引きこもり主婦の家篭り日記

アクティブになったとはいえ、相変わらず引きこもる日も多いのである・・・

「Time To Be Free」 by Andre Matos

2008-03-29 14:10:48 | 音楽
「Time To Be Free」
Andre Matos


いつのまにか、アングラのボーカルがアンドレじゃなくなってた。
ってのを知ったのはLOUD PARK06で(笑)
遅っ!!

大学を卒業する際、食費を削って買い集めたCDや本をごっそり売り払った。(今思えばバカなことした…)
そしてCDを聴く機会もヒマもないまま、大学卒業とともに音楽からも長いこと離れていた。
で、一度離れると、結構無くても平気なもので。
学生時代はあんなにメタルまみれだったのに・・・・
ま、所詮私の音楽好きレベルはそんなもんだったってことですね。

しかし。
どうも昨今、再び?三度?のヘビメタブームがきちゃってるので、なんとなくまたぼちぼち聴く様になってきた。

そこで図書館の出番!
私が利用する図書館って、なぜかロックやメタル系がかなり充実している。
アイアンメイデンとかエアロスミスとかメジャーなのはもちろん、
ソナタアークティカとか、Children of Bodomとか、一体誰が借りるんだ?というものまで。
一体誰がどういう基準で選んでいるのか図書館員に聞いてみたい。
そして、感謝の言葉を述べたい(笑)

そんな感じで、「なくて当然」と期待もせずに一応検索してみたアンドレのソロアルバム。
あったんだな!これが!
ほんと、誰よ、こんなの購入した図書館員!!偉すぎるよ!!
2007年の新しいアルバムにも関わらず、すでに書庫行きの憂き目をみていたのはまあある程度当然のこととして(笑)

そんで、このアルバムがいい!
なんか久々、じっくりずっと聴いていたいメタルCDと出会っちゃった感じ。
アングラはやっぱりアンドレじゃなきゃ・・・という思いは、このCDで吹っ飛ぶ。
別にアングラじゃなくても、頑張ってんじゃん、アンドレ!
アンドレらしさが出てて、私は好きです。
なんとなく、またメタル生活に戻れるかも。
と思わせてくれたCDでした。
LOUD PARK07では、アンドレ、このCDの曲やってたのかな。
今年もラウドパーク来てくれたら、今度はちゃんと曲覚えて参戦するからね~

それにつけても、わが町の図書館、天晴れなり。
いい仕事してます!

「凶気の桜」

2008-03-22 15:00:27 | 映画
(2002年 日本)

基本的に暴力モノとかヤクザモノとか苦手で。
これもなんだかいかにもな感じでどうかな~、と思ってたんですが。

やっぱり、暴力とか血しぶきとかは嫌。見たくない。
けど、こんな映画があってもいい、と思う。
昨今流行の脱力系ムービーとかなんかよりはよっぽど、映画らしい映画。
こういう骨のある映画、最近流行らないのかね。
かくいう私も、積極的に見ようとは思わないけど・・・
だってやっぱりね、痛いのは、嫌よ。


結局、デカイものには敵わないというか。
個人の理念や理想やそんなものは組織に潰されるというか。
なにもヤクザさんたちの特別な世界だけではなくて、それはきっとこの世界全体にいえることなんだろうなあ。
やれやれな世界だなあ。

「亀は意外と速く泳ぐ」

2008-03-22 14:55:07 | 映画
(2005年 日本)

感想に困る、こういう映画・・・
おもしろくないわけじゃない。
とことんいっちゃってるナンセンスっぷりが潔い。
見終わった後もしばらく持続するほわ~、っとした感じ。
というより。
見終わってしばらくしてようやく
「悪くないかも」と、後追いでおもしろさを感じるような。
まあでも、世間で大評判だった「時効警察」にまったくハマれなかった私としては、
どう搾り出してもこのくらいの感想しか出てこないな。
あ、あとあれだ。
シール貼りのセンスって超難しいよね。それはすっごく共感!

とりあえず、私も今日からスパイだと思って生活してみよう。
平凡なだけのルーティンワークすべてが刺激に変わるかも。

「リリイの籠」

2008-03-20 09:31:15 | 
豊島 ミホ 著

彼女の作品は、危なげなく読める。
というと生意気だけど、要するに自分となんとなく感性が近いので、非常に共感しやすい、ということ。
そして多分、多くの日本人女性がそうなんじゃないか、と思える。
ある意味典型的な日本人女子。
女子、って(笑) 
お前今、何歳や、って話ですけど。


にしても、ほんっと、多作ですよね~。
次々新作出して。
すごいなあ。
書きたいことが枯れちゃう、とかないのだろうか。
こうなったら、赤川次郎の500冊を目指して欲しいものだ。
まだ若いんだし、不可能ではないかも?! よ。

「クジラの彼」

2008-03-19 15:05:22 | 
有川 浩 著

きゅんきゅんした!
うるっ、とした!

自衛隊が舞台の恋愛小説。

小説でも、ちゃんと少女マンガみたいに胸キュンできるんだなー、って。
この作家さんの小説読んでると思う。

いいなぁ~
胸キュン。
甘酸っぱいなぁ~

「鹿男あをによし」

2008-03-18 17:30:53 | 
万城目 学 著

前作の「鴨川ホルモー」にはまったくハマれなかったのだけど。
これは、割と読みやすかった。
てか、見たり見なかったりしてたドラマの空白を埋めるように読んでいった。
そんで、あのドラマがまた割りとよく出来たドラマなんだ、ってことも実感。
久々に「ドラマのフジ、面目躍如」って感じっすよね。
キャスティングがいいんだよね~。
小説を読んでも、重さんは佐々木蔵之介って感じだし、リチャードも児玉清がぴったり。
本来なら主人公はもっとイケてない人物が適任なんだろうけど、玉木宏だからこそ、荒唐無稽なこの話をひっぱっていける。
綾瀬はるか史上、私はこれが一番かわいいと思うし。
ひとりでぶつぶつ歴史薀蓄を語る姿がとてもキュートで♪
小説ではこの藤原先生は男性なんだけど、読みながらももう、頭の中には綾瀬はるかしか浮かばない(笑)

途中までは、ドラマは原作に割りと忠実だけど、終盤はかなり違ってくる。
小説版の終わり方じゃ、ちょっと「高校教師」的背徳感があって、現代の世情にマッチしないからか(笑)


なんにせよ、よほど歴史や神話に明るくないと書けないよなあ。
調べ物もたくさんしたんだろうなあ。。。。エライなあ。。。

ただひとつ矛盾点? 気になったンだけど。
ネズミは「印のつけ方を知らない」はずなのに、どうしてオハリダ教頭はネズミの顔でデジカメに写ったんだ?
その点、ドラマではそんな矛盾を感じさせない、うまい解決法を見つけてたな。

「UDON」

2008-03-18 17:15:34 | 映画
(2006年 日本)

香川さいこー!!
うどんさいこー!!

すっごく食べたい、讃岐うどん。
あの喉越し。う~ん、たまらん!!!
くそくそくそっ!食べたい食べたい食べたいぞ~!!!

今すぐ香川に飛んで行きたい!
けど、行けない・・・
しゃーないから銀座のさか田でも行くか・・・

こんなに見ごたえのある映画だとは、正直思っていなかった。
ブームの功罪ってのをきちんと描いていて、ほんの少しだけ哀しくなった。
本当に、営業をやめた製麺所とか、あったんだろうねえ。
製麺所はあくまで製麺所であって、「うどん屋」ではなかったんだもんね。

オーストラリアの干ばつで、うどん用小麦も値上がりしてるそうですが、香川のみなさん、全国のうどん屋の皆さん、がんばってください!
うどん最高っす!



ああ、それにしても、ぶっかけ、食いてえ~

「ペイチェック 消された記憶」

2008-03-18 17:08:22 | 映画
(2003年 アメリカ)

企業側も、記憶を消さなくちゃいけないくらいの極秘事項なんだったら、そもそも、働いてる間も、特別な部屋に閉じ込めるとかして、外部と一切のかかわりを断たせるのでは?
恋人とも自由に会え、外で自由に過ごせるのなら、その間にどんな手がかりだって残せちゃう。
早い話、日記をつけとくとか、ビデオにとっとくとか。

どこにでもある小物を使って記憶を甦らせ、自らの身を守るという設定はとても緻密でおもしろかったけど、でも、それ以前に、もっと簡単に証拠を残せたのでは、
と思ってしまった・・・・

「タイムトラベラー きのうから来た恋人」

2008-03-18 17:03:33 | 映画
(1999年 アメリカ)

夜中にやってた映画だし、なーんかB級っぽいし、まったく期待してなかったんだけど。

ぶっは!!
おもろいよ、これ。
一人でテレビ見ながら大声で笑っちゃったよ。
核シェルターの中で30ン年過ごした青年が初めて地上にでると、そこは・・・・
その、30ン年の間に変わってしまった世間と、青年のかみ合わない会話がなんとも絶妙!

いや~、これは、おもしろい。
主人公たちの名前がまた、アダムとイヴときた(笑)
普通だったら狙いすぎ!といいたいところなんだけど、これが狙いすぎだと感じさせないくらい、全部がおもしろい。
軽~く気楽に楽しめます。

「アンナと王様」

2008-03-18 16:58:12 | 映画
(1999年 アメリカ)

シャム王国って、きれいね~。うっとり。
こんな見事な文化を前にして、それでも自分達が上、と思ってんだからイギリスも横柄よね~
ま、当時の世界大国イギリスとしちゃ、仕方ないのかもしんないけど。

前半は、上から目線のアンナが非常に鼻についたけど、徐々に丸くなって、いい感じ。


それにしても、タイは美人の国っていうけど、ほんとだな~
みんなキレイ・・・・
特に、正室の女優さんが超キレイだった。

「アイ・スパイ」

2008-03-18 16:54:24 | 映画
(2002年 アメリカ)

ステルスって・・・・どんだけ見えないんだろ。
気になる。
本物のステルス戦闘機は、こんな鏡張りじゃないと思うけど(笑)

ってか、レーダーに感知されない技術ってすごいよなー。
一体どんな仕組みなんだ??
てか、レーダーってそもそもなんだ?

やっぱ、軍事技術が世界の科学技術を牽引してんだよね~
複雑だわ~

「指先からソーダ」

2008-03-15 01:38:22 | 
山崎 ナオコーラ 著

エッセイ。

意外とフツウの人だな、と思った。
ていうか、フツウの人だな、と思って安心した。
どんだけ尖がった人かと思ったら。
よかった、年相応の、オネエチャンだ、って(笑)


しかし、なあ。
こうなってみると、ますますもう一度「人のセックスを笑うな」を冷静に読み返してみたくなったぞ。
きっと映画化されたおかげで予約が一杯だろうなあ、図書館の本。
地道に予約してみるかなあ。


「ヴァージン・ハンド」

2008-03-15 01:32:35 | 映画
(2000年 アメリカ)

殺してバラバラにした妻の手が、「奇跡を起こす手」として祀り上げられる、というなんとも荒唐無稽なお話。
荒唐無稽なんだけど、なんか憎めない。
なぜか観てしまう。

一度起きた奇跡が、また元に戻ってしまうと、さてどうなるでしょう。
奇跡が起こる前。元に戻るだけ、なんですが。
それってすごく残酷。
奇跡を知ってしまった後では、たとえ「元に戻っただけ」でも、それを受け入れることはできない。
すでに、「奇跡により良く変わった自分」が普通で、「奇跡前の自分」は有り得ない自分。
有り得ない自分になってしまうことに、怒りすら抱いてしまう。
一瞬でも奇跡がおきてありがとう、ではなくて、なんで奇跡が消えたんだ、って。

人間って、欲深いものだわ~

だからきっと、生きていけるのよね。
図太く、図太く。

「憑神」

2008-03-11 16:08:59 | 
浅田 次郎 著

小説新潮の誌上で、誰だったっけなあ、女性の作家さんと浅田さんが対談してて、
その中で「憑神は思いっきりおもしろく、読者を笑わそうと意識して書いたのに、実際の反応はそうでもなかった」みたいなことをおっしゃってた。
売れっ子作家が意識して書いても、必ずしもそうはならない、ってことね~
ひょっとすると、意識せずに書いたほうがおもしろいのかも。
「蒼穹の昴」とか、「プリズンホテル」なんかは、読みながらぷっ、と吹き出すことが何回もあったけど、憑神は、なかった。
確かにおもしろいんだけど、ぷっ、は、無かったのよね~。残念ながら。

時代に乗り遅れる。
というか、積極的に、時代に逆らう。
幕末の武士のそういう生き様を描いたこの作品、信念を持って時代と逆行するという点では、「蒼穹の昴」の春児と同じかも。
浅田さんは、いわゆる時代を見る目のある、先見の明のある人物なんかより、こういうちょっとずれた信念を持った人が好きなのかな。
世間的な成功者、なんかより、自分の信念に対する成功者、みたいなのを描くのが、好きなんだろうね、きっと。