峠★光キリスト教会

横浜から広島県廿日市市へ引越しして 新しく教会を開拓しました
山岳地帯 自然一杯の峠にこの地で初めての教会です

お母さん

2010-06-04 22:36:52 | Weblog
母の一生を考える時本当に苦労の多いい人生だったと思う 貧乏の苦労 戦争 そして子供の問題と病気 次男は体が弱く産まれてよくひきつけを起こした 小学校の間はいつも頭が痛い痛いと言っては早退をして家で寝ていた 勉強もついていけなくて中学を卒業するのがやっとだった
中学を卒業してすぐ工場勤めで寮に入り家をを出た しかし口から大量に血を吐いて手術の後ずっと家で療養していた 少し元気になって父に時計の修理を習ってお店を継ぐことになった 彼は今私と同じく牧師をしている 四男は勉強も良く出来て一番の親思いで両親も期待したが彼は高校を出て上京しまもなくアメリカに行って生きているのか死んでいるのか音信不通が何年もつづいた 今もアメリカで家族と幸せに暮らしている 私が一番母に反抗的で口答えが多くて母に嫌な思いをさせたように思う 母は教会の礼拝を本当に大切にしていた音痴だったけれど讃美を一番大きな声で歌っていた 教会の方で困っている方を訪問しては助けていた 小さな体でよく動いていつも小走りでお店と家を行ったり来たりしていた 
苦労のなかで母の信仰は年とともに成長したように思う 子供達は成長したがみんな自分の生活が忙しく親孝行出来ないまま年が過ぎた その間も母は病気の父を看病し看取った後母も看病疲れと長い間体に無理を重ねたのが原因で倒れて歩けなくなり寝たり起きたりの生活になった その何年かの間に年に数回会って話をする時母の口から不平 不満 愚痴を聞いた事がない いつも感謝の言葉が出る事に夫も感心していた いつ亡くなってもいいように身辺整理をきちっとしていた 亡くなる一年前に母から聞いたのは夢の中でイエス様が現れて腰をさすってくださった朝起きたら何年も痛くて歩けなかった腰が全く癒されて普通に歩けるようになったと言って それから兄の車で古いクリスチャンの友達に会いに行ったり買い物に行ったり今日は回転寿司に連れて行ってもらったよと報告してくれた
私はイエス様が母に下さった御報美だと思い感謝した
 
聖書の中の詩篇にある御言葉 母が書いて残してくれた
  「人の歩みは神によって定められる。神はその行く道を喜ばれる。
  たといその人が倒れても全く打ち伏せられることはない。
  神がその手をささえられるからである。
  わたしはむかし年若かった時も年老いた今も正しい人が捨てられ、
  あるいはその子孫が食物を請い歩くのをみたことがない 」

  私は母が立派な人だったと言いたいのではなく 人は誰も弱く失敗も多いい
  しかし神様に与えられた人生の道をどんなに辛くても自分の思いであれこれと選択しないで忍耐を持って祈りつづけ
  信仰を全うした母を尊敬する          
  母の人生を助けてくださった神様に感謝し私も母が休んでいる天国に帰る
  まで信仰を全うしたいと思っている