九州の案山子何が起か分からない 田舎覗いて 超人 揃い  

食料危機 起ります 自分の食物 国内産でお互いに 農家お 愛して

イラン大統領、核合意離脱なら米国は「北朝鮮の非核化「楽観論」がまだ成立しない理由 頭剥げる毛無いわ

2018年05月07日 08時51分03秒 | 九州の案山子

 

 

 

【AFP=時事】イランのハッサン・ロウハニ(Hassan Rouhani)大統領は6日、欧米など6か国とイランが2015年に交わした核合意から米国が離脱するならば、米政府は「かつてないほど」後悔することになると警告した。

 現在の核合意を不服とするドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は、核合意の「とんでもない欠陥を修正」するよう欧州の同盟国に求め、さもなければ再び制裁を科すなどと警告。今月12日を期限として合意からの離脱か残留の判断を示すと表明している。

 これについてロウハニ大統領はテレビ演説で「米国が核合意から離脱するならば、まもなく米国は歴史上かつてないほど後悔することになるだろう」と述べ、「トランプ氏はイラン国民が結束していることを知っているはずだ。(イスラエルの)シオニスト政権はイラン国民が結束していることを知っているはずだ」などと付け加えた。

 2015年にイランと、英国、中国、フランス、ドイツ、ロシア、米国との間で結ばれた核合意は、対イラン経済制裁の解除と引き換えに同国の核開発活動を制限するもの。イランは合意を順守しているにも関わらず利益が得られていないと不満を表明している。

 

つまり、この時点で核放棄を匂わせる文言は一言もない。

 

3月5日─金正恩の言葉

 

 その後、2月の平昌五輪での融和攻勢を経て、3月5日、韓国特使団と平壌で会談した際の金正恩の言葉は次のとおりである。

「米国と虚心坦懐に対話を行う用意がある」

「対話継続中は、新規の核ミサイル実験は凍結する」

「軍事的脅威が除去され、体制の安全が保証されれば、核を保有する理由はない」

 ただし、以上はあくまで韓国側の発表によるものであり、北朝鮮側はこの言葉を発表していない。つまり、北朝鮮側は後々、公式に「自分たちはそうは言っていない」と言い逃れられる余地がある。

 

3月26日─金正恩の言葉

 

 その後、3月26日に金正恩は北京で中朝首脳会談に臨んだ。その際の金正恩の言葉である。

「金日成主席と金正日総書記の遺訓に基づき、半島の非核化に尽力することは、われわれの一貫した立場」

「韓国と米国が善意をもって、われわれの努力に応じ、平和実現のために『段階的で同時並行的な措置』を取るならば、非核化問題は解決に至ることが可能」

 これも中国側の発表であって、北朝鮮側では一切、言及していない。ただし、韓国と違い、北朝鮮の後ろ盾である中国の公式発表を、北朝鮮側が後々「自分たちはそんなことは言っていない」と否定する可能性は低い。

 

4月19日─文在寅・韓国大統領の言葉

 

 その後、注目される情報としては、4月19日の文在寅・韓国大統領の言葉がある。

「北朝鮮は完全な非核化への意思を表明している」

「在韓米軍の撤退など、米国が受け入れられない条件は付けていない。北朝鮮が求めているのは、北朝鮮に対する敵視政策の終了と安全だ」

 これは、北朝鮮側がほとんど具体的な条件をつけずに核放棄に応じるという話で、これが事実なら、北朝鮮の核放棄がほぼ確定といえる画期的な情報である。ただし、あくまで韓国側の言葉であり、北朝鮮自身の言葉ではない。

 

4月20日─北朝鮮の公式発表

 

 これに対して、北朝鮮側がどう応えるかが注目されたが、翌4月20日、北朝鮮は朝鮮労働党中央委員会総会を開催し、以下を公式発表する。

「核の兵器化の完結が証明された状況で、いかなる核実験も、中長距離、大陸間弾道ミサイルの発射実験も必要なくなり、北部の核実験場も使命を終えた」

「4月21日から核とミサイル実験を停止。核実験場を廃棄」

「対話を積極的に行う」「今後は経済立て直し」

「わが国に対する核の脅威や、核の威嚇がない限り、核兵器を絶対に使わず、いかなる場合にも核兵器と核技術を移転しない」

 公式発表だから、もちろん対米的にも「約束」に相当する。上記発表の限りにおいて、北朝鮮は核放棄を匂わせる文言は一切発しておらず、それどころか核保有継続を前提としている。

 

4月27日─板門店宣言

 

 そして4月27日、南北首脳会談が行われ、板門店宣言が公式に発表される。この文書は金正恩も署名し、北朝鮮でも報じられた。非核化に関する文言は以下。

「完全な非核化を通じ、核のない朝鮮半島を実現するという共通の目標を確認した」

「北側が行っている主動的な措置が朝鮮半島の非核化のために大きな意義を持ち、重大な措置だという認識を共にし、今後、各々が自己の責任と役割を果たすことにした」

 平昌五輪以来の和解ムードの中で、北朝鮮が公式に「非核化」に触れたのは、これが初になる。

 

アメリカに求める「見返り」

 

 ただし、3月26日の習近平との会談で金正恩が語ったように、北朝鮮は金日成の時代から、公式には世界の非核化、あるいは朝鮮半島の非核化に何度か言及してきている。そのうえで「北朝鮮が核開発せざるを得ないのは、アメリカの核戦力の脅威下に置かれているからだ」という理屈を公式に打ち出してきたという経緯がある。

 したがって、3月5日に金正恩が韓国特使団に語った「軍事的脅威が除去され、体制の安全が保証されれば、核を保有する理由はない」との言葉は、何も目新しい北朝鮮側の妥協ということではなく、もともとの公式な立場の再表明にすぎない。

 ところが、北朝鮮はその条件を取り下げて、一方的な核放棄に応じるとしたのが、4月19日の文在寅・韓国大統領のコメントだった。しかし、板門店宣言ではそれは盛り込まれなかった。非核化についても「核のない朝鮮半島を実現するという共通の目標を確認した」と「目標を確認」に留まった。北朝鮮側が一方的に核放棄することを示唆する文言は一切含まれなかったわけである。

 なお、板門店宣言には「北側が行っている主動的な措置が朝鮮半島の非核化のために大きな意義を持ち、重大な措置だという認識を共にし」という文言があるが、これは3月26日の中朝首脳会談で金正恩が語った「韓国と米国が善意をもって、われわれの努力に応じ、平和実現のために『段階的で同時並行的な措置』を取るならば、非核化問題は解決に至ることが可能」に対応している。

 つまり、北朝鮮側が先に「核とミサイルの新規実験の停止」「核実験場の廃棄」という妥協を示したのだから、次はアメリカ側がそれに応じた見返りを提示すべきとの意思表示である。しかも、「段階的で」と言うことは、一度の会談で決裂することなく、時間をかけて対話・交渉を継続したいとの意思表明でもある。

 

戦争だけは回避したい北朝鮮

 

 以上のことから分かることは、以下になる。

「北朝鮮は対米対話を強く希望している」

「北朝鮮は一方的な核放棄を明言していない」

 いま現在、北朝鮮側の言動から分かることは、以上である。しかもこの2点は、北朝鮮側の利益にも矛盾しない。

 北朝鮮にとって、核ミサイルは最も脅威となるアメリカに対抗する最強のカードである。これを手放すことは、北朝鮮側からすれば、安全保障の放棄に等しい。なので、できれば核放棄したくないのが当然だろう。

 核放棄しても北朝鮮側の安全保障が成立する唯一の条件は、米軍が北朝鮮軍を撃破する戦力(特に核戦力)を持たないことだが、それは現実的にあり得ない。平和協定を締結し、敵視しないという「約束事」を交わすだけでは、その約束事が反故にされる可能性があるかぎり、安全保障は担保されない。核保有国同士として対等な立場での軍縮交渉のようなものは可能だが、一方的な核放棄は、北朝鮮側にとっては不利なだけである。

 しかし、米軍に対する抑止力として核戦力を整備していく過程で、それが原因でアメリカと戦争になってしまっては元も子もない。戦争を回避するためには、対話の継続はきわめて有効だ。したがって、核放棄を回避しつつ対話を継続することは、北朝鮮の利益に合致する。しかも、その段階的な交渉過程で、経済制裁の解除も期待できると北朝鮮側が考えている可能性も高い。

 ただし、アメリカは「非核化が前提」という要求を一貫して堅持している。アメリカが言う非核化は、米軍の対北朝鮮戦力の無力化を条件にしない北朝鮮の核放棄である。北朝鮮はそれを回避したいが、対話の決裂も回避したい。北朝鮮が一方的な核放棄の言質を取られないように自らの情報発信を計算しつつ、アメリカ側が対話の席を立たないように注意深く駆け引きを行っている様が、一連の経緯から見える。

 

北朝鮮の「一方的妥協」を発信する韓国政府

 

 このように、北朝鮮側が一方的核放棄を回避しつつ対米対話実現を目指しているなか、北朝鮮側の一方的妥協を強く示唆する情報が、韓国政府から次々と発信されている。主なものは以下のとおり。

「金正恩は、米が朝鮮戦争の終戦と不可侵を約束するなら、核は不要と言った」

「北は5月中に核実験場を閉鎖して公開すると言った」

 後者は具体的な金正恩の言葉を細かく伝えており、しかも北朝鮮側の公式発表とも矛盾しないため、事実である可能性が高い。

 他方、前者に関しては、それが事実であれば北朝鮮側の核放棄からの和解が決定的となる話だが、前述したように北朝鮮側の公式発表と一致しない。たとえば後々、北朝鮮が「文在寅の勘違い。我々はそういう意味では言ってない」と言えば簡単に終了する話にすぎない。

 もしも北朝鮮がそうした妥協を前提に交渉を望むなら直接、米政府と水面下で交渉するだろう。あるいは、真意を対外的に伝えたいなら、公式に表明すればいいだけのことだ。

 韓国大統領府がここまで言う以上、金正恩が文在寅にそれなりの「仄めかし」はしている可能性は高いが、公式の約束事として言質を取られないようにしているわけで、その目的は、非核化前提を譲らないアメリカに対して、とにかく一方的核放棄を回避しつつ対話に持っていきたいからだろうとみるのが自然である。

 ちなみに、この「北朝鮮側は公式に言っていないが、韓国大統領府が伝言式に発表している北朝鮮側の考え」というあやふやな情報には、非核化関連以外にも、たとえば「金正恩はいつでも日朝対話の用意があると言った」という話もある。これも北朝鮮の公式発表でない以上、それを「金正恩の考え」と前提するのは妥当ではない。

 

現時点では楽観論に根拠はない

 

 いずれにせよ、韓国大統領府の伝言情報を前提に、金正恩が非核化に真剣に合意しているかのような報道・解説は、控え目に言って「希望的観測」にすぎない。

 北朝鮮側の利益という観点から見れば、金正恩の対外妥協など疑うのが当然であり、しかもその言動に明らかな「言質を取られない言い回し」が見られれば、その希望的観測の信憑性はさらに低くなる。

 もちろん冒頭で提示したように「金正恩の考えは誰にも分からない」から、「金正恩は世界を騙しているだけで、非核化など一切考えていない」と断定はできない。しかし、現在の情報からは、楽観論を導き出す論拠が成立しないということは留意する必要がある。

 つまり、今後の米朝交渉の過程で、北朝鮮が核放棄する可能性はあるが、その可能性が「高い」と言える根拠情報は、残念ながら現時点では「ない」ということだ。

 なお、朝日新聞ソウル支局が5月3日、「北朝鮮、核全廃に応じる構え 米朝事前協議で姿勢示す」という記事を、翌5月4日に韓国の有力紙・東亜日報が「米朝、『2020年までに核特別査察完了』で調整か」という記事を配信した。いずれも北朝鮮側の核放棄合意が確実とするスクープ報道だが、情報源は匿名であり、核心情報源にいちばん近い位置にいる米主要メディアがどこも報じていないことから、現時点ではあくまで真偽不明な未確認情報という扱いになる。

 

アメリカの要求と北朝鮮の対応

 

 最後に米朝交渉の見通しだが、アメリカは現時点でも「北朝鮮の核放棄合意」を前提とする姿勢を堅持している。トランプ大統領自身は、米朝首脳会談自体は「過去の米政権ができなかった偉業」として一貫して乗り気である。しかも、米国人人質の奪還がほぼ本決まりになってきたことで

 

 



4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはようございます (憲さん)
2018-05-08 04:16:24
核を持っていると世界が認識したから北朝鮮は融和的な態度をとって来たのでしょうね
絶対に手放しませんよ
1億年あの地を踏めなくても制裁を解除すべきではないと思います
返信する
憲さん様 (九州の案山子)
2018-05-08 10:55:59
おはようございます!
制裁 国民 可愛そう ですね
皆平和 行かないものしょうか
返信する
Unknown (Unknown)
2018-05-11 06:11:43
参考に なりますね
返信する
(Unknown)様 (九州の案山子)
2018-05-11 06:44:39
お早う御座います
何も 良い事 りませんね 多分
返信する

コメントを投稿