<ボーイング社・本当の事かな~?>787バッテリー改善策を公表 東京で会見
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最新鋭機ボーイング787がバッテリートラブルで運航停止になっている問題で、
米ボーイング社のレイモンド・コナー民間航空機部門社長は15日、東京都内で記者会見し、
米連邦航空局(FAA)や国土交通省に提示したバッテリーの改善策の詳細を公表した。
1月のトラブル発生後、ボ社が記者会見を開いたのは世界で初めて。
ボ社によると、改善策は▽バッテリー内部の八つのリチウムイオン電池を絶縁シートで巻き、
その間に耐電、耐熱に優れた仕切り板を設け、熱の広がりを防ぐ
▽バッテリー充電時の上限電圧を引き下げるよう充電器を改良
▽バッテリー自体もステンレス製容器に格納し、
発熱した際も熱や空気をダクトから排出して出火を防ぐ−−など。
ボ社側は「今回のバッテリー異常で過充電は認められていない」と強調。
コナー社長は「数千時間のテスト、分析を行ってきた。適切な改善策と確信している」と語った。
FAAは12日、改善策が有効か立証するための試験計画を承認。ボ社は今後、
飛行試験などを実施し、安全確保に十分なデータが得られるかFAAの審査を受ける。
審査には国交省も立ち会う。
787機は世界に50機あり、うち全日空が世界で最も多い17機、日航が7機を保有。
特に全日空は開発段階から協力し、787を世界で最も早く導入した。
ボ社は日本側を重要な顧客と位置付け、トラブル後初の会見を日本で開くことにしたという。
【桐野耕一、宇田川恵】
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