
花後は実が生り、やがて枯れてしまう。
5月15日
霊山新緑まつりも終わったし、ゆっくりで良いよね。
福島市よりいつものルートで伊達市霊山...霊山へ。

霊山登山口駐車場に車を止めて、準備の後・・・
霊山登山口より山行開始 10:00
1歩足を登山道に踏み入れ、すぐに...なにこれ?

笹の花が咲いている。

山を歩いていると偶に見かける光景だけれど、それは数メートル四方とか狭い範囲内でのこと。

ここもあそこも・・・

見える笹の全てに花が咲いているのはどういうことだろう?

上を見上げれば変わらない...変わらない・・・

ラショウモンカズラ(羅生門蔓)

・・・だいぶ動いてしまったんだな。

つっかい棒はいつも通り。
その鍜治小屋岩を通過して 10:23

斜面上には根が剥き出しになってしまった木があって...
元は岩を這うように生えていたに違いない。




霊山は新日本百名山や東北百名山や新うつくしま百名山などに選ばれている人気の山。
3月16日の夜に福島県沖で起きた最大震度6強の地震がもしも日中に起きていたら・・・

ヤマツツジ(山躑躅)
見下し岩(みおろしいわ) 10:36

今は曇っているけれども、だんだん晴れてくるはず。

眼下に霊山登山口駐車場とりょうぜん紅彩館、そして霊山こどもの村。

風力発電所がある大火山の向こうに花塚山。

木々が生長してここからは安達太良山や吾妻山が見えづらくなったけれど、他の場所から眺めれば良いだけ。

笹は花を咲かせる時に草丈が通常よりも高くなる?
やっと花が咲いていない笹の群落があって、なんとなくホッとしたけれど、それとの境目がすぐ先に。

笹の花が咲くのは120年に一度とか...
とにかく珍しい光景を見ているわけだけれど、なんだか・・・
国司沢の分岐 10:52

霞む安達太良山に吾妻山。

【画像加工】

【画像加工】
必ずというほど寄り道する甲岩には立ち寄らず・・・

ホオノキ(朴の木)

ニョイスミレ(如意菫)

「初めて霊山へ来た方へ ゴマダンからの絶景と スリルを楽しんで下さい」の案内板がなくなっていた。
護摩壇入口 11:06

登山道の幅が狭い場所では、笹がより草丈を伸ばしているせいでプチ藪漕ぎの気分。
幸いなことにこの辺りの笹はまだ蕾の状態で、笹の花粉にまみれることもなく。

花が咲いた後は実が生って・・・
笹の実と鼠の話とか...不吉な言い伝え。
やがて枯れてしまう。

目隠しとしても機能していた笹がここから消えてしまったら・・・

親不知子不知 11:13

岩肌になんとなく違和感。

どうやら眼下の林道大霊山線にも地震の被害があったようで。

頭上に足下に。
気をつけながらササッと通過。


岩を潜り抜けて・・・
護摩壇に到着 11:20



あの紫色はキリ(桐)かヤマフジ(山藤)か。

岩の表面...簡単にペリペリ剥がれそうだけれど、前からだったかな?。

この辺りなんか笹が消えてしまったら、今まで隠れていた崖とかが見えるようになって・・・

だいぶ怖くなるのかも?

久しぶりに健全(?)な笹。

フデリンドウ(筆竜胆)

チゴユリ(稚児百合)

霊山城跡を通過 11:36

金華山遙拝碑 11:38
その隣の岩から・・・

【画像加工】
南蔵王。

【画像加工】
半田山、萬歳楽山。
霞む景色を画像加工でなんとか (^^ゞ
続きます。
聞いたことはありますが、そのあとは続くのですか(・・?
d-i-o-s
極狭い範囲での開花であればほぼ毎年どこかの山で。
でもこれほど広範囲となると...ラッキーでした。
笹が枯れた後、どのぐらいで元通りになるのか気になって調べてみたら・・・
どうやら十数年もの月日がかかるようです。