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小原民子の作品ブログ

絵を描いているので,ときどき紹介したいとおもいます

渋めchoise Ⅱ

2013-07-08 | 作品とコメント

                                       

                                                    F40号

 

 

 

S80号

 

          かつて ピカソが描いている映像を見る機会があった。

          70歳過ぎていたがとてもおじいちゃんとは言えず、創作している姿というのは

          ただただ 集中している生きもの。じゃれる寸前の子猫のようでもある。

          まるで粘土をこねるかのように平面に展開されていく造形。表面に残るのは

          その長い過程のほんの一瞬の結果であると知った。

          表面にあらわれたものからいったいどれだけそのものの奥深さを知ることが

          できるのだろうか?わたしたちのまなざしに永遠に問いかけられる。

 

          ちょうど 見たい時に見ることのできた貴重な映像だった。          

 


渋めchoise Ⅰ

2013-06-28 | 作品とコメント

                              

                             P80号

                               

                            P80号

        land scape      land scape...・・・・・????

 

        hand scape scarp shock  !!

 

              青や 茶色、グレーなどはけっこう 好きで、落ち着く。

        けれども インパクトのある色も 捨てがたく ソウロウ・・・・・!!

 


古着を ひっぱり出す

2013-03-17 | 作品とコメント

             どうにも筆が進まない。

          今年は、テーマのひとつに「landscape of line and colors」 を

          掲げていこうと思っているのだが・・・

          で、押入れから古着をひっぱり出してきたというわけ。

          牛が一度食べた草をずっともぐもぐしてるのと似ているなと、たまに

          思います。乾いてから時間をおいてまた筆を重ねたりってことは。 

          でも、時間差でしかかもし出せないエッセンスというか、かくし味はきっとある。     

          なんの 花だったかは、 忘れました。 

 

                     

                                                   F6号

 


滝の下で踊る

2013-02-05 | 作品とコメント

 

F100号「タキノシタデ オドル」

          昨年の10~11月にかけて作成。その1~2ヶ月前に行った玄武洞の

          ひじょうに入り組んだ造形はきっと、わたしの中につねに流動的な起伏の 

          記憶を残した。

F100「カオのない肉」

          なので、ちょっとずつ線があらわれてくるのだ。

 

 

          ああまた、香りのつよい風景としての抽象画(岡田謙三さん)を見に行きたい。


電_*--wa

2012-07-06 | 作品とコメント

 

F100

          ナリモノ  ring ring ring 軽金属 プラスチックなど。 カチカチ\\\pati@pati---

          ボールがはずむような音  Poo~nn  Bo^yo~=~~n  など。

      シャキッ!!   ルンルン    じめエ~っ。  など。

      10月、雫石N2ギャラリーにて個展  展示作品の1つ

 

 

 


よい1日

2012-06-07 | 作品とコメント

2006 F80「静物と裸婦」

 

2006 F50「Goddess Tara」

          「つばめ食堂」の聖子さん。2年前にけやきラウンジに展示させていただいた

          この2枚の作品を覚えていてくださってどうもありがとうございました。

          「つばめ食堂」は、安俵から高木団地に抜ける裏道ルートにサクッとあります。

          なにを思ったのか、今日のランチはこちらの食堂に決めました。

 

          ワタクシはというと、なんだか最近油絵って胃もたれするようで、さらに

          デュシャンの「階段を降りる花嫁」 とそれ以降の創作スタンスというのが

          やたら気になってなかなか筆がすすみませんでした。

 

          「気持ちが落ちこんでいたときにけやきラウンジのあなたの絵をみて

          励まされたんですよ!あなたに会いたかったんです」

 

          まさか、創作のことやらなにやらでたった今気持ちが落ちこんでいるわたしに

          ビンゴでストレートな励ましのことばをここでもらえるとは思いませんでした。

 

          そうそう確か、地元に戻って創作を始めるぞっていうのはつまりこの地に

          女性が裸で立ってる姿であり、自分の生まれ育ったところで描かなきゃなら 

          ない、通過儀礼的な1枚でもありました。マチスっぽいと言われようが、仏画

          という型をもとにした、習作っぽいものであろうが。で、わたし以外の女性たち

          にもちゃんと届くといいなあと思っていたのです。

 

          ヨカッタ・・・ ちょっとは役に立ってたんだな、ワタクシの絵も。 

          それにしても今日はわたしのほうが 励まされました     

          

 

                              


新作と モリブロ

2012-04-24 | 作品とコメント

 

 

F50号

 

          「なんだが わげわがんねえ くるくるどしたの描いでら」  

          と、父に言われたのがこの作品。

          同時並行に 近所の風景なんかもスケッチしていたんです。

          風景そのものを油絵で描きたいとは思わないんだけど、

                 手前と奥行きは描きわけたい。抽象表現でも奥行きは出したい。  

          さらに 色どうしの響きあいを最大限に出したい。

          「色彩ヲモテ、灰色の労働ヲ燃ヤセ」  と いうわけです 。

 

          

        モリブロ 

 

 

 

 

    

A4判12ページ

          

          5月からギャラリーcygで開かれる モリブロ に参加します。

                  手作りのイラストや漫画や文字でできた冊子を

          「ZINE」 というのだそうで、  ワタクシも 文字のスケッチついでに

                 10冊ほど 出品してみることにしました。

          

          去年の夏ごろに、詩を読んだりサッカーボールを蹴ったりしているうちに、

                 頭の中でシャッフルされたことばが、

          順序アラタメナオシテ 左右切り替えしてのリズミカルなエッジラインに乗って 

                 飛び出してきたのでした!

 

       1冊 1200円 (ただのホチキス止めですが、1冊1冊、2ページほどちがいます)  

          期間 5月いっぱい? 

 

           笑えるの ほっとするの カッコイイの おシャレなの、東北の作家さんたちの

                  手作り本、たくさんあると思います!

 

 


白鳥

2012-03-22 | 作品とコメント

M120号

          「白鳥」

           2012年になってから、小山田の軽井沢という池に毎年来る白鳥を

           ちょくちょくスケッチしに行くようになりました。

          一度は白鳥をテーマに作品を描きたいなと 思っていたので。

          でもなぜかやっぱり そのまんまにはなりません

 

          白鳥スケッチと同時に構成的なイメージもけっこう強く浮かび、

F15号

         

           「無題」

           もう一枚 同時期に仕上げました。

            

           3月26日~4月2日 まで開かれている、第65回日本アンデパンダン展に

          出品する予定です。

          場所は 東京六本木にある新国立美術館

          4月1日は、午後1時から 創作研究会というのにとりあげていただいて、

          今までの出品作など、創作について発表する

          予定です!

          

 


多面体的自画像

2011-12-21 | 作品とコメント

 

p8号

 

 

          会うたびごとに表情が変わるねと、知人に言われたのはつい1ヶ月前のこと。

          よほど敏感でないとそんな微妙な変化はたいがいおおきな1面と

          認識されるだろう。

          他人から見られたときの自分と、自分で認識している自分との接点は

          どこにあるのだろう?

          そしてわたしは 筆を執るしか術がなく・・・

          落ち着いてるような 

          恐ろしいような 

          執着しているような 

          割り切っているような

          美化しているような

          さげすんでいるような

          そして自分から ほど遠く離れて、     

          「これはワタシだ」と思う何百人の存在が浮き上がってくるといい