黒猫チャペルのつぶやき

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七五三

2009年11月16日 | みのりのつぶやき-成長の足跡
 5歳の誕生日を目前に控えた日曜日、近所の白髭神社で、七五三のお祝いをしていただく。お宮参りでもお世話になったところである。隅田川七福神巡りにも入っている由緒正しい高名な社であるが、いつ行っても下町的なフレンドリーな雰囲気の濃いいいところである。

「七五三だからユカタでしょ?」と主張してみたが、(私の中では和服イコール浴衣である)父殿母殿の用意されていたのは洋装の礼服であった。やや窮屈ながら、これもまた何やら一人前になったような晴れがましさは同じである。ネクタイをつけてもらい、鏡の前で何度もポーズをとってみて、革靴をはいて出発。途中行き交う子供達はやはりユカタ(和服)が多くきれいにお化粧した女の子もいるが、外に出ればとにかく走り回らずにいられない私にとってはやはり洋服の方が楽だ。

 境内では古式ゆかしいお神楽が奏でられている。抱っこしてもらって見物したかったがどんどん人が来るので、早々に神殿に昇り、記帳して順番を待つこととする。さて前の女の子の番が終わって、今日は主役であるから真ん中に一人でちんまりと座り、神妙に頭を下げて住まいから名前まで織り込まれたたいそうな祝詞を唱えていただくのに聞き入る。最後にきちんと二礼、二拍手、一礼をして、お神酒に擬したお水を杯でいただき、お守り袋と、風船や日本の神様の塗り絵本などお土産をいただいて終了。外に出ると地元氏子会の人々がボランティアでポラロイドの記念写真を撮ってくださった。

 いいお天気の日で、帰り道ではもう暑くなって、ブレザーもワイシャツも脱ぎ捨ててTシャツで歩いて帰った。やはりユカタでなくて良かった、というところである。お昼は私のたっての希望を聞き届けていただき、回転すし店に出かけてマグロやエビやタコをたっぷりと食した。お店はやはり私同様参詣をすませたらしい子供連れでにぎわっていた。

 5歳という節目を迎え、家庭内における自分の役割についても自覚が高まり、積極的に色々取り組んでいる。父殿が台所に立つ折には踏み台を持ち込んで覗き込み、お料理の手順を眺めながら教わり、できそうなことにはどんどん手を出す。野菜を洗ったり、卵を割ってかきまぜたりフライパンに流し込んだり、火加減を助言してみたりと大活躍なのである。また時折父殿と母殿がちょっとした諍いをしていたりしたら、仲裁をするのも大事な私の役目である。雰囲気を変えようと絵本を読むようにせがんでみたり、背中にしなだれかかって癒し系の本分を発揮してみたり、父殿が渋い顔をしていると強引に唇の両端を上に引き上げて笑うように導いたり、やらねばならないことも色々である。一人っ子の5歳児もこれでなかなか大変なのである。

 ちなみにこれは、最近の私の作品である。父殿を描いたものである。



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