レアアース、脱中国の動き加速 再開報道、情報収集に追われる ！！

最近思う怪しげな中国政府の動き・・・何かが欲しいのでしょうけど～日本を虐めているのか中国政府の幹部を虐めているのか理解出来ない部分が見え隠れ・・・・・

レアアース、脱中国の動き加速　再開報道、情報収集に追われる
2010.10.30 05:00
http://www.sankeibiz.jp/business/news/101030/bsc1010300500000-n1.htm
ハイテク製品に不可欠なレアアース（希土類）の輸出停止措置を中国政府が解除したとする米紙報道が伝わり、国内メーカーからは２９日、「事実ならば長期化せずによかった」（トヨタ自動車）と歓迎の声が上がった。ただ、「輸出に向けた動きはない」（双日、住友商事）のが現状で、大手商社など関係業界は情報収集に追われた。

　停止解除の情報は２８日、米紙ニューヨーク・タイムズ（電子版）が伝えた。報道では日本向けの再開は追加調査のため若干遅れるとしており、大手商社も輸出再開を確認できていない。

　自動車や電機など国内メーカー大手は、レアアースを必要とする部品の調達は取引先に委ねており、輸出が滞ってからも「短期的な影響はない」（ホンダ）のが実情。ただ、停滞が長引けば「中国に頼らない方法が必要になる」（日産自動車）、「取引先との連携を強めて対応しないといけない」（三菱電機）と危機感を強めていただけに、未確認ながらも再開の動きが出てきたことを前向きに受けとめている。

とはいえ、中国側は輸出停滞について「環境保護や資源管理の考えに基づくものだ」（楊潔●外相）と説明しており、レアアースの安定的な調達に懸念が残る状況に変わりはない。さらに、７月以降の中国政府による輸出枠４割削減で世界的に需給が逼迫（ひっぱく）し、価格は昨年の倍以上に高どまりしている。

　双日の加瀬豊社長は２９日、「チャンスがあれば供給先を増やし、安定調達の役割を果たしたい」と述べ、調達先の多様化を急ぐ考えを強調した。実際、双日と豊田通商はベトナム北部で２０１２年にもレアアースの生産を始める予定で、住友商事や三菱商事も中国以外での調達計画を立てている。

　メーカー側も、日本電産がレアアースを必要としない次世代モーターを１２年から量産に乗り出す構え。昭和電工は磁石の製造過程で生じた加工くずに含まれるレアアースを再利用する計画の具体化を急ぐ。レアアースをめぐる「脱中国」の動きは今後、一気に加速しそうだ。

●＝簾の广を厂に、兼を虎に