夏空が広がるとは思いもよらなかった。
ただこの好天も1日限りで、この後は又雨模様の曇天が続く予報になっている。
そんなわけで、朝ごはんを食べている時から、よしっ、久しぶりに青空の下をパトロールしてこようという気分が盛り上がる。
土日は人も車も多いのでパトロールは休むことにしているが、背に腹は代えられない。
いざ走り出してしまうと、ギンギラギンの太陽と南西のやや強めの海風が絶好調で、吹き出る汗は太陽の光と海風で瞬時に蒸発してしまうようなさわやかさ♪
海の青さと空の青さの青一色の世界から、空の青さとイネの少し色づき始めた緑の海へ…
イネはすでに頭を垂れ始め、果樹園ではカキが色づき、クリは枝も折れんばかりにたわわに実っておりました。
秋の実りは順調のようでございます。
という訳で、あっという間に50km超を走り抜けて来た♪
湘南の海水浴場には「カンコカンコ」と閑古鳥が鳴き始めておりました=片瀬西浜
鵠沼海岸まで来るとビーチスポーツがにぎわっていて、珍しくビーチサッカーの大会が開かれていた
写真に写っているボールはこの直後、白いユニフォームの選手がヘディング一発、見事にゴールネッを揺らしたのでありました
見えるかな…と思ったのだが、晩夏の富士山は恥ずかしがり屋でございました
土曜日のせいで海の中はサーファーで一杯、自転車道は自転車は多くなかったもののジョギングの連中が大勢走っていて、速度は上げられなかった
相模川左岸河口到着
ここが富士の裾野に降った雨や雪が時を経て相模湾に注ぐ現場=国道134号湘南大橋
右岸堤防の上を北上するとすぐに江戸~京都間の東海道・相模川の馬入の渡し跡の碑が建つ
さらに北上を続けると相模川下流域のランドマーク・湘南銀河大橋の斜張橋が現れる
右岸堤防上は厚木市まで、ほぼこの幅の自動車通行禁止の道路が伸びている
神川橋で左岸側に戻る
橋の上から寒川取水堰を見る
橋の上から後ろを振り返ると頭を雲の中に隠した大山と丹沢山塊が迫る
寒川神社はここで一礼しただけで、今回はパス
茅ケ崎市と藤沢市の北部に広がる田園地帯では緑の田んぼが少し色づき始めていた
軽トラの荷台から草取り用の機械を下ろそうとしていた農家の人に聞いてみた
「素人目にはイネが良く実っているように見えますけど、今年の出来具合はいかがですか?」
「うふっ、すごくいいです。しかもこの時期に…」
通りすがりの見ず知らずの者がいきなり声を掛けたのに、「よくぞ聞いてくれました」と言わんばかり
特に「うふっ」で始まるところなどは、なんだかこちらまで嬉しくなるなってくるような…
「ただコメの価格が(安いから)ねぇ…」とは言うものの、やはり豊作は嬉しいと見えてあれこれ教えてくれた
「『はるみ』という県の試験場が作り出した推奨品種で、農協はこれじゃなきゃ買い上げてくれないんです」
「学校給食のお米はみんな『はるみ』だと思いますよ」
「特A米だから美味しいですよ」
地産地消に背を向けるつもりはないが、今のところ我が家は山形の「つや姫」とか北海道産のお米が多いけど、郷土愛ってものがなくはないので、一度くらいは食べてもいいかもしれない
ちなみにこの写真、たまたまだけどシオカラトンボが写っているんだよね♪ さぁ~て見つけられるかなぁ~
田んぼの写真を撮っていたら足先にシオカラトンボが何度も繰り返し止まった♪
小出川の土手にはツルボが咲いている
この界隈は果樹園も多く、この栗畑も豊作のようだった
こちらのカキ林ではもう実が赤く色づき始めている
向かい風の中、ダラダラと長~い上り坂を漕いで丘を征服した後は一気に駆け下りて引地川に出る
一部が親水護岸で河原が広がっていて、日除けのタープやテントが張られ、水音とともに歓声が聞こえていた
人口密集地帯を流れている川だが流域の下水道整備も終わっていて、水質はそこそこには維持されているのだろう