広告屋日乗

神戸の広告会社勤務Hの読む・飲む・食う

「みをつくし料理帖」の著者 高田 郁さんの好きなもの

2011-05-24 16:42:38 | 本ーブックレビュー
というテーマのエッセイが掲載されたブックレット「ほんまに vol.12」を
偶然、元町の海文堂書店で見つけ購入。
タイトルは高田 郁「どんだけ○○○が好きやねん」。

内容を記す前に、ちょっと余談。
僕のこのブログのアクセス解析を見てみると、
「昨日一番多かった検索キーワードは高田 郁 プロフィール」と
いう結果がほとんど毎日出てくる。
過去3回ブログで取り上げさせていただいたのが、
この結果となっているんですな。
高田さんに関する検索が増えれば増える程、
ワタシのこのブログが世に知られるということになる。
ということから、平素、高田さんには、
僕のブログのSEO対策に多大なる貢献をしていただいてる訳で、
ただただ感謝申し上げます。


さて、本題。
高田さんの好きなものベスト5。

<その1 海文堂書店>
 ご両親が元町の海文堂書店の南側の栄町通にあった、第一勧銀に
 お務めであったことから、幼き頃よりこの書店によく通っていた
 とのこと。
 また、「みをつくし料理帖」の第二巻が出た際、人生で初めての
 トークショーを行なったのも、こちらの書店。
 港町神戸にある、書籍の香り漂うこの小さな書店が大好きですと。


<その2 食べること>
 料理をテーマにした小説を書き、巻末にはレシピまで添付している
 ことでかなりの料理上手と思われがちですが、決してそうではなく、
 食べることの方が大好き。「私は食欲の奴隷です」と告白される。
 美味しいものに出会うと、「ああ、幸せ!生きてて嬉しい!!」と
 涙ぐみ、そうでないものなら、「神仏は私に試練をお与えなさる~」
 とまたもや涙ぐみながら唾下する。これまで食した中で、一番の苦行
 は、菩提寺で頂いた「百年沢庵」。その発酵臭甚だしく、お箸で挟む
 だけで難行苦行。親族みな瀕死状態(?)の中で唯一食べきったのは、
 高田さんおひとりだったそうな。


<その3 ひとり酒>
 一日の終わりは大抵酔っぱらいですと。とりわけひとり酒最高!
 ビバひとり酒。適量をチビチビ飲るのは限りなく幸せ。
 以前は酔っぱらうと原稿用紙に思いついたことを書きなぐり、
 翌朝眺めてみれば、「一体、何がしたかったのか?!」と自問自答
 の毎日だった。
 その極めつけはタイトルを「走る役所広司」と書いたことがあったと
 言う。


<その4 寅さん>
 携帯電話の着信音は「男はつらいよ」の主題歌。それほどの大ファン。
 第一作品から欠かさず全作を家族揃って観賞したとのこと。
 寅さんと言えば、倍賞千恵子演じる妹の「さくら」。高田さんにとっての
 さくらは三つ上の兄。司法試験に何度しくじっても、その都度励ましてく
 れ、作家になると宣言した時も「大丈夫!できる!!」と太鼓判を押して
 くれたのが兄だったとのこと。


<その5 角川春樹事務所>
 「みをつくし料理帖」の第一巻を出す際、東京・神保町の会社を訪ねた時
 のこと。お世辞にも立派な社屋ではないが、中で働かれている社員の方々
 は良い方ばかり。担当編集者だけでなく、全員が私の本の感想を丁寧に語
 ってくださり、角川春樹社長以下社員一丸となって、私を応援してくれて
 いるのが痛い程、伝わり胸が熱くなった。



このブックレット500円で有料販売なのに、
浜村淳の映画解説並にすべて曝してしまい、完全な営業妨害ですな。

そうそう、このブックレットの発行元は海文堂書店。
高田さんが大好きな書店は海文堂書店。
高田さんは原稿依頼をされた書店を持ち上げようとして書いたのではなく、
本当にお気に入りのご様子で、エッセイにも出てきた、
その人生の初めてのトークショーでもそのことを語られてました。

お人柄が伝わってくるエッセイでしたので、私の拙文はあくまでもレジュメ
と見なし、是非是非買って、お読みくだされ!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿