いつものように4時に起きて、5分後くらいにベランダに出てみると床が濡れていて、今まさに雨が止んだばかりの風情である。
現に、雨どいを伝う水の流れがチョロチョロと聞こえていたから、止んだ瞬間だったのだろう。
それにしても、前夜からの天気予報では夕方から土曜日にかけては晴れマークばかりが並んでいて晴天を約束していたのに…
もっとも、寝ている間に雨が降ろうが槍が降ろうが関係ないのでかまわないが、出来ることなら目覚めは朝ぼらけで出迎えてもらいたい。
といっても今の季節の午前4時はまだ真っ暗で、しばらくしないとお日様どころか朝ぼらけにも出会えないのだが、晴れてさえいれば星が見えるのだし、そもそも気分がいいではないか。
今朝も周囲が少し明るくなるかならない頃からヒグラシのセミ時雨が聞こえてきたが、聞き耳を立てないと聞こえにくいくらい音量が小さい。
無くヒグラシの数が減ってきているのだろうか…
連中はそろそろ店じまいの時を迎えているので仕方ないが、そういうセミの鳴き声一つとっても盛夏のころとは随分の様変わりである。
何も今日や昨日に限ったことではないが、フト気が付くと、そこそこに高く上った日の光が、無遠慮にも部屋の中まで入り込んできているのに気付かされて、オイオイ一言ぐらい挨拶してから入ってきたらどうだ…と小言の一つも言いたくなる。
そう言えば日の入りも随分早くなってしまった…
ちなみに東京地方の6月21日の夏至の日の出時刻が4:23だったのに対して今日8月27日の日の出時刻は5:09と46分も遅いし、日の入りも夏至が19:00だったのに対して今日は18:16と44分早くなっている。
まぁ、大宇宙の天体の運行が滞りなく行われている証拠で、これはこれで喜ぶべきことなのだが、やはり夏大好き人間の野遊び大好き人間にとって、日が短くなるという一事を持って随分と悲しく寂しい気がするものである。
言葉に残したくなんかないが、季節の変わり目がやって来ていて、夏が終わろうとしているのを認めないわけにいかない。
山裾に沿ってくねりながら伸びる砂利道の散歩道のお稲荷さんの土手でツルボが咲き始めている♪
草刈りをした後のさっぱりした斜面からいち早く伸びてきて存在感を際立たせているのがツルボ
きれいな色合いの線香花火が穂先で踊っている感じ
薄紫色をした爽やかな花は上品なうえに如何にも涼しげで、とてもいい感じ♪
このお稲荷さんの土手はツルボのちょっとした群落になっていて通りかかるたびに足を止める♪