大通りから二筋ほど中に入った京都西陣の一角、
木造民家が建ち並ぶ静かな場所に
300年近く続く料亭『萬亀楼』があります。
特別な表札があるわけでもなく
目印は風に揺れる暖簾だけ。
知らない人はおそらく素通りしてしまうでしょう。
打ち水された玄関
奥へ続く細長い廊下
季節の草木が茂る中庭
隅々までゆきとどいた大広間
40年程前、一般家庭から嫁いでこられた大女将のお話が印象的でした。
「嫁いで直ぐは大変どしたけど 自分の居場所を作ろう思ったんどす。
そしたら 毎日が楽しゅう(楽しく)なりました。」
自分の居場所とは隠れてひとりになる場所のコトではなく
自分の存在感をしめせる場所のコト、自分が必要とされるコト。
大女将の場合は家族と従業員の分のご飯を作る、
それが「居場所」だったそうです。
木造民家が建ち並ぶ静かな場所に
300年近く続く料亭『萬亀楼』があります。
特別な表札があるわけでもなく
目印は風に揺れる暖簾だけ。
知らない人はおそらく素通りしてしまうでしょう。
打ち水された玄関
奥へ続く細長い廊下
季節の草木が茂る中庭
隅々までゆきとどいた大広間
40年程前、一般家庭から嫁いでこられた大女将のお話が印象的でした。
「嫁いで直ぐは大変どしたけど 自分の居場所を作ろう思ったんどす。
そしたら 毎日が楽しゅう(楽しく)なりました。」
自分の居場所とは隠れてひとりになる場所のコトではなく
自分の存在感をしめせる場所のコト、自分が必要とされるコト。
大女将の場合は家族と従業員の分のご飯を作る、
それが「居場所」だったそうです。