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比企山歩人の山日記

山好きな野郎がカメラ片手に各地の山を訪ね歩いた足跡を日記に綴ります

初秋の野反湖周遊ハイク

2005年09月12日 | 3 最新の山日記
2005年9月10~11日:7月に引続き今年2度目の野反湖訪問。今回はテント泊のつもりで出かけたが、突然の激しい俄雨で急遽バンガローに逃げ込む。晩は豪勢なバーベキューに舌鼓。翌日は湖畔の周遊ハイキング。秋の高原の花が行く先々で妍を競っている。特に多いのが濃紫のエゾリンドウ、白い清楚なウメバチソウ、目立たずひっそりと淡黄色のハナイカリ、白い実をつけたシラタマノキ等。また霧の流れる中、遠く「榛名山」「浅間隠山」「草津白根山」等の山々も私達を迎えてくれた。

野反湖周遊の起点:野反湖ロッジ付近

野反湖と八間山を望む

野反湖の上方遠く榛名山を望む

恵比山山頂から草津白根山と草津の温泉街を望む

恵比山山頂:1744m

この日、至る所で見られた濃紫のエゾリンドウ
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初秋の霧ヶ峰高原 花ハイク

2005年08月24日 | 3 最新の山日記
2005年8月23日:夏から秋にかけて咲く花々を求めて、我が市のウォーキングセンター主催の霧ヶ峰高原バスハイクに参加し、初秋の高原の花の代表花といえる「マツムシソウ」を始め多くの花々に会いに行ってきました。行程は次の通り。
車山肩ー蝶々深山ー物見岩(昼食)-八島湿原ー御射山ー沢渡ー車山肩
歩き始めは濃霧で予定の車山は断念し、先ずは両側に松虫草・ヒメトラノオ・トモエシオガマ・ハクサンフウロ等々咲く道を蝶々深山へ、どこにも色々な花が咲いており、辿る足も留まり勝ち、物見岩での昼食中にガスも晴れて視界が良くなってきた中を八島湿原へシュロソウ・ミヤコアザミ・オタカラコウ・ワレモコウ等秋の代表花咲く中に「白花の松虫草」を一株発見。私にとっては蓼科山からの下山途中の天祥寺原で初めて見かけて以来2度目の経験。さらに八島湿原入口付近ではフウロソウの中では花が最も大きく色の濃い「アサマフウロ」の群落に皆歓声を上げる。湿原を半周して御射山遺跡ー沢渡からひと登りで車山肩に戻り、多くの花々に出会った感激のバスハイクは終了した。
付き添いのボランティアの皆さんに感謝

マツムシソウ咲く登山遊歩道を行くハイカー

白花のマツムシソウに出会う

八島湿原へ大勢のハイカーが花々の咲く中を下って行く

ハ島湿原を行くハイカー達


サラシナショウマ・ヤナギラン等咲く八島湿原
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晩夏の苗場山:その2・雷清水~山頂

2005年08月19日 | 3 最新の山日記
2005年8月17日:晩夏の苗場山登山その1に引続き今日はその2として祓川コースの雷清水から鞍部のお花畑を経て最後の急坂を岩につかまりながら山頂へと向かいます。これからがこのコースのハイライトで楽しいお花畑から、苦しい最後の急登を経て大湿原の広がる山頂にもうすぐ立てます。

雷清水には清冽な清水が豊富に湧き出しており登山者のよい休憩所になっている。またここからは眼下に苗場山随一のお花畑を見下ろし、山頂も望めこれから辿るトレイルがよく分かる場所である。さて冷たい水でのどを潤したら神楽ヶ峰と山頂との鞍部のお花畑へと下る。

お花畑:周辺はハクサンシャジン・タカネナデシコ・ハクサントリカブト・エゾシオガマ・ハクサンフウロ・タテヤマウツボグサ・オヤマリンドウ・コガネギク・ウメバチソウ・シモツケ・イワオウギ等々足元を埋めている。楽しみながら緩やかに登って行き、最後の急登にかかり山頂を目指す

足元の花に慰められながら岩をよじ登り急登すること40分、急に緩やかになると山頂の端に飛出る。前方に山頂にある遊仙閣が見え、そして遠く広く多くの池塘が浮かぶ大湿原が広がっている。

苗場山山頂(2145m)は遊仙閣のすぐ裏手にあるが木に囲まれ全く展望がない。登山者は写真だけ撮っていく場所になっているようだ。

游仙閣前からの山頂の大湿原の展望、遠く龍ノ峰(2037m)の方まで池塘が点在している。

手前にワタスゲが風に揺れ、涼しい風が小池の上を渡っていく。私達は仙人が遊ぶというこの山頂の大湿原を2時間20分にわたり歩き回り、十分堪能の上、下山した。
今回苗場山で出会った花々は次回投稿予定です。
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晩夏の苗場山:その1・雷清水まで

2005年08月18日 | 3 最新の山日記
2005年8月17日:私にとっては3度目の苗場山登山ですが、今回は今年最後と思われる苗場山の花を訪ねるのが目的でした。もっと早い時期に登る予定でしたが都合で登れず8/中となってしまい、はたしてどの程度花が残っているか心配でしたがまずまず最後の夏の花々を見られ満足の一日となった。行程実績は次の通り。
祓川登山口4:38-和田小屋(1580m)4:57(5:02)-下の芝5:55(6:07)-中の芝6:36(6:42)-上の芝6:54(7:12)-小松原コース出会7:18-神楽ヶ峰(2030m)7:35(7:41)-雷清水8:01(8:04)-山頂端8:58-山頂9:05
今日の記事投稿は雷清水までで、次回はお花畑から山頂そして下山までを投稿予定。

登山口は駐車場のまん前で案内板と大きな登山口の標識がある。前の晩に駐車場に着き、車内で熟睡して早朝出発。しばらく自動車道を歩くと20分ほどで和田小屋に着く

和田小屋までは宿泊者のみが車で入れる。ここから山道に入るが、昨夜の夕立の雨水が絶えず流れる石がごろごろした歩き難い道を緩やかに登って行くとやがてやや開けた下の芝に到着。コウリンカが終わりかけている。小憩後次の中の芝を目指す

下の芝から30分ほどで中の芝到着。展望が開け、越後三山・巻機山や越後弥彦山等が見えている。ニッコウキスゲの最後の花が一輪二輪咲いている。ここからすぐに小松原コースを合わせ上の芝そして神楽ヶ峰に着く。

神楽ヶ峰の標識が倒れており、その根元でタテヤマウツボグサが美しく咲いている。この辺りから雷清水・山頂まで高山植物が咲き乱れ、疲れた体を慰めてくれる今日のハイライトとなるところだ。ここが標高2030m

やや下ると初めて苗場山の山頂が見えてくる。ここで名前の分からないアゲハチョウ大の綺麗な蝶に出会う。周りはミヤマコゴメグサ等が咲いている。艶のある綺麗な真っ赤な実が美しいタケシマランやモミジカラマツ等を見ながらもったいないほど下ると右手に冷たい清水が湧きだす雷清水に着く

疲れた体に水分の補給だ雷清水だ!一杯頂こう!うまい!ここから2分ほど下ると山頂との鞍部で、このコース(夏)最大のハイライトのお花畑だ!誰の足も止まってしまう各種高山植物の咲き乱れる所である。
ここからきつい岩場の最後の登りが待っている。この続きはまた!
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ノゾリキスゲの花を求めて

2005年07月30日 | 3 最新の山日記
2005年7月25日:野反湖周辺の山に咲くノゾリキスゲ(ニッコウキスゲ)を求めて野反湖周辺の山に登ってきました。あいにく台風7号接近の影響で天気は思わしくないが、求める花の時期のことも考え、予定通り出発。8:40野反湖ロッジ駐車場到着、身支度して9:00に登山開始、この付近のキスゲは終わりかかっている。しばらくキャンプ場を行き、三壁山登山口に出る。

三壁山登山口:ここから山道に入る。既に野反湖は1500mを超えており、これから登る山は2000m弱のため、標高差400mほどであるが、熊笹の中のややきつい登りが続く。三壁山(1974m)10:17着展望はなく小休止してすぐ出発。25分でカモシカ平分岐に出る。ここからかなり下っていくとキスゲ咲くカモシカ平に着く。予想以上に広いキスゲの原だ。

カモシカ平分岐:ここから平へ下って行く。従って帰りは登り返しとなって結構きつい。

ニッコウキスゲは1日花のため、昨日以前に咲いた花の残骸が花茎に付いており、そのためやや花の見栄えが悪くなるのが欠点である。このことから咲き始め初期が最も見栄えがよいようだ。それはそれとして今日は見渡す限り一面キスゲに埋まっており、まだまだ見られる状態であった。ここで大休憩、焼きそば昼食後、先ほどの分岐に戻り、高沢山・恵比山経由で14:30駐車場へ戻る。

帰りはここ富士見峠にて一休み:キスゲの他、ハクサンフウロ、イブキトラノオ、クルマユリ、アヤメ等が咲いていた。

尻焼温泉:野反湖の帰りはここが定番、誰もが立寄るTVでもよく紹介される野天風呂、我々も勿論立寄り入浴だ。温度は丁度良い。疲れを取り気分もリフレッシュして帰路についた。
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八ヶ岳(赤岳ー阿弥陀岳)2005年7月最新情報ーその2

2005年07月22日 | 3 最新の山日記
引続き、赤岳ー阿弥陀岳登山最新情報その2を公開します。
赤岳直下の稜線に飛び出た後は赤岳へのガレ場・岩場の急登が続く。要所要所には鎖・梯子が取付けてあり安心である。又この登山道には多種多彩な高山植物が咲いており、つらい登りを慰めてくれる。ここで筆者は初めてチョウノスケソウに出会い大感激とあいなる。その他ミヤマダイコンソウ、ミヤマキンバイ、ミヤマオダマキ、ミヤマミミナグサ、タカネツメクサ、タカネシオガマ、イブキジャコウソウ等々花盛りであった。やがてヒョッコリ山頂に飛出る。360度の大展望が待っていた。

赤岳山頂(2899m):右の赤い屋根は赤岳頂上小屋 後方の山は浅間山

赤岳頂上小屋前から赤岳山頂を見る:後方の山は南ア連峰

赤岳山頂から八ヶ岳連峰:左奥から蓼科山、東(西)天狗岳、硫黄岳、横岳 遠くは妙高山等の頸城山塊、浅間山、根子岳、四阿山、西上州、奥秩父連峰等が良く見えていた

赤岳山頂に1時間余り滞在後、今登ってきた道を引返し阿弥陀岳へ向かう。岩場を慎重に下り先ほどの分岐を通過し短いが急な中岳を登り、一気に中岳のコルへ下る。ここも高山植物が豊富な所でコマクサ(2株の白花を確認)群落を始め黒百合他色んな花が咲いている。このコルは右に下ると行者小屋に至るが、まずは荷を置いて阿弥陀岳をピストンする。コルからは阿弥陀岳は見上げるような急な登りであるが、1歩1歩確実に登ればそんなに時間はかからず、22分で登りついた。阿弥陀岳は2805mで赤岳より200m弱低いが、こちらも展望は360度で霧が峰の左下に諏訪湖が遠望できた。

阿弥陀岳(2805m)山頂から見た今登ってきたばかりの主峰赤岳

阿弥陀岳山頂から権現岳、網笠山を望む

さて阿弥陀岳から中岳のコルに降り、行者小屋を経て美濃戸の駐車場に無事戻り、花と展望の今回の山行は幕を閉じた。
尚、今回の山行で見られた高山植物の大公開はその3として引続き公開していきます。お楽しみに
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八ヶ岳:赤岳ー阿弥陀岳最新情報:05年7月=その1

2005年07月21日 | 3 最新の山日記

2005.7.20八ヶ岳の主峰、赤岳と阿弥陀岳に登ってきましたので最新情報をお届けします。当日は高曇りで時々晴れ間が出るまずまずの天気で、朝のうちは南ア・北アも見えていた。高山植物は最盛期でチョウノスケソウ・コマクサ等多種多彩に咲き誇っていました。<行程実績>
  美濃戸P3:40-行者小屋5:53(6:05)-赤岳7:50(8:52)-中岳コル9:51-阿弥陀岳10:14(11:00)-中岳コル11:15(11:22)-行者小屋11:57(12:20)-美濃戸P13:50
美濃戸Pを暗いうちに出発、南沢沿いに遡るが道は常に緩やかで、退屈になる頃行者小屋に着く。小屋をぐるりと硫黄岳・横岳・赤岳・阿弥陀岳が屏風のように取囲んでいる。ここから見ると赤岳も急ではあるがすぐ近くに感じられる。

行者小屋:後方は横岳の大同心・小同心
 
行者小屋から赤岳を仰ぐ
小屋から少しいくと右に中岳コルへの道を分け、急な直登のきつい登りとなる。最初は金網でできた階段を登るが、これが大変きつい。一歩一歩喘ぎながら登るが、一気に高度が上がり爽快である。眼下に行者小屋、その向こうに赤岳鉱泉小屋が見えてくると赤岳直下の鞍部に着き、眼前に権現岳、網笠山その奥に南アが飛込んでくる。

鞍部への登りから眼下に行者小屋、右上に硫黄岳、遠く蓼科山も見えている

赤岳直下から見た阿弥陀岳
鞍部からは岩のガレ場を鎖・梯子を伝って赤岳へ、ここからは高山植物が多種多彩に咲き、きつい登りを慰めてくれる。筆者はここ赤岳への登りで始めてチョウノスケソウに出会った。今回の山行の一番の収穫である。その他ミヤマオダマキ、タカネツメクサ、イワギキョウ、タカネシオガマ、ミヤマミミナグサ等々きついながらも素敵な花々に出会える所だ。
赤岳頂上直下より、手前に権現岳、編笠山奥に南アの千丈、甲斐駒、北岳

この後の続きは明日投稿予定です。高山植物の写真は当記事の第3回目にでも投稿予定。チョウノスケソウや白色コマクサ等写真をまじえて紹介します。乞うご期待!

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