★辞めなければ収まらない「日本の風潮」は、みの自身が作ったのでは
2013.10.28 08:52
■10月28日
記者会見の最後に「次男に対し一言」と問われたタレントのみのもんたが、「バカヤロー!」と絶叫した。
31歳の次男による窃盗事件が発覚した当初、みのは親の責任については否定的だったが、会見では「親子の縁は切れない。親の道義的責任を考えるなら、番組を降りて責任をとる」と語った。
(サンケイスポーツ)
潔い決断と言いたいが、TBSの「朝ズバッ!」の出演自粛から1カ月半もたっている。マスコミを遠ざけ考え抜いた末、というより世論の風向きを見極めていたのか。人は熱しやすく冷めやすい、とタカをくくっていたかもしれないが、逆風はいつまでも収まらず、TBSも支えきれなくなったようだ。
「バカヤロー」はいわゆるぶらさがり取材ではなく、記者会見での“公式発言”だけに重い。言外に「お前のためにこんなことになったんだぞ」と、親の責任より最後まで次男に責任転嫁する自己保身と 取られても仕方ない響きがある。
「親として立ち直ってくれることを信じている」とでもいえば、まだ救いがあったのではないか。
みのは2005年から始まった『朝ズバッ!』では、歯にきぬ着せぬ物言いで世の中を切ってきた。
テレビ界の風雲児でもあり庶民派の代表ともいえる存在だった。
正義の味方を気取って、時には
「責任者出てこい!」「頭を下げて済むもんじゃない!」と当事者を追い詰めた。
やり玉に上げられ、世の批判を必要以上に浴びた人も少なくないのではないか。
逆に、その人たちからすれば「こんな人に叩かれたのか」と、いまいましい思いだろう。会見では、辞めなければ収まらないのが「日本の風潮」と言ったが、その風潮を作った一人がみの自身ではなかったのか。 (今村忠)
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/131028/ent13102808530003-n1.htm
そもそも次男の窃盗よりもセクハラが問題