海とひなけん

人生の備忘録

予備検査なしのインフレータブルを船舶検査にとおしてみる(第2部)

2011年03月10日 11時19分43秒 | マイボート

最初の手順として、JCIに船体を持ち込んで船体検査をうけることになる。

忙しいときは待たされるので、予約していくこと。

インフレータブルに対しては以下の項目が実施されました。

1.船体長測定

  これは長さとか幅計るだけなので問題ないです。

 

2.加圧耐久テスト

  これは2パターン試験されます。

  A. 規定の1.5倍の気圧でエアいれて30分放置

  B. 規定の1.25倍のの気圧でエアいれて3時間放置

  指定時間放置後に圧力が下がっていないかチェック。

  自分の場合、圧力測定ゲージを持っていなかったので、

  「大丈夫そうですね」でOKとなった。

  本来はゲージで測定するようですが、JCIはゲージを持っていないらしいです。

  今回は、ジョイクラフトの電動ポンプの圧力指定で加圧し、時間経過後に目視・触った感じで

  変化がなかったので問題なしという流れでした。

 

3.吊り下げテスト

  曳航されても大丈夫か?の耐久テスト。

  バウ側のトーイングリングですかね。ここをクレーンで吊り上げて浮き上がればOK。

  何分間というのはありません。

  これもOK。

 

4.引き上ベルトのテスト (記事トップの写真です)

  海上から人がつかまってボートに上れる強度があるかのテスト。

  ボートの横についている、セーフティベルトですかね?

  ここをクレーンで吊り下げます。

  80Kgの重量に耐えられればOK。

  自分の場合は船体30Kgなので、50kgのオモリを乗せてOKでした。

  これも何分とかはなく、つりあがればOKでした。

 

5.エアもれテスト

  これはインフレータブルだけでしょう。

  補修箇所に対して石鹸水スプレーされてエア漏れを検査されます。

  自分は補修箇所以外にピンホールが2箇所あってアウト。。。

  次回の航行試験までに修理するようにいわれました。

 

6.法定備品のチェック

  持ち込んだ法定備品のチェックです。

  ・ライフジャケット

    最大搭載人数分用意します。検定合格品でないとだめです。

    船名か氏名を書くようにいわれます。

    ちなみに最大搭載人数は船体の規格を超えない範囲で自分で決められます。

    自分のボートの規格は3名ですが、2名で登録したいので2名分用意しました。

  

  ・浮き輪

   検定合格品を用意します。

 

  ・赤バケツ

   赤ければよいといわれました。

   プラでも布でも100均でも。

 

  ・係船ロープ2本

   5m程度でよいらしい。長さは測られなかった。

 

  ・信号紅炎

   ケータイもっていれば不要です。(ケータイで代替できる)

   iPhoneだしたら「うーん」という感じだったので

   会社のソフトバンクをだすと「そっちのほうがいいです」といわれました。

 

   ・黒球

    アンカリングしているときに掲揚するものですが、

    「流し釣りしかしないです」といえばいらない。

 

  ・笛

   船に備え付け用としてひとつ必要。

   100均でよいが、ライフジャケットについているのとは別に必要。

 

  ・工具

   モンキーレンチとドライバーがいるみたい。

   やすいのでOKでした。

 

  ・アンカー & ロープ

   漂流防止用なので、流し釣りしかしなくても必要。

   これ、ブロックもっていったらNGでした。

   マッシュルームかフォールディング位でないといけないみたい。

   まあ、アンカーとして売っているものをモッテコイということでしょう。

    これも航行検査のときまでに用意することになった。

 

7.ステッカー

  以下のステッカーを貼っているか。

  A. 最大搭載人数

  B. 救命胴衣格納場所

  これはJCIに打っているので、その場で買ってはりました。 → 各100円

  Aはトランサム外側、Bはトランサム内側に貼るように言われました。

 

8. 船外機

  まずは機体番号をチェック。

  そのあと、始動、空ぶかし、前進ギア、後進ギアとチェックされ、

  最後にキルスイッチで停止すればOK。

  10秒くらいで終了。

 

 

以上がテストされたことです。

NG項目は後日の航行テストまでに対応すればよい感じ。

航行テストは自分で1時間の走行耐久テストを完了したあとにおこなわれます。

費用は船検費+耐久テスト用の臨時航行許可発行料で、

あわせて1まん6せんえんくらいでした。

次は臨時航行許可書もって、走行耐久テストです。(自分でおこなう)

その後、最終の立会い航行テストをしてもらいます。

ちなみに臨時航行許可書の有効期間は1ヶ月です。

(開始日は自分で指定できます。)

   



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