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刺さない鍼灸師の日記

治療をして、思った事や感じた事を書いていってみようと思います。

治療に入るまで。

2017-12-14 17:32:18 | 日記
まあ、今日も寒い事。
風が無ければよいんですけどね〜。

さて、昨日の診断の話から、
今日は、刺さない鍼治療に入るまでを書こうと思います。

問診後、患者さんに、”ウチで使うのは、こういった鍼です”と
実際に使う鍼をお見せします。




写真は、横になってますけど、
上の鍼がチタン製、下の鍼がステンレス製です。
鍼をお見せした上で、こう伝えます。

”この中から、鍼を選んで頂いて、治療を行います”。と。

見て選んでもらうのではなく、ベットに仰向けに寝てもらい、
実際に額の辺りに鍼を当てて、当てた時の感触や、感覚で
鍼を選んでもらいます。

チタンの鍼は、先の細いほうを、ステンの鍼は、鍼の両端を当てます。
だから、3回鍼を当てて、一番良いかなと思うものを選ぶ仕組みですね。

ウチに来る患者さんが、今一番多く選ぶのが、
チタンの鍼ですね。
その次が、ステンの先の丸い鍼です。
ステンの先の細いのは、少し刺激が強く感じるため、ここ最近は
あまり選ばれないかな。

でも、これは感覚なので、好きな鍼を選んでもらえばよいのです。
あ、これ良さそう!みたいな感じで。
分からなかったら、やり直しも大丈夫です。
フィーリングは大事ですから。

患者さんからは、鍼の違い(材質や鍼の太さ等)で効果に差が出るのか?
という質問を頂きますが、それは有りません。

鍼を選んでもらった後は、実際の治療に入ります。
ベットに仰向けの状態で、患者さんには、

”頭の先から、足の先まで治療します。
仰向けが終わったら、今度はうつ伏せになってもらって、また同じ様に
頭の先から、足の先まで治療します。治療時間は小一時間位です。
終わったら、ベットから起き上がってもらって、身体を動かして
もらって、症状が残っていないかを確認してもらいます。
もし、どこかに症状が残っていたら、その場所を再度治療して
いきます” 分かっているとは思いますが、鍼は刺しません。
鍼を当てていくだけです”。

と、伝え、身体の左頭部から、治療スタート!ということになります。

身体の左側から治療を始めるのは、なんか意味があったんですが、
すっかり忘れてしまいました。そのうち思い出したら書きます。

この次は、治療中の話を書きますね。