遠隔操作ウイルス事件の教訓

また朝外を見ると雪が積もっていました。
そんな悪い天気が続くせいか、いまだに花粉の飛び方が甘くて助かっています。

そういえば先日2月10日に「遠隔操作ウイルス」に関する容疑者が逮捕されました。
あれは警察の地道な捜査もありますが、容疑者側のミスも多いでしょうね。
何せ、防犯カメラに姿を取られてしまったわけで…。
もっと狡猾な犯人だったら、永久に捕まらなかった可能性も高いです。

多数の冤罪発生といい、この事件は様々な教訓を残しました。

まぁ…捜査の方法や、今後の対策などは警察や専門家に任せるとして…。
一般的なPCユーザは、次にいつ自分が巻き込まれてしまうのか、
つまり「冤罪を着せられてしまうのでは？」という点が一番不安なのではと思います。

こればっかりはアンチウイルスソフトやOSのアップデートだけではどうにもなりません。
もちろんアップデートはするべきでしょうが、
やるべき最低限の項目であり、十分な条件とは言えません。

では、どうするか？

今後、アンチウイルス技術にブレークスルーがおきれば別ですが
現状では単純ながら「個人個人でITリテラシーを身につける」に尽きます。

冤罪に巻き込まれてしまった人は確かに気の毒ですが
「安易に掲示板に張られたソフトウェアに手を出さない」
こういう基本的なリテラシーでかなり守れるはずです。

ITリテラシーは簡単なものならば、総務省、経済産業省などの
公的なWEBサイトでも勉強することができます。

ウイルスを仕掛ける側も言葉巧みに感染へ誘導しようと罠を張っています。
みなさまも、何より自分の身を守る為にもお気をつけて…。


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（井上宇紀）