Kaitsukeyaの独り言

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タイ-バンコクでのデモ速報【2014年1月13日】SHUT DOWN BANGKOK 2014

2014年01月13日 | 豆話
『【黄色組】持つ者。既得権益者。』と『【赤組】持たざる者。タクシン派・東北部・北部の貧困層。』との永遠の権力争い。



相続税がないタイにおいて、既得権益者は何代にも渡りその富みを継続していく事ができる一方、持たざる者は何をやっても生活は楽にはならない。



そんな状況の最中、貧困層に支持されていたタクシン元首相不在時に突然クーデターが起こり、政権が転覆したのが2006年。所謂黄色組が政権を奪取した。
しかし選挙になれば多くの貧困層に支持されている赤組が強いのは然りであり、現在はタクシンの妹であるインラック氏が首相に就任中だ。


インラック首相就任以来、公約通りタイ国内の最低賃金が一気に40%引き上げられ、現在の最低賃金は1日300バーツ(日本で約1000円)。


更にインラック首相はこれまで行ってきた外需拡大とは打って変り、内需拡大を掲げだす。
しかし内需拡大路線に向けて転換する中で、全ての物価が急激に上がり、外需がなくなるのは目に見えていた事だ。
急激な内需拡大は急激な外需縮小を意味している。


これがいわゆる黄色組の利権を奪っていく事にも繋がり今回のデモが拡大している1つの要因になっているのではないだろうか?


一方、王国であるタイにとってもう一つ重要な事は王の存在であり、そこも複雑にこのデモに絡んでいる事も確かなようだ。
前首相であるタクシン氏が大統領制をタイで導入すべく動いてきたことが政権失脚の原因になったとも噂されているようだ。


但し、このデモに実際出ている人たちは一体何者なのか?黄色組なのか?赤組なのか?というと一概にそうも言えないようです。一説によると一日500バーツで雇われている人たちとの声もあり、
つまりは赤組が座り込みのデモを繰り広げた2010年と現在デモに参加している、黄色組の人たちは同じである、という声もあります。


本当の民意でのデモではないのかもしれない。


いずれにしても本日よりタイのバンコクでは大規模なデモが行われると各メディアでも騒がれており、今後の行方に注意しなければならないだろう。















































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