雪が消えた野良に出て梅の選定を再開した。
風はまだ冷たいけれど、日光が刺すように痛い。
防寒衣のフードを上げたのは日差しを避けるためだ。
福寿草
梅は収穫しやすいように樹形を低く整える、つぼみはまだ固い。
隣地から根を伸ばした真竹を切り倒した。
ほっておくと数年で竹藪に代わるだろう、竹林は初夏おいしいタケノコが収穫できる楽しみがあるけれど、そんなに大量はいらない。
新しい竹鋸の切味は抜群だ、竹の切り株を踏み抜かないように、昔愛用した登山靴を着用した。
しばらくしたら、左足裏がチクチクと痛いし、革が硬化してどうもしっくりといかない。早々に作業を切り上げた。
帰って靴を脱いで驚いた、左足の土踏まず付近に1ミリほどの釘先が出ていて靴下に血がにじんでいた。
製造過程で打ちこまれたものだろう。長い年月を経て何らかの理由でとび出したものと思われる。
山はまだ冬景色
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