道教、仏教が多数を占める台湾ではクリスマスは日本と同じで、プレゼントをもらう子供、ムード派のカップル、デパート・専門店のデコレーションの方が目立つ土地柄です。 どこでもそんなもんだろうと想像しますが。。
日本だって、かって、40年位前までは、キャバレーでごきげんになったお父さんがアタマに三角帽子をかぶり、肩を組んで銀座の歩道をよたよた歩きし、手には大きなクリスマスケーキの箱を持つのが、この時期の定番光景でした。 ナッツカシイ~。
そして、バブル時代は、若いカップルは天下御免で、シテイホテルをとり、食事をして、部屋で情熱的な一夜を過ごす「聖夜」ならぬ「性夜」が定番になりました。 ウッラヤマシ~
台湾の若いカップルを見てると、この傾向が殆ど無いですね。
先日台北に所要ででかけた時も、街の賑わいはさほどいつもと変わらないようです。 至って人間の風体や動きは普通で、大手の商業施設がクリスマスを演出しているような感じでしたが、あの天井の高い台北駅ビルのコンコースというか乗車チケッット売り場のある一Fの広場だけはデコレーとされたツリーをバックにミュージシャンがクリスマスソングを演奏し、若い人たちがそれを囲んで聞き入っていましたが、おとなしいものです。
考えてみれば、台湾には「ラブホテル」があまりないですね。
高雄でも自分の周りでそれらしきホテルは、「大立・旧伊勢丹でターリ」は百貨店のうらにある、かぎりなくビジネスホテルに近い見立てのラブホテルが一軒だけです。
かと言って、モーテルは多いかといえば、ダントツに少ないような気がします。
浮気者も、不倫者も少なく、若い人は、志操堅固ということか? ちょっと信じられませんが、日本の盛り場とは随分勝手が違います。
男の道と別称される台北市「林森北路」は、盛り場というより。日本人のおじさんが大好きな大歓楽街ですが、おモチ帰りが一般的なのでしょうか? ラブホテルはほとんど目につきません。
若いころ出張で、札幌すすき野のいわゆるグランドキャバレー・ミカドで飲んでいる時。ステージショーの司会者が、面白おかしく、
「ミカドへようこそいらっしゃいました。夜も0時をまわり、中の島方面はすでにいっぱいということですので、今しばらくミカドショータイムをお楽しみ下さい」と言うメッセージが紹介されました。
「ネ、ネッ。 中の島方面には何が有る?」と、地元の接待主に尋ねると「ラブホエル街だべさ」「この時間は向かうタクシーで渋滞でないかい」と帰ってきたので「ああ、ソーカイ。イインデナイカイ」とつい先程覚えた北海道弁で会話をつないだことを今、思い出しました。
そして、その時、脳裏をかすめたのが「中の島ブルース 内山田洋とクールファイブ」
♫赤いネオンに身をまかせ~、 燃えて花咲く~アカシヤの~♫
源氏物語を始め、男と女の文化?はその日本にシッカリと情熱的な風土を形成していると、今でも確信しています。
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