事情があって彼岸を待たずに墓参りへ。
親不孝者は墓参りは早々に済ませ、逗子を抜け三浦半島の相模湾沿いに車を走らせる。目指すは三浦半島南端。
特段用事があるわけではないが、ドライブがてらたまには三崎港に揚がった魚でも食べるか、と三崎方面に行く時は必ず立ち寄る魚屋を目指す。
道中、国道を離れ、半島の背骨に当たる辺りに伸びている見晴らしの良い丘の上の緩やかなカーブの続く道をゆっくり走る。
一応県道だが、交通量は少なく、半分農道のような道。
見晴らしの良さは東に大型船の行き交う東京湾と房総半島、西に相模湾と伊豆半島、そして雲さえなければ富士山が見え、南に目を転じれば伊豆大島が目の前に浮かぶという絶景♪
この日は青い空はあくまで青く、東京湾の上には真夏を思わせる真っ白な雲の峰々が浮かび、一服の絵としては申し分なし。
ダイコンやキャベツなど、三浦野菜を生産する肥沃な畑はただ今端境期で、赤茶けた表土がむき出しになってはいたが、それはそれで次の実りを待つまでの一時の幕間のようなもので、必要不可欠な"一呼吸"でもある。
秋が深まるころにまた訪れれば、今度は一面の緑の畑の中をうねうねとくねりながら走ることになる♪
東京湾と房総半島
劒崎灯台遠望
大きな船が東京湾から出ていくのが見える
赤茶けた地面の中に所々に白く見えるところは、種蒔きを終えてシートがかぶさった場所
伊豆大島がやけに大きく、そして近くに見える
風車の右に浮かんでいる船影は自衛隊の護衛艦かそれとも米第7艦隊の戦闘艦か
別な場所に車を停めて東京湾を振り返る
この丘の上から海と空とその間に広がる一面の畑を見晴らす景色は何度見ても飽きない
何より清々した気分に包まれ、吹き抜ける風もまたヨロシ まさに"心のビタミン剤"そのもの♪
三崎の街に下りてきて、いつも立寄る魚屋へ
並んでいるのはどれも三崎港に揚がった地の魚ばかり
この中からトビウオ、ムツ、コアジを刺身用に下ろしてもらい、カマスは翌日の晩ごはん用
カマスは刺身より焼いた方が美味しい♪
それにマグロの切り落としもゲット
魚を売る店の隣で買ったばかりの魚をすぐに食べさせてくれる店も経営している
昼飯に京急三浦海岸駅すぐそばの回転ずしやで食べた「地魚寿司ランチ」
この日は炙りカマトロ、イナダ、ヒラメ、マアジ、カンパチ
アラ汁がついて1100円 コロナ前は1000円だったけど…
ということで、昼も夜も生魚だったが、あまりのおいしさと満足感で冷やした日本酒はことのほか美味しく、写真を撮るのをすっかり失念してしまった