今日から夫様は再入院。
緩和ケアチームに入っていただいて、癌で不安な心のケアもしてもらうことになった。ありがたい。
心のケアをするにあたってのアンケートがあって
治療をする上であなたが大切に思っていることを選んでください という項目を選ぶのだけど。
人に迷惑をかけたくない とか 社会に貢献したい とかは〇がついてたのだけど
家族や友人とすごす充分な時間 については 〇をつけていなかった。
これ、〇つけないん?と聞いたら、うん、いらないと言ってた。
もともとベタベタした関係が好きじゃないと言ってた夫君。
「男は女遊びや浮気するか、所ジョージのように車やバイクにつぎ込むか、どっちかのタイプで俺は後者だ」とか言ってたっけ。
車やバイクには執着するけれど、家族や友人には執着しないよーだ。
このアンケートを読んだら、なんだかすごくラクになった。
新婚の頃までは恋愛チックなことにも興味があった夫様だけど
年を重ねるにつれ、淡々とするようになって。
「一番の理由は、どっちみち、誰もが全員、一つ(おそらくお日様とか天照太御神とかのこと)に帰るんだから、そんなに執着しなくていい」、みたいなことを言い出すようになっていた。
確かに、誰もが全員、この世に来た、旅人で、いつか全員お別れするわけだ。
私も彼にそんなに執着しなくてもいいはず、と思って、気がラクになった。
今日から新月期間だから明るくいられてるだけ、かもしれないけれど。
昨日は彼の友達に電話してしまって、ビービー泣いてしまった。完全に認知症になる前に会ってあげて、と。
その友達は、夫様からバイクの処分を依頼されているらしい。後を頼むと言われたと言う。夫様もそう言っていた。
ま、それはさておき、そのお友達が純朴ないい人でさあ。
ホントは夫様が死んだ後に、友達とは言え男の人と交流するのイヤだから、早くバイク処分してほしいと何度も夫様に言っていたのだけど。
昨日、電話してお話したら、「僕の方が〇〇さんにはお世話になったのだから、会いたいし、困った時は電話してほしい」などなど、本当にいい人なことが良く分かって。
夫様なりに私のことを考えて、本当に善人の友達にバイクの処分等をいろいろ依頼した(処分の際に得られたお金の配分まで決めてあるよう)こともわかって、まあ、そういう愛もあって、執着がなくても愛があるわけだ、と気付いて。
そんで、さらに、こんな良い友達と縁があるなんて、夫様も良い人なのだろうと思ったのだった。
私も、愛だけ残して、執着は捨てれるよーにがんばろ☆
でもヤツが死んだら、49日の間に滅茶苦茶感謝して 超高い地位についてもらおう。
そして、私を迎えに来る時は、プライベートジェットで来てもらうよーにしてやるぞ~~~。
そーだ、私には供養がある☆