海沿いの国道134号に架かる湘南大橋を渡り右岸堤防に出る。
右岸の堤防の上には14km上流の厚木市まで自転車道が整備されていて、快適に走ることができる。
特に南風が吹く夏場は下流から走りだせば全コースに渡って追い風となり、実に楽チンである♪
帰りは堤防から離れて東に向かうので、向かい風の心配もなく漕いでいける。
その堤防の東海道線の鉄橋の上流側の河原にサッカー湘南ベルマーレの練習場があり、そのさらに上流側に広々とした花畑があることは前から知っていた。
遠目には同じ種類の花が咲いているように見え、例えて言えば見渡す限りの丘がネモフィラで青く染まる光景が有名なひたち海浜公園のミニ版だなと思いつつ、近寄ってみようという気にならなかったのは、まっ平らな河原に細長い羊羹型の花壇が並んでいるだけだったから。
広大な河原一面を使って花を咲かせ、その中を迷路のような細道が続くようなシチュエーションならば満開の花に浸ってみようという気が起きたかもしれない。
それでも一帯を見渡せる堤防の上から眺めているうちに「そばまで行ってみるか」という気になったのは、自然の環境で咲いている花が極端に少なく、ちょっと花に飢えていたからかもしれない。
「夜目遠目笠の内」というように、美人を愛でるには一定の距離をとり、あるいはすぐ近くでまじまじと見ることなく接するのを最善とするというのが古くからの日本人の教えだが、果たしてどういうことになりましたか…
平塚市が管理しているらしい
先ずはジニア 昔風に言えばヒャクニチソウ
一旦花が咲けば百日間は咲き続けるという造花のような便利?な花
花の色が多すぎて、なんだか落ち着かない
しかも雨が少ないので、辺り一面カラッカラで花も心なしか干からびているよう…
こちらはコスモスとキバナコスモスの混植
河原の大きな木は河川管理上ご法度のはずだが、この程度は許容範囲なのか
それにしても、この木があるお陰で景色として締まりが出て来る
さらに奥の花壇もコスモスとキバナコスモスの混植
それにしても花がびっしり咲いている所と少しまばらなところがあって「?」と思っていたら、数日前にコスモスの摘み取り自由という日があって市民に開放され、それで一部刈り取られた後だったらしい
近寄ってみて初めて気がついたのだが、コスモスもキバナコスモスも良く育っていて、人の背丈を超えて伸びており、写真に人の姿が写らないのが良かった
結論から言うと、遠くから眺めるよりは人の背丈もあるジャングルのような花園に近寄ってみれば、これはこれで楽しめるものである
中州で隔てられた相模川の一方の流れが岸辺を洗っている