谷間の小さな段々畑

山畑の四季を写真とともに発信します

金沓(かなぐつ)

2017-03-29 20:21:07 | 日々のこと

 暖かい風に誘われて、雪がまだらに残った山沿いの道を歩いた。

かっての美しい桑畑は荒れて、兎も住めない藪になっている。

風の中から、とうに絶滅した馬の蹄の音が聞こえた。

蹄鉄(金沓)をつけた馬の足音はリズミカルだ、小学校の近くに独特の匂いがする金沓屋の作業場があった。

小さな湿地帯に蒲の枯穂が残っていて、その形が面白かった

人も獣も魑魅魍魎も

川沿いの道を歩く人影があった

95歳のAさんだ、杖にすがって歩く私とは大違いだ。 金沓を履いているのかもしれない

 落葉松に太い蛇のように藤蔓が絡まっていた

 

 

 

コメント
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