めざせ!巨ベラ師

50cmオーバーのヘラブナを追い求めての奮戦記。釣りを中心に、車中泊やキャンプ料理等、アウトドアライフを紹介します。

久々の尺半

2022-09-14 08:26:24 | 日記

 9月8日、上津ダムに釣行し、久々の尺半をGETしました。

 7・8日、2日間の釣行でしたが、初日は家の用事で午後からの出発。ホームの山田ダムに到着すると、お盆明けに釣行した際よりさらに約2~3m減水しており、削られた旧島跡が姿を見せる程です。

 さて、何処で竿を出すか?地形の確認を兼ねて、すっかり水が引いてしまった上流部からダムサイトに向かって、釣りが出来そうなポイントをチェックして回ります。この大幅な減水、かつては毎年の様に見られたのですが、ここ数年は気象の影響でか目にする事はありませんでした。理屈から言えば、減水によってヘラブナの密度は濃くなっているはずです。実際、この様な水位で釣果を出した事も過去にはあったのです。しかし、魚の活性は別問題。夕刻まで観察しましたが、様々な要因でその気配は、ほとんど感じられません。僅かに、島跡の先端で大型のモジリが一度あったきりです。

 結局、この日は竿を出す事はありませんでした。2日目をどうするか?目的のダムそのもを、変更するしかなさそうです。この日の内に、上津ダムへ移動する事にしました。現場に到着したのは、23時頃。ヘッドライトを付けて、ポイントを見て回ります。事前に釣友から得た情報では、3~4本の床前のタナで釣果が出ているとの事でしたが、それが出来そうなポイントには、すでに車中泊組の先行者がありました。

 鮒橋周辺を諦め、堂前方面に向かうと、こちらは1級ポイントががら空き。釣れてないのか?慌てる事はなさそうなので、スロープの楽ちんポイントへ。すると、何度かモジリが見られました。ここにしようか?また、ボウズになるかも知れませんが、釣果は二の次、とりあえず気持ちよく釣りがしたい。ここならそれが出来そうです。

 前回のブログでご報告した様に、約1ヶ月間の入院生活を送り、その後の自宅療養も含めると約1月半の間、釣りから遠ざかっていました。その間、不思議と釣りに行きたいという衝動は起きませんでした。普段、夢の中でさえ釣りの事を考え、合わせのタイミングで右腕を振り上げ、布団をめくってしまうのですが、入院期間中は仕事の夢を見る事はあっても、そんな事は一度もなかったのです。ただ、普通の生活に戻りたいその一点でした。辛い期間ではありましたが反面、自分自身を振り返る時間でもありました。家族の大切さ有り難さを実感し、また医療従事者の皆さんの献身的な働きぶりを目の当たりにする機会にもなりました。

 入院期間中にこんな事がありました。同じ病室の患者さんが、転んで頭部に怪我をしてしまいました。せっかく順調に回復していたところだったのに、少しだけ逆戻り、あまり他人に物事を頼りたくないという思いが災いした様です。その日の看護師さんの巡回の時の事でした。4人部屋のカーテン越しに聞こえて来る看護師さんの声。『○○さん、何か困った事があったら、どんな事でもいいから“ナースコール“で呼んで下さいね、無理をしてはダメですよ、たとえ夜中でも、誰が呼ばれて来たとしても、嫌な顔をする様な者はこの病院にはおりませんから・・・』

 その声を聞いて、この看護師さんの自分の仕事に対するプライド、そして同じ働く仲間への信頼感を感じました。自分の担当の主治医も、自分の休みの日にもかかわらず午前中、手術後の患者の様子を見に来る様な責任感のある方で、それが普通なのかどうかは分かりませんが、この病院にお世話になって良かったと心底思った次第です。おかげさまで、私もすっかり元気になりました。

 元気になると、欲が出て来ました。“巨ベラが釣りたい!”本来の自分に戻った様です(笑´∀`)。大きく移動して立った新たなフィールドは、満水より少し減水した程度で、心洗われる景色です。

 6時頃、エサ打ち開始。二人入れるポイントで、一つはスロープの先端、もう一つはスロープの付け根で、ここに対岸道路向きに釣り座を構えた。前方に大きな石が2つあり、その辺りから深くなるらしく、満水時においては15・16尺で石がらみで回遊して来るヘラを狙うらしいが、この日は少し減水していたので、18尺を選択した。水深を測ると、なじみの2本半で底が取れる。(写真の魚が釣れたのは、なじみの2本強のタナであった。)

道糸2.5号 ハリス1号 ハリ:上サイト18号30cm、下同60cm エサ:マッシュ3・藻べら2・淺ダナ1本1・水3.75 ウキ:釣友作

 ウキが立ってなじみきるまでの間、何か一つでも変化があれば、なじみきった後エサ落ちまで待つが、そうでなければ、なじみきったら直ぐに打ち返す。せいぜい待って5カウント。エサ打ちを繰り返すと、なじみスピードが変化したり、止めが入ったり、エサ溶けが早くなったりする。それらがアタリに進化する様に望むが、また何もない状態に戻る。で、さらにエサ打ちを続ける。今日は、エサが無くなるのが早い。辛抱強く、辛抱強く、時折みられるモジリや泡付けが気持ちを支える。パターンを繰り返すうち、その後の展開が読める様になる。やがてサワリから合わせをくれてやるアタリにまで進化した。数回合わせたが乗らない。カラツンになったらタナを浅くしてやる。その幅は、トップのどの位置でカラツンになったかで判断する。逆に、サワリがあるのに落とさない時は、1~2投だけタナを深くして様子をみる。アタリがでなければ元に戻す。そんな繰り返しで、もうお昼。昼時合チャンスとみたが、スレをかいた。ここは場を休ませるのが得策と考え、13時過ぎに半時間程の昼休憩を挟んだ。

 今日は、チャンスがある。集中力を欠かない様、それだけ注意しよう。午後の部開始。沖合でたまにモジリ、左側下手で時折泡付け、微風、左から右側上手に若干ウキが流れる。魚の気配は感じるが落とさない。15cm程タナを深くして、全く待たずに仕掛けを回収するリズムでエサ打ち。それまでの微風が止み、流れも止まった。訪れた静寂、来るかも!?ゆっくり、ゆっくりウキがなじむ、そしてなじみ切るか切らないかのタイミングでドン!来たぁー、乗ったぁー

 グーン・グーン、ドン・ドン、えっーコイかぁー、止まった!ヘラやっ!さらにグーン・グーン、一瞬のされそうになったが、武天が上手に交わすと、主導権は釣り人側に移った。ゴボッと水面に顔を出すとこれはデカイ!しかし、がっちりハリがかりしている。慌てる事はない。障害物は何も無いゆっくりやりとりして、ヤツの?彼女の?体力を奪ってやればいい。また、水面に顔を出した。やっぱりデカイ!いっぱい空気を吸わせて、出来るだけヘラの視界に入らない様に玉網を近づけると、一気に掬う。よっしゃぁー!

 あまりの体高の良さに、実際の大きさより大きく見え、ひょっとして?計測すると453、長さはなかったのね(笑´∀`)。しかしその美しさに見とれる。ヒレもピンとしてコンディションも良い。スマホに収め様とした瞬間、魚が暴れた。水辺に一直線、約1mの段差を飛び降り、あわやというところでキャッチ、セーフ!ひざから下ずぶ濡れ。どうせ雨降るから、帰る時に着替えればいいか(笑´∀`)

 あーおもろかった!

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3 コメント

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yurieさんへお詫び (やっさん)
2022-09-14 12:51:12
ブログにいただいたコメントを、誤って削除してしまいました。誠に申し訳ございません。自分の記事が、ブログ村に新着記事欄に一向に反映されなかったので、コピーペーストして、再度投稿したところ、この様な結果となってしまいました。せっかくいただいた大事なコメントを消してしまい、重ねてお詫びします。
おめでとう (茨木のS)
2022-09-15 13:24:27
復活の尺半!
お祝にベッピンさんきやはりましたね。
無理せずボチボチでっせ。
茨木のSさんに返信 (やっさん)
2022-09-16 15:27:19
ありがとうございます
これから良い季節に向かいますので
楽しんで行こうと思っています😊
そうですボチボチでんな😊

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