峠★光キリスト教会

横浜から広島県廿日市市へ引越しして 新しく教会を開拓しました
山岳地帯 自然一杯の峠にこの地で初めての教会です

義母の思い出

2011-08-04 21:32:23 | Weblog
聖書のみ言葉に夫婦に対しての教えがある

エペソ書 夫は自分の妻を自分のからだのように愛さなければなりません 自分の妻を愛する者は自分を愛しているのです
      妻は自分の夫に従いなさい 夫は妻のかしらであるからです

ペテロ書 夫たちよ 妻が女性であって 自分よりも弱い器だということをわきまえて妻とともに生活し いのちの恵をともに
      受け継ぐ者として尊敬しなさい
      妻たちよ 着物を着飾る外面的なものではなく 柔和で穏やかな霊と言う朽ちる事の無い 心の中の隠れた人柄を飾りにして
      夫に服従しなさい

 兄の長女の結婚式に出席する機会があった 結婚式場の中のきれいなチャペルで 外国人の牧師が新郎にどんな時も生涯愛する事を誓いますか
 妻にどんな時も従う事を誓いますかとたどたどしい日本語と流暢な英語で尋ね 新郎新婦は誓いますと答えた
 二人は聖書に証されている真の神を信じているわけでも イエス・キリストを信じているわけでもなく それでも神の前に誓ったのです
 神様に誓った二人の告白に嘘がないようにと思いながら牧師として二人を祝福した

義母の結婚式はどの様であったのか 誓いの言葉はあったのか 夫として 妻として誰かから訓示があったのか知ることは出来ない
17歳の若い花嫁は何も知らないまま 牛が貰われていくように 夫の家に嫁いだ 
姑は他界しており舅がいた 舅はとてもやさしくて思いやりのある人だったが嫁いで3年後病で亡くなった
山奥の田舎の生活である 嫁いだ時から食べて生きるための働きをしなければならない 夫は気難しく些細な事ですぐ怒る性格だった
18歳の時女の子が生まれた 義母はひどい難産で苦しんで 7人の子を産んだ
6人目の次男が赤ちゃんのとき 囲炉裏に落ちたのを気付くのが遅れてお腹を火傷してしまった 近くに病院もなく次の日その子は死んだ
自分を責め 夫から酷い言葉をうけ半狂乱のようになって泣いても食べさせる為に働かなければならない
食べる為の苦労と育てる為の苦労が重なって 夜3時間しか寝られない日が何年もつづいた
田の仕事 山の仕事 炭焼き 畑と休むまもなく働いて風呂を沸かし 食事の支度 おかずが塩辛いと言っては夫から文句を言われ
口答えをしようものならたたかれた 夜中に夫から山の炭焼き小屋へ行って火を見てくるように言われ 一人で真っ暗な山道を歩いて
行くのだが 疲れたからだでやっと帰って寝ても朝3時に起きて夫が起きる前にお湯をわかし囲炉裏に火をつけなければまた怒られる 
人間のからだはどのくらい動かす事が出来るのだろう  私が義母に会ったとき節くれだった男のようなごつい手が印象深かった
ことを覚えている 夫は本をよく読む人で自分は何でも知っていると誇り 字の読めない馬鹿な嫁を貰ったと事あるごとに言った 
 



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