願い事
2016-08-26 | 短編
毎日が同じな訳じゃない。
それでも何か特別なことでもない限り、私の人生はほとんど一緒だ。
朝起きて学校へ行く。授業はいつでも眠たくて、休憩時間は友達とくだらないことで笑い合う。そして放課後になったら家へ帰って、眠りについたら朝が来る。
また一日が始まる。
何事もない日々の幸せさを忘れてはいけない。けれどもこんなにも平凡な毎日では、流石に飽きてきてしまった。
どこか、遠くへ行きたい。
そう願って目をつぶった。
次に目を開けた時、私は知らない場所にいた。
そこはなんにもない、白い空間だった。
私以外に人はいない。音も、何もしない。
本当になんにもない空間。
どこかへ行きたいと願った私を神様がくれたのだろうか。
でも違う、私はこんな所へ来ることを願った訳じゃない。
独りに、なりたかった訳じゃないの。
どうかお願いです、神様。
「...私を元の場所へ戻して下さい。」
ポツリと呟いた声は、そのまま誰に聞かれることなく消えてった。
あぁ
私は独りだ。
それでも何か特別なことでもない限り、私の人生はほとんど一緒だ。
朝起きて学校へ行く。授業はいつでも眠たくて、休憩時間は友達とくだらないことで笑い合う。そして放課後になったら家へ帰って、眠りについたら朝が来る。
また一日が始まる。
何事もない日々の幸せさを忘れてはいけない。けれどもこんなにも平凡な毎日では、流石に飽きてきてしまった。
どこか、遠くへ行きたい。
そう願って目をつぶった。
次に目を開けた時、私は知らない場所にいた。
そこはなんにもない、白い空間だった。
私以外に人はいない。音も、何もしない。
本当になんにもない空間。
どこかへ行きたいと願った私を神様がくれたのだろうか。
でも違う、私はこんな所へ来ることを願った訳じゃない。
独りに、なりたかった訳じゃないの。
どうかお願いです、神様。
「...私を元の場所へ戻して下さい。」
ポツリと呟いた声は、そのまま誰に聞かれることなく消えてった。
あぁ
私は独りだ。