コンビ

中学校の時、一番よく遊んだ友達がくにちゃんだ。
他の友達とも、もちろん遊んだけれど、僕とくにはほとんど一緒だった。
中学生という中途半端な行動範囲、交友範囲という事もあったけどね。
くには陸上部、僕はサッカー部だったが、帰りもいつも一緒だった。
どちらかに彼女がいる期間は除いて（笑）

くには家でも筋トレをしているような奴で、ぷちマッチョで筋肉担当、
僕はその中学校においては成績がよかったので、頭脳担当でした。
いや、二人共スポーツマンでしたよ。
土曜日は僕の家が学校から近い事もあり、たまり場でした。
よく僕が野郎共に昼食を作っていましたよ。
大抵、焼きそばとかチャーハンとか一品で済む物でした。
で、特に目的も無く、ゲームをしたり、マンガを読んだり、マージャンしたり、
充実感は無くても、ある意味幸せな日常を過ごしてました。

二人共、ヤンキーな人たちとも仲が良かったので（っていうかヤンキーグループ構成員？）
たまにケンカにも出陣したものです。

二人で何かをしたという大きな思い出がある訳でもないんですが、親友というよりコンビという言葉がぴったりな感じでした。
高校に入ってからもよく会ったりしていたのですが、くにの家の事情で連絡が取れなくなって、それっきりになってしまいました。

あれからもう十数年経ちますが、あの時のくにとの関係と同じような人間関係は、その後は構築できませんでした。
今、くにと再会しても昔のようには話せないだろうけど、今、どうしてるんだろうか。
子沢山の調理師パパって感じかなぁ。
あ、僕の現状はあまり胸を張って言えるもんじゃないか。

なぜ、突然こんな事を書きたくなったのか、自分でもよくわかりませんが、自分の中でとても大切な物の一つです。
久しぶりにアルバムでも見てみようかな。