~移ろいの詩ー俳句になぞらえて~
この笑顔と仕草をみな背に負い気負いこむ。
かかる手に高いか高いか子を振り返り仰ぐ。
足にしがみつく子の顔にかかる手を離さない。
人に言う前に我の立場を垢すりで確かめる。
言い訳天才に頷き相槌を打つ父と母かな。
泣き喚き入道雲がペコリ挨拶。
押し殺して一家団欒に身を任せ時の移ろいに耳を澄ます。
押し殺して迫る夕暮れに目を閉じ掌が顔を覆う。
泣き濡れて辿り着く川岸に故郷の白い雲。
おんぶ、抱っことせびる子に道草。
今日も遅刻して日が暮れる異国の我が子。
境橋風景に刻み渡りきる勇気と哀しさよ。
歩いて来て振り返る我が住む異国のストリート。
せがまれて敢然と旗振る負け戦。
この笑顔と仕草をみな背に負い気負いこむ。
かかる手に高いか高いか子を振り返り仰ぐ。
足にしがみつく子の顔にかかる手を離さない。
人に言う前に我の立場を垢すりで確かめる。
言い訳天才に頷き相槌を打つ父と母かな。
泣き喚き入道雲がペコリ挨拶。
押し殺して一家団欒に身を任せ時の移ろいに耳を澄ます。
押し殺して迫る夕暮れに目を閉じ掌が顔を覆う。
泣き濡れて辿り着く川岸に故郷の白い雲。
おんぶ、抱っことせびる子に道草。
今日も遅刻して日が暮れる異国の我が子。
境橋風景に刻み渡りきる勇気と哀しさよ。
歩いて来て振り返る我が住む異国のストリート。
せがまれて敢然と旗振る負け戦。