引きこもり主婦の家篭り日記

アクティブになったとはいえ、相変わらず引きこもる日も多いのである・・・

「レインツリーの国」

2007-12-30 21:42:05 | 
有川 浩 著

毎年「年に100冊!」を目標に掲げながら遠く及ばず。
しかも、なぜかここ2年は、ぴったり77冊。
このへんが限界なのかなあ、と思いつつ、77ってのはなんだか縁起がよくて悪くない。
そんで、そろそろ今年の終わりが見えてきた昨日までで読み終えていた本は75冊。
せめて77冊はいきたいもんだ、
と「夜は短し~」をがんばって読み、この「レインツリー」で
祝!77冊達成!!
3年連続77冊。

これで今年のノルマはとりあえず終わった。
後は急かされることなく安心してのんびり読書だ。
正月休みに突入する図書館から、はりきって制限冊数いっぱい借りてきた本たちが、まだ8冊、ででーんと待っている。


さて。「レインツリーの国」。
こちら、「図書館シリーズ」の2作目、「図書館内乱」からのスピンオフ小説。
言ってしまえば、あまり山も谷もない、地味な恋愛小説なんですが。
なんだか、好きです。
聴覚障害者について、作者がとても真摯に向き合ってるんだな、ということが行間からも感じ取れます。

障害があろうとなかろうと、一人の人間として接する。
なんてきれいごとなら言えるけど。
これを「きれいごと」ではなく、誠実な言葉としていえるほど、私は人間できてない。
なんだか、自分が「思いやり」だと思っている、中途半端なやさしさにを真っ向からNo!と言われてる様で、でもそれが嫌ではなくて、むしろ自分を否定されるのが気持ちいいような。
だって本当のことだから。
こんな自分、ダメだから。

もうすぐ今年も終わるなあ。
アマちゃんで、逃げてばっかで、相変わらず意志の弱い、一年だったな。。。
この逃げ癖、どうにかせんといかんな~
とりあえず来年の目標にしとくか。。
繰越繰越、で、何年越しの目標かもう分からんほど、長年の目標だけどね。

「エドTV」

2007-12-30 16:50:38 | 映画
(1998年 アメリカ)

24時間自分の生活をテレビで生放送されるなんて、いくら大金もらったって嫌に決まっとるやんか~

そういやちょっと前に、広場に設置された水槽に潜ったまま何日か過ごす、ってパフォーマンスした人がいたなぁ。
みんなに見られながら。
まったくアメリカ人って変なこと考えるな(笑)

でも、他人のプライベートを見て見たい、っていう覗き見趣味は、人間誰しもが持つ基本的な(?)好奇心なんでしょうねえ。
そこんとこをうまく突いた、おもろい映画でした。

「虹の女神 Rainbow song」

2007-12-30 16:31:46 | 映画
(2006年 日本)

うううううううううんんんんんん・・・・・・・
市原隼人クン。顔は好き。
でも、演技になってなくないっすか?
表情変わらないし。
いついかなるときも整ってて、哀しいんだか切ないんだか嬉しいんだか。
いつでも同じ顔。
いつでも同じ、美しいお顔。
それに、声も一本調子で喜怒哀楽まったく感じられない。
上野樹里はすっかりこういう「不思議ちゃん」キャラが板についてきましたねー。
でも、のだめがはまり役だっただけで、こちらもいまいち表情が乏しいというか。

劇中劇となる、映画「エンド オブ ワールド」?
あれも、ひねりがなくてイマイチだったしなぁ~~
映画の中でも、現実世界でも、終わってしまったのは「あおい」ひとりだけ、っていう設定は確かにせつないけど、その前の、隕石が落ちる7日前、とかがなんかぐだぐだ。

長いしなぁ。
劇場で見るもんじゃないよなぁ。

蒼井優を見る為だった、と思えば少しは気持ちも落ち着くけれど。


やっぱ私は、こういうしっとりした映画を愉しむ感受性というか能力が著しく欠けてんな。
まったり日本映画、相性悪い・・・

「夜は短し歩けよ乙女」

2007-12-30 16:19:25 | 
森見 登美彦 著

やばい。
「鴨川ホルモー」系だ。
またしてもこの世界観にハマれないまま終わるのか。

己の度量の小ささと懐の狭さとカチコチの頭を呪いながら、
なんとか読了。
最終章の「魔風邪恋風邪」あたりでようやくかすかにノってきて、ちょっときゅんとくる。
よかった。少しはハマれた。
私にもわずかばかりの柔軟さが残ってたみたい。
本当にほんのわずかだけど。


「スイミング・プール」

2007-12-28 22:27:25 | 映画
(2003年 フランス)

ラスト~~!!!!
どういう意味~???
誰か教えてーーーー悲痛な叫び。

ちらっとネットで見た感じだと、フランスでの出来事はすべて小説の内容で現実ではない、って意見が多いみたい。
でも、あれはすべて現実のことで、鍵はジュリーのお腹の傷ですよ、って言ってる人がいて、それがまたすごく気になる!!
なに?あのお腹の傷が一体どういう意味を持つの~!!!
私も、すべて小説の内容を元にした想像の世界、で終わらせるのはなんかもったいない気がするので、全部現実だった、って意見を信じたい。
でも、その根拠が分からん。
想像だ、という方がつじつまがあうし。

一体あの傷がなんだってんだ。
気になる気になる気になる木・・・・
教えてぇぇぇ~

「ラブ・アクチュアリー」

2007-12-28 16:33:20 | 映画
(2003年 イギリス・アメリカ)

大好きです!こういう映画!!
文句なしに楽しくて、ほろっとする、あったか~い映画。

クリスマスだからって浮かれるなんてバカみたい。
なんて、昔っから斜に構えたかわいげのない子供でありましたが、
それもいいじゃん!だってクリスマスだし。
と思える楽しい映画でした。

や、だからといって、日本ではどうかと思うんですけどね~
やっぱ文化が違うから・・・
今までツリーやリースが飾られていた場所に、25日を過ぎた途端、26日にはいっせいに門松が取って代わったホテルや店なんかを目の当たりにすると、今更だけどあまりの節操のなさにやるせない気持ち。
でも別にクリスマスとか関係なしに、みんながハッピーになる「方向に進む」のはすばらしいことですよね~。
愛の溢れた地球、ですか。
いやはや、すばらしい。


ヒューグラント。
あんなんが首相だったら、私も首相グッズ買う。
湯のみとか、手ぬぐいとか、饅頭とか(笑)

「半落ち」

2007-12-28 16:21:39 | 映画
(2004年 日本)

前にも観たことあって、ストーリーも知ってるし、適当にながら見しよ~
とテレビを点けたのが間違い。
前にも見たのに。
ストーリー知ってるのに。
釘付けで見入ってしまって、最後は涙ぼろぼろでした。

主人公に同情する目線ながらも、最終的には嘱託殺人に対して厳しい刑が下される。
妥協のない、いいエンドだ、と思う。

この映画では、そこにいかなる理由があろうとも、いかに相手の為、と言おうと、殺人は殺人。
きっぱりそう言い切られると、一見血の通ってなさそうな判決だけど、ゆるぎない確かさがあって、安心する。
いかに融通が利かないといわれても、曲げてはならない確固たる信念がそこにあると、殺人はいかなる理由があろうと罪なのだと、言い切っている安心感。
人間の心はふにゃふにゃと変幻自在でやわらかくてもろくてさらさらと零れ落ちてしまうものだから、時にはそれに寄り添う法律であって欲しいけれど、だからこそ、揺ぎ無い地盤は変わらずそこにあり続けて欲しい。
そう思う。

「大奥」

2007-12-28 16:01:53 | 映画
(2006年 日本)

これ、なんだか評判悪かったですよね~

なのでまったく期待しないで観ました。
それがよかったのか、「そんなに悪く無いじゃん。」
と、そこそこ楽しめ。
改めて、期待せずに観ることのすばらしさを痛感いたしました。

まあでも確かに、テレビで見る分にはいいけど、わざわざ劇場に足を運んでまで観るものでもないかもね。
衣装のすばらしさとかは、劇場ではもっと迫力出ていいかもしれないけど。


「7月24日通りのクリスマス」

2007-12-26 10:18:27 | 映画
(2006年 日本)

ポルトガルと長崎が似てる。か~
なるほどね~

長崎って、やっぱりちょっと独特でいいよね。
同じ開国の地、横浜ほど洗練されてない感じも、素朴さが残ってていい。

ちゃんぽん食べたくなった。

年賀状ショック 2

2007-12-26 10:09:34 | 雑記
さて、無事に不足分のハガキも購入し、宛名書きは終わり!

      
いよいよ裏面だけど、今年は初めてハンケシ彫ってみたの~。
はんこ消しゴム。
彫り終えて、そのへんの裏紙に試し押ししてみたんだけど、これが超いい感じ♪
こりゃ今年の年賀状もいけるぜ!!
と上機嫌でさっそくハガキにポンッ!

あれれれれ~
こんなはずじゃなかったのに
インクジェットハガキだからか、はんこのインクをはじいてしまって、せっかくの模様がぼーんやり。
結局、一度押した後、ペンでいちいち縁取っていくという面倒くさ~い作業をするはめに・・・・

こんなはずじゃなかったのに~
ポンッと一発押して、はい終わり♪
のはずだったのに~~!!

しかも、ハンコケシゴムって、油性のインクをずっとつけ続けてると表面がつるっつるになるせいか、インクのつきも悪くなってくる。
使えね~
ハンケシ。。。。流行にのっかった私が浅はかでした。


大量に残ってるオットの年賀状は無難にプリンターでテキトウな図案を印刷してやる!

年賀状ショック

2007-12-25 01:13:19 | 雑記
やっとこさ重い腰を上げて年賀状に着手。
今日のうちに宛名書きだけでも終わらせとこうと思ってたのに。。。

この期に及んで。
今更、こんな時間になって。

ハガキが24枚足りない。
こんな夜中じゃ買いにも行けないよ~
多いかな~、余るかな~
と、むしろそっちを心配してたのに。
まさか足りないとは。

そういや今年夫が転勤になって、新しい職場関係の人が増えたんだ。

あーーーー。しくじったーー。
キリのいいとこまで、きちっと終わらしたかったのになぁ~
なんか、中途半端で終わるのって、もやもやして気持ち悪い

「となり町戦争」

2007-12-24 13:12:54 | 
三崎 亜記 著

行政による「事業」としての戦争。
そこにリアリティはまったくなくて、話に入り込めるかどうかはビミョウなところ。
だけど。

なんだろう、この静かな恐怖感は。
ひたひたと迫ってくる暗い影は。
絶対に、ありえないことだけど、だけどふとした瞬間に「あるかもしれない」と思ってしまう。
別に、「戦争」という事業じゃなくたっていい。
要は、知らないうちに、意識しないうちに、進んでいる「異常事態」。

社会保険庁や各市町村の担当者による横領もそう。
官僚や政治家の癒着もそう。
もっと大きく、地球規模の環境破壊だってそう。
ひたひたひた、ひたひたひた・・・・・・
それはごくごく静かに、けれど確実に、この国を、この星を、蝕んでいく。
気づかないからと言って、リアリティがないからといって、捨て置いていいものだろうか?

日一日と過ぎるたびに、様々な物価の上昇が報じられる。
100円ショップももうすぐ150円ショップにならざるを得ないだろう、と言われる。
そういえば最近街角でのポケットティッシュ配布が激減した気がする。
消費して消費して、必要の無いところにも消費を生んで、とにかく消費する。
そんな経済は行き詰りつつあって、だけどそれはゆっくりと、徐々に徐々に進むのでぬるま湯を熱せられた蛙の様に気づかないうちに死んでしまうのか。
それとも、ある日突然、熱湯に変わってのた打ち回りながら死んでしまうのか。
どちらがいい、とは言えない。
もちろん、死にたくはないから。

とにかく、今の社会に充満している得体も知れない不安感とぴったりマッチするような小説で、身につまされる思いがした。



「手紙」

2007-12-24 12:54:46 | 映画
(2006年 日本)

さすが東野圭吾。
涙、涙、ですわ。

犯罪者の家族や親しい者達にふりかかる偏見の目までをも含めて、それがその人の犯した罪。
その人が償わなければならない、罪。

犯罪者の家族を、犯罪者自身をも、あたたかな視線で描いているけれども、
だからと言って決して犯罪者を許しているわけではない。
そのへんのさじ加減というか、描き方が絶妙。
観客は、加害者側の意識を慮ることもできるし、被害者側の意識を汲み取ることもできる。
なんともいえないバランス感覚。
いい映画だ。


原作でも、由美子チャンはあんなにケバイのかな?

「カテゴリー6」

2007-12-24 12:46:38 | 映画
(2004年 アメリカ)

やっぱり、こういう場合に助かるのは、軍関係者とか、科学者とか技術者とか、特殊な場所に身を置いている人、もしくはその家族。なのよね。
当然だけど。
一般市民は正確な情報も得られないまま、むざむざと死んでいくしかないのよねえ。。。。
一般人として、切ないわ。

ありそうで怖いお話だった。
しかも、遠い未来とかじゃなく、ごくごく近い将来に起こりうる。


近かろうが、遠かろうが、必ず破滅の未来がくると分かっているのに、どうして今の生活を変えることができないんだろう。
人間。てか私。

「ナショナル・トレジャー」

2007-12-24 12:40:57 | 映画
(2004年 アメリカ)

子供の頃、地元の子ども会とかが主催するイベントの最後には、「宝探し」ってあったよなあ。
砂浜の中や、松の根元なんかに、番号の書かれた紙片が隠されていて。
紙片を見つけたときの喜びも大きいけれど、それだけじゃ一体何がもらえるのかわからないわくわく感もあって。
・・・楽しかったな。

大人になって、宝探しをする機会なんてもう無いけど。
やっぱりいつまでたってもわくわくするものなんだろうなぁ。