「江ノ島の路地 その1」の続き。
路地裏と言う言葉の響き、そして現実には庶民の息遣いに直接触れることのできる懐かしさの漂う場所として、魅力は尽きない。
世界中のどこだって、メーンストリートの一本裏にある細道というだけで、そこには別世界が広がっている♪
しかし江ノ島の多くは外国語が飛び交い、そういう情緒深さを探すのも容易ではない。
とは言え、所々にエアポケットのように口を開けている毛細血管のような細かな路地が存在するのもまた事実。
土産物や食事処が道の両側に建ち並んだ参道を上ってきて、竜宮城の門のような瑞心門にたどり着く
ここから先は急な階段が辺津宮、中津宮、奥津宮へと続いている
歩くのが嫌な人用には階段左奥に「エスカー」と名づけられたエスカレーターが設置されている もちろん有料
参道途中にある老舗旅館岩本楼 岩をくりぬいた細長い洞窟ぶろやローマ風呂が有名
味わい深そうな路地を見つける
こういう路地奥にも食事処が…
休みだった
おっと、ここは行き止まり
こちらの路地奥では看板に引き寄せられた若い女性が思案中
参道を下って青銅製の鳥居をくぐらず、左に折れる路地を進む
ここは旧漁師町の細道
参道のにぎやかさに比べて閑散としているのは、ここを歩いても行きつく先は旧神奈川女性センター跡地の駐車場とヨットハーバーだけだから
ひょっとすると通りを歩く人より猫の方が多いかもしれない
ヨーロッパの古い町の路地裏にも洗濯物は干されているが…
路地からさらに枝分かれした毛細血管のような路地が所々に口を開けている
奥の駐車場に近づいた辺りには古くからの食堂が数件集まっていて、度に一の昼頃には行列ができることもある
右側の店では釣りエサなどが売られていて、エサばかり取られるヘボ釣り人には重宝しているようだ
この路地のどん詰まりに「エノシマサウナ」という旗が出ていた
ん? 頂上へ行く道? 天国とは違うんだな…
なるほど、ず~っと上まで細い道が続いていそう
登るのは嫌だから降り口さえ分かれば一度降りてきてみたいものだが、そんなところあったかなぁ…
津波の避難経路にもなっているらしい
サウナ好きではないが、どんな場所だろうと探したが見つからなかった
ここかとのぞいたところはヨガ教室だった 「ただいまレッスン中」と書かれている
古い漁師町にも新しい風が吹き始めているというところか (オシマイ)