行し、未だNY株との連動状態。今後もNY株に一喜一憂する展開が続くと思われ、難しい対応を迫られそうだ。さすがに中国株との連動はなくなってきたが、米中貿易摩擦はそれなりに要警戒。

また、円ショートは相変わらず高水準で、反転エネルギーは今年2月末の世界同時株安の時と同等だ。週中の円高のように、盤石に見えた円売りの空気にもやや変化が出始めているのかもしれない。ドルはFOMCで早期利上げ観測が後退し、金利低下で本格的なドル安になりそうな勢いである。対円でも相当上値の重い展開が続くと思われ、場合によっては122円台への下落もあり得そう。ユーロはドルの弱さにより上げていて、再び1.36ドル台を目指す展開が続いている。ポンドも早期利上げ観測とドルの弱さにより再び2.00ドル台に突入し、さらに上を目指す展開。豪ドルは対円で一時105円乗せも失速、一段の上値追いにはやや材料不足か。NZドルは直近高値更新後に失速、介入も警戒されるので押し目買いを徹底したい。カナダは最近の経済指標が冴えず、インフレの加速も見られないことから上値は追いづらい。スイスは経済好調で、当局のスイスフラン安牽制発言が続き、堅調な展開が見込まれる。


【来週の見通し】
来週は月に日銀短観が発表されるが、弱い場合のみ円売り材料になるぐらいだろう。

ドルは月木の景気指標、金の雇用統計と失業率が注目される。良い数値が出てNY株式市場が好感するようであれば、円売りに追い風となる。

ユーロは火のPPI、失業率、水の小売売上を見ながら、木のECB政策金利発表となる。政策金利は据え置きだろうし、今までのパターンからしてあまり材料にならないだろう。

ポンドは木の政策金利に注目、利上げでも据え置きでも動きがありそうだ。

豪ドルは火の小売売上、水の政策金利、貿易収支に注目で、上値追いの材料になるか。

NZドルは特に指標はなく、介入の可能性を睨みつつ下値を拾う戦略になろう。

カナダは木の景気指標、金の失業率で、先々週の小売売上と先週のGDP下ぶれの汚名返上なるか。

スイスは月の景気指標、火のCPI、金の失業率で一段の上昇なるか注目したい。


短↑↓ドル円 :123.9と122.4(状況により123.0)付近で逆張り
↑ EURドル :買い
↑ EUR円 :165.5付近で押し目買いか167抜けで追っかけ買い
↑ ポンドドル:水までは買い、以降政策金利に注目
↑ ポンド円 :246.2付近で押し目買いか248抜けで追っかけ買い、木以降政策金利に注目
短↑ 豪ドル円 :104.2付近で押し目買い目標105.0付近、水に利上げあれば買い
短↑ NZドル円 :介入後の押し目買い短期
× カナダ円 :水まで様子見、以降指標次第
↑ スイス円 :99.5-100.0付近で買い目標100.8付近、101抜けで追っかけ買い
※NY株は常に注目、大幅下落には要注意。なお、水は米国独立記念日でNY休場。

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カナダドルが荒っぽい

2007年06月29日 23時59分34秒 | 投資談義
どうやら仕掛け的なドル売りが対カナダドルで出たようで、ごく短時間でカナダドルが117.5円程度まで上昇した後、あっという間に切り返し手元の水準に戻り、その後、カナダのGDPが予想を下回ったことで投げ売りが加速しました。

今日は115-116円レンジ上限で打診的に売りを入れましたが、レンジを上にブレークでストップアウト、追っかけ買いをしましたが下落局面でストップアウト、さんざんな目に遭いました。それにもめげずに、116円を割り込む直前で再度売りを入れましたが、思いの外走らず強制クローズ。恐らく、長らくもみ合っていた115-116円あたりか116-117円あたりのどちらかのレンジに入るような気がします。

最近弱い指標が目立って上値が重かったわけですから、ちょっと無謀な買い上げだったと言えます。とはいえ、ドルも弱いことに変わりがなく、積極的にカナダドルを売り込むこともできないはずです。とにかく、これで市場も目が覚めたでしょうから、落ち着きを取り戻すだろうと思います。

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NY株高で円買い失速の解釈

2007年06月28日 23時15分42秒 | 投資談義
本年2月末の世界同時株安以降、みんながトラウマになったらしく、株と為替の連動性が高いです。特にサブプライム問題がらみで米経済の先行き見通しが右往左往する中、NY株が上げれば円売り、下げれば円買いという法則。投資ってそんな単純なのか?と言いたくなるけど、事実はそうなっているのだから仕方ありません。

昨日はNY午後に一気に100ドル近く上昇し、それとぴったり歩調を合わせて急激な円安となりました。朝起きてびっくりした人も多かったのではないでしょうか(私もその一人ですが)。寝る前にストップバイでも仕込んでおけば良かったと思いますが、NY株が途中で切り返して下げたら円高再開になるわけで、結果論はやめておきます。

結局のところ、一昨日も書いたように、サブプライム問題に「不安」な状態のところへ日本の当局が円安牽制とも取れる発言(実際には今までとさほど言ってることは変わらない)があり、対円でのドル売りの口実にされ、それをキャリー巻き戻しと騒ぐものだから、暴れん坊将軍の欧州勢が仕掛け的な円買いを実行し、慌てた他の短期筋や便乗組が追随したというのが真相だと私は思います。

いずれにしても、NY株高で円買いパーティーは一旦終了、本日深夜のFOMCに注目です。今のところ、案の定ドル円の戻りが鈍いです。ポンド、ユーロ、スイスフランの欧州通貨もドル円が戻さないと戻りは厳しそうです。FOMC後にNY株が大幅高になれば全値戻し以上に円安となる可能性もあると思いますが、逆もあり得ます。果たしてどうなることやら。楽しみです。

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不安が不安を呼ぶ悪循環

2007年06月27日 23時34分50秒 | 投資談義
米国のサブプライム問題再燃で投資家心理が不安になっていたところに、日本の当局がチクリと針を刺したらドル売りが出たのが昨日。これを各所でここぞとばかりに円キャリー巻き戻しだのと騒ぐものだから、暴れん坊の欧州勢が投機的な円買いを連日のように仕掛け、一時的にしろ本当に円キャリーの巻き戻し相場を作ってしまった、といったところでしょうかね。

なんだかんだ言って、現実には米株が大きく下げ込んでいっているわけではないわけで(レンジ相場に見えます)、まだ「不安」の域を出ていません。不安というものはいつの時代も過剰に増幅されます。短期的には円買い優勢になるかもしれませんが、市場の空気が和らいできたらそろりそろりと円売りを再開するのが賢い戦略と思います。

NY株が反発すれば投資家心理は改善に向かうと思いますが、そういう意味で明日のFOMCの声明は注目ですね。過日発表されたベージュブックのように、声明がインフレ警戒姿勢を和らげるものだと、金利先高感の後退から債権売り&長期金利低下となり、さらには景気刺激策への期待から株高となるような気がします。なお、本日のNY株も下げて始まっていますが、レンジ下限の132000ドルを割り込んでいくようだと弱気に大きく傾きかねないので要注意ですね。今はドタバタ騒ぎの市場を尻目に、一休みするのがいいかもしれません。

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果たして円キャリー巻き戻しなのか?

2007年06月26日 23時11分54秒 | 投資談義
日本当局の発言がきっかけで、円キャリーが巻き戻され円高になった。・・・とあちことで説明されていますが、実際のところはどうなんでしょうか。ドル円は確かに軟調に推移し、123円割れまで円が買われました。ではクロス円はどうかというと、やはり軟調で円高進行。ところが、各通貨の対ドル相場を見ると、ドル安が進行しています。円キャリーの巻き戻しなら、円高ドル高になるはずで、はて?という感じです。

唯一、円高ドル高が進行した時間が欧州時間早朝です。ということは、円キャリーを巻き戻したのは欧州勢の一部だけということになります。こうした状況から、今の市場の空気はドル安ということではないでしょうか。サブプライム問題、NY株安懸念がくすぶっている中で、円に対してもドル安に動いた、ということだと思います。日本当局の発言は大義名分にされただけでしょう。

現時点で、日本がNZのように為替介入するとは考えられず、押し目らしい押し目もないまま急速に円安を進めるのは良くない、というところではないでしょうか。長くても2,3日して落ち着けば、また円安ドル安が再開するのでしょう。ただ、ドルが改めて弱くなっているので、ドル円は堅調ながらも上値は相当重くなったかもしれません。

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NZドルの介入

2007年06月25日 22時35分13秒 | 投資談義
今日の東京時間にはNZ中銀の介入はなかったようです。金曜NYクローズ前の急落がNZ中銀の介入かどうか憶測が飛び交っていますが、いずれにせよ押し目買いスタンスを継続したいですね。徹底的に介入してくる可能性はほとんどないと思います。輸入物価の上昇からインフレが加速しかねないからです。

他通貨が堅調でNZドルだけが急落したときは底値で拾い、NZドル・ドルのレートが高値を付けたときは撤退するという戦略が良いと思います。ただ、ドル円が軟調なときは控えた方がいいかもしれません。

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来週の相場見通し 2007.6.25-29

2007年06月24日 13時00分11秒 | 来週の相場見通し
【現状分析】
今週は6/20から米国サブプライム問題からヘッジファンド破綻懸念でNY株大幅安も反応薄。投げ売っても本邦勢が執拗に買うので、局地的な原因による株安では動じなくなったのだろう。サブプライム問題はだいぶ聞き飽きた感があり、多少のファンド破綻では米経済は揺らぐまい。

5/10のNY株安、5/18の中国金融政策(中国株安→NY株安の連想)、5/24、6/4あたりのNY株安。5/10は単なる調整、5/18は見せかけ、5/24は新築住宅好調で利下げ後退による調整。5/29の中国株印紙税で中国株安→NY株安連想も杞憂に終わり、6/4の週は前半にバーナンキが住宅市場調整継続発言でNY株大幅安も戻して、結局全部往って来い。他の波乱要因はイラン?原油高→インフレ→株下落、有事のドル買い?などそのうちありえるかも。

とはいえ、そろそろ円ショートがふくらんできたようで、反転エネルギーはたまってきた。今のところ円売りは盤石に見えるが、方向転換の兆しには敏感になっておきたい。

ドルは長期金利上昇で対円では強いが、他通貨ではやや軟調気味だ。ECBは引き締めバイアス継続も当面様子見な感じで、ドルの弱さによりユーロが上げている。BOEは僅差での据え置きで早期利上げ観測、ドルの弱さも手伝ってポンドは堅調推移。豪ドルは105円乗せで達成感あり、上値追いには新たな材料が欲しいところ。NZドルは対ドル高値で必ず介入があるようで、押し目買いが絶対条件。カナダは卸売りと小売(特に住宅関連商品)が弱く、インフレの加速も見られないので膠着状態。スイスは成長加速で早期利上げ観測から急伸、今まで売られてただけに上値余地大か。


【来週の見通し】
来週は金に日本のCPIと失業率があるが、よほどのことがない限り材料視されないだろう。

ドルは月火の住宅と景気指標、木のGDP後にFOMCがあり、特にGDPとFOMCは要注意。GDPが弱すぎるとサブプライム再燃中だけにリセッション懸念拡大から円買い戻しの可能性。FOMCはインフレ警戒スタンスに注目、先週のベージュブックでは和らいでいた。インフレ警戒を弱めるとNY株高円安ドル安、警戒維持はNY株安ドル高クロス円不安定。

ユーロは金の景気指標、CPIに注目、米指標と併せて対ドルの強弱感に左右されよう。

BOEは一応金のGDPに注目も、早期利上げ観測からポンドは堅調な展開になるだろう。

豪ドルは火の景気指標ぐらいで、105円乗せの達成感もあってレンジ入りするかもしれない。

NZドルは水の貿易収支で介入理由の輸出部門、木の経常収支、住宅指標、金のGDPに注目。

カナダは金のGDPに注目、小売売上が弱かっただけにこれも下ぶれると一時下落波動入りか。

スイスは水の景気指標に注目、強いと上昇に勢いがつく可能性がある。


 ↑ドル円  :買い
 ↑EURドル  :水までは買い、以降FOMCに注目
 ↑EUR円   :買い
 ↑ポンドドル:水までは買い、以降FOMCに注目
 ↑ポンド円 :買い
短↑豪ドル円 :押し目買い短期利食い
短↑NZドル円 :介入後の押し目買い短期利食い
↑↓カナダ円 :木まで戻り売り&押し目買いのレンジ売買、以降指標次第
 ↑スイス円 :買い、ただしあまり深追いは禁物、まだ金利は低い

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よく使う略語

2007年06月23日 18時31分07秒 | 用語解説
(この記事は上書き更新します)
私がよく使う略語を書いておきます。記事の中で他に謎の略語を見つけたら指摘してください^^;意味はヤフーか何かで検索かけるとすぐ見つかると思います。

BOE:英国の中央銀行
CPI:消費者物価指数
ECB:欧州中央銀行(ユーロ圏の中央銀行)
EUR:ユーロ
FOMC:連邦公開市場委員会(米国の政策金利を決定する委員会)
FRB:連邦準備制度理事会(日銀の米国版みたいなもの)
GDP:国内総生産
NY株:ニューヨークダウ平均株価
NZ:ニュージーランド
PPI:生産者物価指数
往って来い:相場が一方向に大きく動いた後、短期で元の水準に戻ること。
豪:豪州。オーストラリア。
バーナンキ:FRBで一番偉い人(議長)。

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投資スタンス -My Strategy5-

2007年06月22日 17時58分11秒 | 基本戦略
投資スタンスは人それぞれあると思います。うまくいっている方は、そのまま続けるのがいいと思います。私の場合はこんな感じです。うまくいっていない方は、参考にしてみて下さい。

【鉄則1 為替差益こそ醍醐味】
売りでも買いでも、市場の向かう方向に乗っかります。その方向への動きが続く限り、ひたすら乗り続けます。そうやって積極的に為替差益をねらいます。ただ、危険を察知したら撤収に向かうので、結果的にポジション保有期間は長くても2週間程度になってしまいます。平均すれば数日ぐらいでしょうか。スワップはおまけ程度にしか考えません。マイナススワップでもどうせ短期売買なのでお構いなしです。

【鉄則2 利食いはのんびりと】
乱高下する相場やレンジ相場を除いて、利食いのターゲットは定めません。利は伸ばせ、の格言に従った方が儲かります。危険を察知して撤収しても、危険が杞憂だと分かれば、再度参戦します。

【鉄則3 手のひらは返すもの】
一つの考え方にしがみついていると、臨機応変に対処できません。相場が手のひらを返したのなら、自分も手のひらを返して流れに乗っかります。

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やり過ぎに注意 -My Strategy4-

2007年06月21日 17時33分52秒 | 基本戦略
人間は基本的に欲張りなので、あれもこれも手がけたくなります。しかし、ド素人には能力に限界があるので、あまり手を出しすぎると自滅します。いざというときに対応できる範囲でポジションを持つようにしています。私の場合はこんな感じです。

【鉄則1 ポジションはゆとりを持って】
Fxはレバレッジを効かせられるので、手持ちの資金を保証金として何十倍~何百倍の投資ができます。ポジションは少なめにし、多少思惑と逆方向に動いたときにナンピンや両建てなど機動的に動けるようにしています。

【鉄則2 手がける通貨の種類を増やしすぎない】
ドル、ユーロ、ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、スイスフランで十分です。そのうち、ポジションを取るのは多くても5ペアぐらいです。あんまり増やしても分析する時間がないし、全通貨が一斉に動くような材料が出たときなど素早い対応ができません。

【鉄則3 ストップは必ず設定】
24時間相場を見張っているわけにはいかないので、ストップは必ず付けます。テロや天災など、いつ何が起こるか分かりません。指値や逆指値での参戦にも、IFDONEやIFOCO注文を利用して必ずストップを入れておきます。そうすることで無駄な損失を防ぎ、ひいてはポジションのゆとりを常に確保することができます。

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