Kaitsukeyaの独り言

『Kaitsukeya.com』のWebmaster HILO DIEGOが綴る日々の雑感と独り言...。

マクロとミクロ!?

2012年02月26日 | 豆話
といえば経済を思い浮かべるわけですが…、


最近色々とインターネット上で色々な事をリサーチしていて、少々思ったことを…。


ファッションのお話なのですが、今現在中国を代表としてその他東南アジアでの製品生産を手掛けてる会社が多々いるかと思います。


そんな中で一番良く聞く話が、~の国は縫製が悪い…という話。


実際問題商品を作っていて思うのが、やはりこの点日本で製品を作るのと、これら東南アジアなどで商品を作るのとでは、発生するコストにも差はありますが、特にディテール。細かい部分の作りを見ていくと、日本製の方が断然優れているのです。さらには、これらの点において現地工場にダメだしをしても、理解してもらえないことが多々あるのです。


そして挙句の果てに、何度もダメだしすると『日本人はうるさい!』と言われ生産自体を断られてしまう場合があるわけです…。


勿論我々がディテールを気にするのは日本のお客さんに求められているポイントがこの『ディテール』という点がメインになっているのだからだと思います。


そのまた一方で、ではこれら国の人達は日本製のアパレルについてどう思っているのかな?と思い、色々と調べてみたわけです。


国によっても色々な意見があるようですが、東南アジアの市場において、今人気のスタイルというのは、もはや日本ではなく、欧米や韓国に流れています。


1990年代初頭においては、これら国々でも日本のファッションというのはとても人気があり、それこそ日本製のコピー商品で溢れかえっていたわけですが、もはや日本を越して欧米に目は行っているようです。


現地の工場やファッション関係者曰く、日本のファッションはすべてがすべてではないが、一般的なファッションブランドを見ると、ディテールばかりにこだわりが見られ、全体的なアウトラインに斬新性がなく、面白みがないのだと言っています。


これがいわゆるマクロかミクロか?という事で今回書いているのですが…、いずれにしても思うのは、なぜこれだけのメーカーが日本で製品を作らずに海外の工場をあてにしているのか?というと、そもそもコストに問題があるわけで、それがいわゆるお客さんのニーズでもあるわけです。


しかし当然コストが安価な分、ディテールにはこだわれない実情というのもまた理解しなくてはいけない点なのだ、と思います。これは妥協という言葉は使いたくないですが、要はバランス【均衡】を持つという事であるのかな?と最近考えています。


いずれにしても今後も日本の市場には『割安感』というキーワードが必要なのだと思います。





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