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類人エン(さすらいの詩~砂一詩集)

旅の終わりにこそ続けて流離う。
遠回りの道。
迷うな!それが真の勇気。
無限の嘆きは感謝。
神への祈りだ。

移ろいの詩  It likens it to the poetry haiku moving

2008-05-20 22:47:39 | Weblog
~移ろいの詩ー俳句になぞらえて~

この笑顔と仕草をみな背に負い気負いこむ。

かかる手に高いか高いか子を振り返り仰ぐ。

足にしがみつく子の顔にかかる手を離さない。

人に言う前に我の立場を垢すりで確かめる。

言い訳天才に頷き相槌を打つ父と母かな。

泣き喚き入道雲がペコリ挨拶。

押し殺して一家団欒に身を任せ時の移ろいに耳を澄ます。

押し殺して迫る夕暮れに目を閉じ掌が顔を覆う。

泣き濡れて辿り着く川岸に故郷の白い雲。

おんぶ、抱っことせびる子に道草。

今日も遅刻して日が暮れる異国の我が子。

境橋風景に刻み渡りきる勇気と哀しさよ。

歩いて来て振り返る我が住む異国のストリート。

せがまれて敢然と旗振る負け戦。