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アクマのささやき

ゆきちの生態と本性が垣間見えるブログです

面白いものを発掘しました

2013-10-26 22:39:20 | 小説/モノ語り
データ整理をしていたらなんかこんなの出てきました。
語句を入れると回答が出てくるタイプのヤツだと思います。
せっかく面白いので載せてからファイルを消すことにしました。


『ハラハラ戦隊神帝ジャー』

◎戦隊紹介
 ハラハラ戦隊神帝ジャーは家族を奪った敵を相手に細々と死地へと赴くのだ!

◎隊員
 シャワー大好き神帝レッド!
 ちょっと良い声神帝ブルー!
 半券を大事にとっておくぜ神帝グリーン!
 ファンタ大好き神帝イエロー!
 男の前では借りてきたネコ神帝ピンク!

◎敵
 宿敵酒豪一族グングンはお調子者だぜ!

◎合体ロボ
名称
 ビッグ神帝キング
データ
 身長:59メートル
 馬力:172万馬力
各隊員マシン
 神帝レッドボルテージ号(ヘリコプター)
 神帝ブルーミラー号(オートバイ)
 神帝グリーンファンタジー号(戦闘機)
 神帝イエローミラージュ号(ケーブルカー)
 神帝ピンクパンク号(タンクローリー)

◎合体決めゼリフ
 神帝コケティーッシュ!

◎テーマソング
 仲間に卑しくペットに甘く
 正義のためなら詐欺でもやります
 いつも厳しくロックロックロック
 神帝チョップは手先が痺れる

 い・か・し・て・る(こっちそっち)
 わ・す・れ・た・ぜ(それはそれとて)

 ダイブ&ステップ
 やめてやめてやめないで

 神帝ジャーはどこへ行く
 神帝ジャーはルール無用


リンク先とかは残ってなかったので記載できません。ごめんなさい。
今もあるのかなぁ。あったらもっと色々試したいです。面白い。


やっと治った・・・よ?

2010-03-01 02:20:59 | 小説/モノ語り
まずは拍手を下さった皆様、どうもありがとうございました。
長らく間を空けてしまって申し訳ありませんでした。
たぶん、なんとなーく、回復。そして復活しました。
まさかこんなに長引くとは、当の本人が思ってもいなかったもので・・・申し訳ありませんでした。

やっぱ侮れないな、咳喘息。

まだ天気が悪いと微復活してがふんがふん咳出ますが、これくらいなら息しているのとさほど変わりはないので、もういいやと開き直り久しぶりに夜更かししてます。
しかし翌日にむやみやたらと響くようになったので、明日は地獄のゾンビみたいな寝起きだと思われます。
ああ早く寝なきゃ。ってもう2時半かーい!

というわけで、表裏一点ずつ新作追加しましたので、よろしければご覧下さい。
表はもうちょっとどうにかしたいと思いつつ、これ以上やってたら何時まで経ってもアップできないと踏ん切りつけたものなので、いつか思い立ったら加筆するようなしないような・・・
裏のはそんなにえっちい感じじゃないんですが、血に塗れてますんで大丈夫な方だけ、という意味での年齢規制。
短いしこれからがいい所、って所で終わるので物足りないかもしれませんが、当人は結構気に入っております。

拍手もそろそろ変えたかったりはするんですが、サイト表紙にも書いたように、もう少しこのケダモノめらをいじくりまわしたいのでもう少し晒すことにしました。
頭では色々漫画的に膨らんでるんですが、漫画どころか絵も大して書けないので、文章でどうにかできないかと足掻いてみます。無理だったら諦めますのでゴメンなさい。

↓で「ライバル」について色々のたまってますが、相変わらず字ばっかりなので面倒くさい方はスルー推奨。


というわけで、お題「ライバル」について好き勝手語ってみる。

まず、「ロココとマリア」。
これは言わずと知れた―――という気もしますが、それはヘッドロココvs.ワンダーマリアまでの話で、アンドロココvs.マリアショウくらいになるともうマリアの片思いになっちゃうんじゃないかと思ってみたり。
というのもアンドロココとマリアショウには、ヘッドロココとワンダーマリアの時にはなかった戦闘能力以外の力関係があると思うんですよね。つまり男と女の関係というか・・・攻めと受けの関係?(ウフ)
だからマリアはいつまでもロココをライバル(宿敵)視してるんだけど、ロココはマリアをもうライバル(好敵手)とは思ってない。
どちらかというとマリアはもう護るべき存在になっちゃってるんじゃないかと。
というわけで、精神的にはマリアの片思い(笑)

でもそんじゃあ肉体的にはどうかというと、肉弾戦ではヘッドロココ時代からきっとロココの方が力も技も上なんじゃぁないか(と勝手に妄想)。
でも剣術の腕ではマリアが断然技術力が上。これは幼少期からの鍛錬の賜物ですね。
理力や魔力については、ワンダーマリア時代は確実に彼女のほうが勝っていたんではないかと思うんですが(六魔穴とか独りで作っちゃうとか、本当にすごいよね)、聖球を失ってパワーダウンしてしまったマリアショウ以降ではどうなんだろう・・・・・・
シヴァマリアとかファジーM.Rから分離したワンダーマリアとか、色々考え始めたらきりがないので、とりあえず今回(アンドロココvs.マリアショウ)では触れずにおきましょう。


そして次、「ヤマトと男ジャック」。
これはもう言わずもがなで、ヤマトが抜けて五神帝になった時に「俺がリーダー」と真っ先に名乗りを上げるあたり、男ジャックがヤマトをライバルだと思っていたであろうことがありありと伺える(妄想?)
しかしよく考えると、これも男ジャックの片思いに思えてしまったりする私。
果たしてヤマトは男ジャックをライバルと認めていたのか?
男ジャックがヤマトをライバル視しつつ一目置いていたことはよっくわかるんですが、逆が後になればなるほど見え辛い。
ヤマトがちゃんと男ジャックをライバル視して一目置いていたんであれば、次動ネブラ以降自分の抜けた穴を男ジャックに託すのでは?というか何でそこんところを曖昧にしたまま抜けちゃうんだよヤマト!!と思いましたよ私ぁ。
ちゃんとしないから一本釣と張り合ってチームワークが乱れるんじゃい!!とアニメを見返すたびに思う。
神帝じゃどっちみちゴモランジェロには歯が立たないのは明らかなんだから(というかそうじゃなきゃパワーアップしないよね)、内輪揉めするシーンはなくてもいいんじゃないかしら。
そしてその分最終回をも少しちゃんとして欲しかったと思うのでした。


・・・・・・ライバルからちょいと話が逸れましたが。


さて、最後にちょっと恋敵的なライバルの話。
ここからはロコマリに水を注す話なのでご了承ください。

ロコマリに水を注す話。つまりそこに横恋慕するアリババくんの話ですが、皆さんはアリマリお好きですか?
アリマリっても「ロコマリ前提アリマリ」なんですが、とにかく私が好きだから勝手に語っちゃいますね。
(嫌な人はこっから下読まないでね!)

アリババといえばデビルホールに飲み込まれた後、ワンダーマリアにゴーストアリババにされて仲間と戦う羽目になっちゃったりしてたんですが、それに限らずマリアと絡むことが神帝の中ではダントツに多いと思う。
アリババが入院している病院に攻め込んでってるし、六魔穴じゃヘッドロココとペアで直接対決してるし。
だもんでアリババがゴーストアリババにされる前後くらいから、ふたりの間には何か色々あったんじゃないかと勝手に妄想を捏造してます。
例えば「お姉さんが~」みたいな?
それを最初は忘れちゃってるんだけど、色々なこと(度重なる負傷など)があるうちに少しずつ思い出して後に至る、みたいな。
マリアも最初はアリババを単に利用しようとしてデビルホールから拾ってきたんだけど、それもよく考えたらアリババだからだったんじゃ・・・つまり、ヘッドロココに惹かれてはいてもそれをまだ自覚してなくて、彼に似たところがあるアリババを放っておけなかった、とか。
だから入院先まで押しかけちゃうんだよね、きっと。
更に六魔穴でもヘッドロココと一緒にしたりして、どんだけロココが好きだったんだマリア。とか妄想。
と、そういう流れなので、マリアはアリババを無視しきれない(というか意識しまくり)。
そしてアリババはマリアに好意を寄せ(というか欲望を抱いてるといった方がしっくりくる?)あからさまにアプローチを仕掛ける。
しかもマリアがアリババにヘッドロココを重ねていることまで気付いてて、それを逆手に取ってまで迫ったりする(口調とか真似てみたりとか)。という感じ。

しかしそうなると、ロココはそれに気付いているのか?多分、いや確実に気付いてる。
じゃあ何故手を拱いているだけなの?マリアを信じているから。ってわけじゃないですよ。
アリババはマリアに対して想いを遂げたくて何かとちょっかい出すし、そういう部分ではロココをライバル視している。
勿論、全幅の信頼を置く上司であり仲間であり戦友でもあるんでしょうけれど。
でもロココはそういう点ではアリババなんか相手にしていない。というかマリアがアリババを相手にするなんて思ってはいない。勿論面白くはないけれど。
多分博愛主義的なところがロココにはあるんで(そこらへんは大いにゼウス譲り)、そこらへんは普通より寛大なんじゃないかと(自分が後ろ暗いと人のことも責められないよね)
だからロココはアリババにマリアとの仲を見せ付けるようなことをしちゃったりするといいと思う!



と、何だかまとまりもなくつらつら書いてしまいましたが、ロコマリの宿敵(好敵手)的ライバルと、ヤマト&男ジャックの競争相手的ライバル。そしてマリアを巡るロココとアリババの恋敵的ライバル、の三種を組み合わせてみました。
皆様、いかがでしたでしょうか?
「私はこう思うんだよ!」みたいなオレ語りも大好きなので、よかったらご意見お聞かせくださいね!

しかし・・・チャットがなくなってつくづく残念です。そういう語りはチャットが一番だよね。
以前使わせて頂いていたあのチャット、炙り出し機能があってそれがすごくよかったのに、本当に残念です。
炙り出し昨日がないんじゃあ、あーんな話やこーんな話がおおっぴらにできないじゃんねぇ。
というわけでお薦めなチャットなどありましたら、教えて下さると嬉しいです。


色々ダメなのでこちらに

2009-06-21 00:30:58 | 小説/モノ語り
アップローダーがダメダメなもんで、ここで書きかけの話を晒してみようかと。

裏で展開しているストーリーには多分含まれないだろう話。
いや、込みで進行させても面白いかもしれないケド・・・

マリロコです(つまりマリア攻ね<わざわざ説明すんな)
しかもまたもや成人指定。
でもここで晒すのは指定ナシの所までです。ゴメンナサイ

って、普通の話はないのか自分。

出来上がってないのでタイトル未定だったりしてます。
悪球エリアでワンダーマリアがパワーアップしてすぐくらいの話。
ヘッドロココもパワーアップしたてで、まだ剣の腕も未熟で力で押すくらいしかできなくて、
ちゃんと基本から鍛錬したワンダーマリアには到底太刀打ちできないくらい腕に差がある。
というのが前提の話です。

衣化フェニまではあまり戦う事に積極的じゃなかったから、そんなのもアリかと思って。
ちなみに性格はいつもの黒い人じゃなくて、アニメの方の人をベースにしてます。



キィ・・・ン・・・・・・ガ、キィィン!

刃が空を切る音に次ぎ金属同士がぶつかり合う音が響く。が、音の響く頃にはもう間合いを取り直し、その次の瞬間にはもう刃を交えている。
双方互いに一歩も引けを取らずに剣を合わせているようで、一方は剣と楯、もう一方は剣一振りのみ。
だが互角の力さえ得れば、楯を持っていようがいまいが、にわかに剣を握った者に彼女が劣る筈などない。

チリッ―――

寸での所で避けた剣が耳元を掠めた途端、ヘッドロココの頬に焼けるような痛みが走った。

「!!?」

瞬時にそれまでより大きく間合いを取って剣を持ったままの手で頬を拭うと、予想以上にべったりと甲に塗り付けられた朱の鮮やかさに目が眩み、いっそう息と鼓動が上がった。

「どうした、もうへばるのか―――腰抜け殿」

凛とした声が嘲り笑う。天使の血を沸騰させるには、たった一言で十分足りた。
その言葉を耳にした途端、ヘッドロココの顔色が変わった。

「ゥォオオオオオオオ!!!」

表情を焦りから怒りへと一転させると、ヘッドロココは腹の底から声を上げながらワンダーマリアに猛然と切りかかった。だがワンダーマリアは余裕しゃくしゃくでそれを交わすと、剣先で掬い上げた土でヘッドロココの目を潰した。

「ぐ・・・っ!!」
「あっははははは!阿呆が、まんまと引っ掛かりおったわ!」

甲高い笑声が耳に響く。――遊ばれている。その悔しさに奥歯を噛み締めると、異物を排出しようとする作用で涙が滲み出た。

「ふん。さっきの威勢はどうした。ん?今度は泣いて命乞いするか?」

嘲弄する声に向かって咄嗟に剣を振り上げた。
と、剣尖が何かに引っ掛かるような感覚と共に、まったく予想外な艶っぽく恥らうような声が返ってきた。

「ひゃ・・・っや!!」

―――え?
目を瞬かせつつなんとか瞼を持ち上げたその瞬間、思いがけない物が視界に飛び込み思わず目を見開いた。

脇腹から肩先まで斜めに大きく裂かれた藤色の装束がスローモーションのようにはらりと捲れ落ち、ふっくりとした青白い膨らみが白日の下に晒された。

一瞬が永遠にも感じられた間の後。

呆然としたまま無意識にゴクリと生唾を飲むヘッドロココにはっと我に返ったワンダーマリアは、咄嗟に乳房を両腕で覆い隠すとギロリとヘッドロココを睨み付けた。

「あ・・・・・・っ、いやっ、そのっ、あのっ、決して・・・決して!そのようなつもりは・・・・・・」

耳まで赤くなりつつも即座に俯き目を瞑り、しどろもどろに弁解を始めた途端、ヘッドロココの後ろ首をずんと重い衝撃が襲った。

「っ・・・ぐぁっ!」

がくりと膝が折れ蹲った瞬間、次の衝撃が鳩尾を襲い地べたに転がる。息が詰まり声も上げられぬまま二度三度、腹部に鋭い蹴りを食らい視界が霞んだ。
遥か遠くに響くように聞こえる鈍い金属音に気付いたヘッドロココが目を開けると、己が得物を遠くへ放り投げるワンダーマリアの姿が見えた。

「なに・・・を・・・・・・ひ、きょう・・・な・・・・・・」
「何が卑怯だ。柔肌を晒させておいてよく言うわ」

片腕で胸を覆いつつヘッドロココの元へ歩み寄ると間髪いれずに横面を蹴り上げ、その衝撃で仰向けられた胸元を容赦なくどかりと踏み付けると、そのままぐりぐりと踏み躙りながら見下し笑った。

「ふふ、他愛も無い。さて―――どんな風に甚振ってやろうかね・・・・・・」

体重をかけて踏み躙られる痛みと屈辱で顔を歪めたヘッドロココが脛を掴む手を、容易く払った足でもう一発、顎先を横から強く蹴飛ばした。そして―――意識が朦朧としているヘッドロココの腹上にどっかりと座ると両手で彼の首をぐいぐい締め始めた。

「かは・・・・・・っ・・・・・・・・・」

ヘッドロココは咄嗟にワンダーマリアの腕を掴み引き剥がそうとしたが、手甲の所為なのかうまく掴めずなかなか外すことができない。なんとかそこから逃れようともがけばもがくほど強く締め付けられ、苦しさと頭部が膨張するような感覚が増してゆく中で、遠くくぐもったようなワンダーマリアの声が聞こえた。

「貴様をこのまま殺すのは容易い。が、簡単に死ねると思うな。
貴様のように清廉潔白ぶった奴はな、さんざん虐めて弄んで、ぼろぼろにしてから息の根止めてやる。
だが―――」

ワンダーマリアはヘッドロココの苦しみに歪む顔と、己が波刃の付けた傷を恍惚とした表情で眺めながら舌なめずりすると、不意に首を締める手の力を抜いた。
と同時にヘッドロココの胸にやけに柔らかい物体が押し付けられ、ぬめりと何かが頬を撫でた。

「なっ・・・・・・にを・・・」
「貴様の行動次第では、情けをかけてやらんこともない」

ヘッドロココの耳元で囁くように言うと、耳元から頬へと、傷口から溢れる血を舌で掬うように舐め取った。

「一体どういう・・・」
「この状況で判らぬと言うのか?愚鈍な奴め。
つまりだ、この私を満足させられれば、見逃してやると言うのだ」
「何というふしだらな・・・貴女は恥ずかしくないのか?良心が痛まないのか!?」
「馬鹿馬鹿しい。私にそんな物があるとでも思ってるのか?
良心も羞恥心もあるものか。あるのは底抜けの欲望とそれを満たす力のみ―――」

言葉と共に、鼻先が触れるほどの至近距離にあったワンダーマリアの顔が急に遠退いていった。それを目で追いそのまま見上げたヘッドロココは再び呆然とした。あろうことか、ワンダーマリアは大きく肌蹴た胸を恥らう事もなければ露になった乳房を隠そうともせず、むしろその存在を誇示するように両腕で挟みつけるようにしながら、ヘッドロココの胸に掌を這わせ始めた。

「逞しいな。この体でどれだけの女を泣かせた?
おっと失礼。聖人君子がそのような汚らわしい行為などする筈はないか」

するり、と上衣の隙間から指を滑り込ませると、ヘッドロココの素肌の胸を撫でた。





ここから三択でラストが変わるようにしようかと思ったりしております。
乞うご期待!

煮込み料理は好きですか?

2007-11-30 12:55:49 | 小説/モノ語り
いよいよ我が郷でも冬らしくなって参りました!
地球温暖化が顕著に表れ夏は暑く冬も地域限定で周囲より気温が微妙に高いという、日本の真ん中あたりにある不健康極まりない過密都市の側ら在住ではありますが、それでもいい加減フリースやジャケットじゃ寒くなってきました。
そろそろコートの出番です。ちなみに迷彩偽毛皮付き。

先日の長期予報で「今年は寒い」と聞きました。
ちゃんと寒いなら、今年こそ雪!と子供達とともに祈っております。
去年はとうとう降らずじまいだったもので・・・

そして寒いと煮込み料理がとにかく美味しいですよね!
私は煮込んでさえあれば、おでんだろうとシチューだろうと、粥でも雑炊でも麺でも、何でもかんでも好きなんですが、そんな嗜好に偏った料理話第2話がやっとできました。

と言っても難産だったというわけではなく、変に説明じみてるのにどうしても自分的には外せない個所があり、そこをどうしようこうしようと練っていただけなんですが。
なので説明臭かったり読みにくかったら御免なさい!
自分的にはこの話、書いてて面白くてしょーがないのです。
これも、自己満足の極みだったらまた御免なさい!!

というわけで、また「続き・・・」にしまってあります。
最初はショートと思ってたのにまだまだ続きます!
すっかり長編じみてきましたが、宜しければ読んでやってくださいませ。

ロコマリストに捧ぐ20のお題 「No.16 手料理」そのに。

目を覚ました時にはとっぷりと日が暮れていた。
スタンドの明かりだけの薄暗い寝室の中、寝台のすぐ脇に置いた椅子に座って本を読んでいたマリアが目を上げた。

「起きたか。具合はどうだ?」
「今・・・何時ですか?」
「もうすぐ日付が変わる」

起き上がろうとする私の背に手を添えて助け起こすと、肩に上着を羽織らせてくれた。そしてまた額に手を当てる。今度は悪寒が走ることもなく、瞼を閉じマリアの冷たい手の心地よさを味わうことができた。

「うん、さっきよりは熱が引いたようだな。食欲は?」
「あります!」

すかさず答える私に、マリアはふふんと満足げな笑みを浮かべると立ち上がった。

「今度は少し時間がかかる。大人しくそこで待っていろ」
「はい」

衣擦れの音だけさせてマリアは姿を消した。
ふとサイドテーブルに目を移すと、彼女が先程見ていた本が目に入った。古びた装丁のその本はシャーマンカーン様よりお借りした古記録で、私はそれを紐解き自分なりに解釈しようと格闘し続けていたのだった。

(マリアが・・・これを?)

読んでいたのかと思うと不思議な気分だった。
そもそも古代文字で書かれたこの書を彼女は読むことができるのだろうか?
ぱらぱらと頁を繰って栞の挟んである個所を開いたが、どんなに読もうと試みても熱のせいで頭がうまく働かないのか、まるで内容がわからない。眉根を寄せて睨み付けていると、突然目の前から書が消えた。

「随分と難しい本を読んでいるんだな。歴史家にでもなるつもりか?」

気付かぬうちにマリアが側に立っていた。彼女はサイドテーブルの上に盆を置くと、取り上げたずしりと重い本を両手に取り、開かれた頁の数行を詰まることなく読みあげた。

「大古の神々の戦いの記録か。私達が生きる現代とよく似ているような気がするな」
「これが読めるんですか!?」

私は驚いた。彼女がこうもスラスラとこの書を読めるとは思ってもみなかったのだ。

「ああ、母の魔術書が丁度この時代のものでな。読めないと話にならんのだ」
「そう・・・なんですか」

馴染みが薄い文字と言語で書かれているとはいえ、自分が勉強不足であることを恥じると同時に微かな嫉妬を感じずにはいられなかった。
複雑な面持ちをする私に気付くと、マリアはパタンと音を立てて本を閉じて寝台の隅に放り投げた。

「こんな本ばかり読んでいるから熱なんか出すんだ。しばらくお預けだな」
「えぇっ?それは・・・」
「それよりまずは栄養・休息・睡眠だ。食う気がないなら片付けるぞ!」
「たっ、食べます!」

マリアはふふんと鼻で笑うとまたもや椀を手に取り匙でひと口掬い、先程と同じように私の前に差し出した。

「ハイ、あーん」
「あぁぁ~・・・」

照れも恥じも忘れ大口を開けた。

今度は雑炊だった。
野菜はよく煮込んであって軟らかく、丁寧に取ったであろう出汁と抑え加減の塩味のおかげで素材の味が引き立っていて、とても優しい味がする。

「どうだ?」
「はい、とても美味しいです・・・けど・・・」
「けど何だ?」
「こんなに料理が上手だとは知りませんでした。隠してたんですね、料理できること」

できるだけ何気なく言ったつもりだったが、それでも自分の声が少し拗ねているのがわかった。

「隠してなんかいない」
「でも、話してくれませんでしたよね?」

病で弱っているせいか、気持ちを抑えきれなくなって今度は明らかに拗ねた様子で言ってみた。
するとマリアは心外だとでも言わんばかりの調子で言い返してきた。

「それはお前が聞かなかったからだろう?
それに最初のうちは私は動けなかったから、お前に身の回りの世話をしてもらうしかなかったし・・・」
「それはそうかも知れないけど・・・ちょっとショックだな」

少々大袈裟に項垂れてみせると、マリアは観念したように言った。

「黙っていて・・・悪かったな」

憮然とした言い方だが、それでも謝ってくれたことが嬉しくてつい笑みがこぼれた。

「―――いいえ。私も印象だけで貴女は家事ができないものだと決め付けていたし・・・」
「ふぅん。家事ができないように見えるのか・・・」

腕を組み怪訝そうな顔をするマリに申し訳ないような気になり、私は弁明を始めた。

「まぁ、そういう所もありますが・・・何と言うか、てっきり姫育ちかと思っていたもので・・・」
「姫育ち?」
「そう。傅かれて育ったようなイメージがあるもので。だから身の回りのことはすべて従者がやっていたんだろうと・・・」
「成る程。―――まぁ、とりあえず温かいうちに食べろ」

思い出したように椀を取ると、少し冷めた雑炊を掬い取ってまた口に運んでくれた。
全て食べ終えたところで再び彼女が口を開いた。

「確かにお前の言う通り、私は傅かれて育ちはしたが・・・だからといって甘やかされたりはしていない。
むしろ厳し過ぎて母の愛を疑ったほどだ」
「というと?」

マリアは遠い目をしながら淡々と語りはじめた。

「お前も知っての通り、悪魔は雌自体が稀少だ。しかも年端も行かぬ小娘の分際でスーパーデビル直下に就いたんだ、身の危険に曝されぬ筈がない。だから母は私の身を守るために『決して人の手を借りてはならない』と教え、悪魔として必要な知識や技術だけに留まらず、礼儀作法や立ち居振舞い、そして身の回りの全てのことを私に徹底的に叩き込んだ。だから料理は勿論、掃除も洗濯も繕い物もできるし、こう見えてもその気になれば女としての所作だって完璧だ。どうだ、驚いただろう?」

マリアは得意げに胸を張り微笑んだ。

「―――本当に驚きました」
「すべては母のおかげだ」

その瞳に母への確かな愛を見出すと、胸がずきりと痛んだ。

(その母親を殺したのは私だ・・・)

急に居た堪れない気持ちになり、謝罪の言葉が口をついて出た。

「申し訳ありませんでした」
「何がだ?」
「貴女の母親を、私はこの手で・・・」
「やめろ!」

マリアはぴしゃりと言うと私の手を強く握った。

「もう過去の話だ。それにあれは私が蒔いた種。お前が気に病むことはない、忘れろ」
「しかし・・・」

不安げな視線を受け止めると、マリアは優しく微笑んだ。

「病で気まで臥せっているんだ。もう休め」

なかば無理矢理布団へ押し込むと、私の頭を犬にでもするようにくしゃくしゃと撫でまわしながら言った。

「心配するな。ただの風邪だ、じき直る。何といってもこの私が看病してやってるんだからな」
「そうですね。私も早く治りそうな気がします」

マリアは空の食器を乗せた盆を持って立ち上がると、思い出したように言った。

「そうだ。ずっと考えていたんだが、これからは私が家事をやる。また文句を言われてはつまらんからな」
「文句?」
「そうだ。ヤマトがお前を担いで連れてきた時に、エンジェルから散々に文句を言われた」
「それは・・・申し訳ないことをしました。しかし・・・」
「だからと言う訳ではないがな、ここに居るだけでは退屈なのだ。暇つぶしにもなるから気にするな」

同居して以来、家事は一手に私が引き受けてやっていただけに少々複雑な気持ちだったが、この際思い切って彼女に任せてみることにした。

「―――はい。ではお言葉に甘えて、お願いします」


『ロココ好きへ15の質問』

2007-11-26 11:06:48 | 小説/モノ語り
一昨日は更新作業などで記録更新。
睡眠時間が3時間だったので早く寝るつもりだったんですが、ど~してもチャットがしたくなり、待機。
すんごい久し振りに萌えあり語りありの楽しい時間を過ごし、名残惜しげにお別れしたのが午前2時。
なのにその後萌えの勢いで書きかけのお話に手を付けて、子供が夜鳴きしなけりゃまたきっと4時までコースでしたよ。

そして今朝、己の愚かさ加減を呪いつつ、起床。
チャット終えてすぐに寝ておけばよかった・・・

今のうちに昼寝しとけばいいものを、勢いが止まらず今に至ります。
昨夜のお相手S様のブログで何やら楽しげな質問を見つけたので、これは挑戦しなければ、と。
長くなるので「続き」に格納しておきます。

ロココ様が好きなみなさんへ15の質問(のがわ堂/のがわ様)

1 HN(ハンドルネーム)をどうぞ。
   ゆきちです。

2 そのHNはロココ様と関係がありますか?
   かすりもしません。

3 ロココ様との出会いはいつ? どこで?
   リアルタイムで「輝けヘッドロココ」のラストシーン見た時。
   所謂「ひとめぼれ」ってヤツでしょうね。
   ちなみに、一目惚れしたのは彼が最初で最後です。

4 一番好きなロココ様の形態は?
   ヘッドロココ(ノーマル) → アンドロココ → 聖フェニックス
   最終武装型は描くのが面倒なので苦手。
   ラファエロココは何故に下半身が馬かが理解できないので苦手。

5 ロココ様と組み合わせたいキャラは?(恋人、仇敵、主従、友人等)
   恋人 → マリアだったらどの形態でも
   仇敵 → これもマリアかな。あとはデビルだったり超聖神だったりとか?
   主従 → と言うとちょっと違う気がするけど、神帝達。
   友人 → 四英雄と謳われているハムラビとオロ士(他に友達いなそう)

6 あなたのロココ様イメージの土台となっている媒体は?(アニメ、コミック等)
   ベースはアニメ。特に旧BMと「ロコマリ奇蹟」と、新たに祝BM。
   そして愛するミュージシャンの楽曲(BMとは無関係ですが)。
   しかし妄想にありったけの捏造を加えてミックスしているので、
   最早別人の域。

7 アニメの高戸さんボイスについてコメントを。
   フェニの第一声はおなごかと(笑)あの声を出せるのがすごい。
   その後パワーアップを重ねるごとに男性っぽさと色気が加わり、
   アンドロココは至上。
   柔らかさと張り、そして優しさが滲み出ていて、ロココ声は彼以外には
   いないと思う。(と言いつつ脳内では別の声)
   祝フェニの、旧フェニ時代とはちょっと異なる声も、彼の置かれている状況
   (実はヘッドロココなんだけどパワーアップできない)を思えば絶妙。

8 ロココ様をあなたがイメージするとき、これだけは譲れないというポイントは何ですか?
   表向きの精錬潔白さとは裏腹な、内面のどす黒さ。
   そして絶対的な強さとは裏腹な、内面の弱さと暗さ。
   責務には忠実でありながら、私利私欲のために陰で動く。
   ・・・ろくな人じゃないなぁ。要するにかなり人間臭い人なんです。

9 ロココ様が一番喜ぶことは何だと思いますか?
   ひとことで言えば世界平和。
   彼の愛する者、関わりを持つ者達が共に在り、心安らかで幸福であること。
   それはマリアやマルコ、神帝達は勿論、天使や悪魔お守りも含めて全て。
   マリアは「戦のない世界など平和ボケもいいとこだ」と笑うかもしれない。
   けどロココは皆が調和を持って共存していくのを、心から望んでいると思う。
   それが決して叶わぬ夢だったとしても・・・

10 ロココ様が一番悲しむことは何だと思いますか?
   愛する者を失う事。
   そういう重圧には一番弱い人だと思う。(だから「内面の弱さ」)
   だからこそ天使が平和に暮らせる理想郷を求めて旅立ち、
   後には天使と悪魔が共存する道を模索し果てしない旅を続ける。  
   そして闘い続ける。

11 あなたの人生にロココ様は影響を与えましたか?
   もうそれは激しく(笑)
   聴く曲すべてがロココに結び付き、見るもの全てがロココに関連する。
   と言うといささかオーバーですが、日常の全てにおいてなんとなーく心の
   片隅に常に存在し、隙あれば出張ってくる。というのがロココさんです。
   そんな状態でかれこれ・・・十数年?完全に病気ですね。

12 あなたにとってロココ様とは?
   思考のベースに存在し続けるもの。
   そして、この先もずっと存在し続けるだろうもの。
   でも理想の男性ではありません(笑)手におえない。

13 ロココ様を呼ぶときに無意識に「様」をつけてしまうことはありますか?
   昔、彼(の自己設定外見年齢)より下だった頃には「様」付けてました。
   でも完全に彼より年上になった現在では、呼び捨てもしくは「さん」付けで。
   ただ彼も神様のはしくれなので、もし目の前に現れれば迷わず「ロココ様」
   と呼びます。

14 「BMと関係はないけれど、これを見る(聴く)とロココ様をイメージする」というものはありますか?
   ●袋寅泰と●uck-Tickはどれ聞いてもほとんどロココのイメージソング
   に聞こえます(重症)。が、あえて挙げるとすればこんな感じ。
    ●uck-Tick(黒):唄、残骸
    ●袋寅泰(白):NOBODY IS PERFECT、命は燃やしつくすためのもの
    ●袋寅泰(黒):LOVE JUNKIE、 RUSSIAN ROULETTE

15 最後に、ロココ様にメッセージをお願いします。
   汚すだけ穢しまくってごめんなさい。
   でも、マリアと幸せになって欲しいという気持ちは無限大です。

おまけ。
S様がご自分で質問を追加されていたのですが、私も便乗して。

+1 アニメや漫画等の二次メディアのロココの描写等で、印象に残っているものは?その理由は?
・・・と言う質問をアレンジして。
   アニメで印象に残っているのは?その理由は?

 ・旧BM39話「輝けヘッドロココ」
   ご存知、ヘッドロココ誕生の話です。
   聖戦衣化フェニックスが神帝達を守ろうとする思いが特に強く現れていると
   思います。非常に自己犠牲的ですが、それ故に彼らしい。    
  
 ・旧BM47話「出現!愛然かぐや」
   魔湿地帯でマリアの傷を治すアレです。
   かなりロコマリ臭漂ってる話で妄想し甲斐十分です。
   マリアの傷を直す時に言ったロココの台詞が、フェニ時代からの彼の
   内面の変化を現している気がします。
   ⇒「無益な争いはしたくない。天子と悪魔が何故戦わねばならないのか、
     それが知りたい」
   フェニ時代は悪魔根絶が目標(?)だったんじゃなかったっけ・・・?
  
 ・旧BM62話「ヤマト爆神!誕生」
   ヘッドロココが消滅する話ですね。
   年末スペシャルでゴールデンタイム放映でした。
   ロココが次界へ馳せる強い想いが現れていて、とても切ない。
   ラストシーンはいまだに泣けます。
  
 ・OVA2「ロココ&マリア奇跡」
   事実上アニメ最終話なのではないでしょうか?
   アニメ第75話だけじゃ納得いかないし。
   この回はこんな少ないスペースじゃ語り尽くせないので、ロコマリ部分だけ
   かいつまんで言いますと・・・
   ロココの男らしさとマリアの女らしさが強調されていて、その後の話の流れ
   がスムーズになっている気がします。
   いつか語り入れたいなぁ・・・←誰がそんなの読むんだよorz

 ・祝BM34話「祝、ヘッドロココ復活!!」
   絵的にも内容的にもファンサービス旺盛な回だったと思うんですが・・・
   「何故フェニックスのままでヘッドロココになれないのか?」というテーマが
   すごい。改めて、彼は愛する者達のために生きる人だと思いました。
   あとは、姿はフェニックスなんだけど中身はヘッドロココで戦闘するシーン。
   流石、戦い慣れてらっしゃる。という感じがしっかり出てて素敵でした。
   そして怒りに燃えて変身!ちゃんと聖戦衣化してからっていうのに感激!
   ヘッドロココが復活すれば、類を見ないほどの強さを発揮。
   これぞヘッドロココという感じで、お腹いっぱいになれる話です。

というわけで、書かないくせに語り始めたらキリがない、ゆきちならではの無駄に長~い回答でした。
最後まで読んで下ってありがとうございました。