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ハートフルカフェ

誰もが主役になれるユニバーサル社会を身近なことから考えてみたいと思います。

両国駅のおひなさま

2010年02月23日 | 日記

お相撲の開催される両国国技館。
その前にあるのがJR両国駅
この駅の歴史は古く明治37(1904)年に
「両国橋駅」として開業したそうです。



現在の駅舎は昭和4(1929)年に竣工したもので、
今でもその面影を見ることができます。
国技館側の改札へのコンコースは天井が高く、
アーチ型のトップライトで明るく、
通路もゆとりがあります。

大空間には優勝力士の肖像画が飾られ、
両国ならでは地域性を感じさせます。
数十年前までは、房総方面への特急列車の
始発駅だったのをご存知でしょうか。

昭和47年に総武線が東京駅に乗り入れ、
ターミナル駅としての役割を終えました。
特急列車のホームは今は使われていません。
ホームへの通路や階段は、いつも閉ざされていますが、
今日は、おひなさまが飾ってあるではないですか。



通路には赤いカーペットが敷かれていて、
奥へと進むと、竣工当時のオリジナルデザインでしょうか。
壁に装飾的な照明器具が並んでいます。



ホームへ続く階段には、
古いおひなさまが飾られています。





すべて両国駅の職員の方々が飾られたそうです。
施設を有効に生かした季節感のある演出を
楽しませていただきました。


中澤信さんのバリアフリーは儲かる!出版記念会

2010年02月21日 | 日記

2月18日、六本木ヒルズでバリアフリーカンパニー
中澤信さんの出版記念会が開催されました。
中澤さんは、先天性筋疾患や病気の後遺症のため、
現在は車いすの生活をされていますが、
バリアフリーコンサルティングとしてご活躍されています。

中澤さんには講演をお願いしたり、UD調査に参加して
いただくなど、以前からお世話になっています。




パーティーの発起人はラクスマリーナの秋元昭臣さん。
秋元さんは京成ホテルのユニバーサルデザインを
推進された方で、現在は土浦のマリーナで障害をもつ人の
船舶操縦士免許取得の支援をされています。
以前、アクセスディンギーの取材でお世話になりました。

出版記念会は、中澤さんのお話に続き、バリアフリーを
導入した
企業ご担当によるパネルディスカッションが
行われ、とても興味深い内容でした。

その後のパーティーは中澤さんのお人柄が感じられる
温かな雰囲気でした。
中澤さん縁の人が集まり、楽しい時間を過ごしました。

中澤さんは施設などのハードだけでなく、サービスなどの
ソフト、ハート(心)のバリアフリーを提唱されています。
従来の福祉的なバリアフリーではなくハード、ソフト、
ハートの三位一体のバリアフリーを導入することで
企業のブランド価値や顧客満足度を高めることが
できるという考え方です。

実際、中澤さんがコンサルをされたみずほ銀行
ソラーレホテルズアンドリゾーツは、お客様へのサービスの
ためにバリアフリー、ユニバーサルデザインを採用され、
さまざまな表彰を受けています。

中澤さんの本は『バリアフリーは儲かる!』(PHP研究所刊)。
表紙には「福祉でもボランティアでもないビジネスに
役立つ
本」と書かれています。

「儲かる」という言葉に抵抗を感じる人もいるかも
しれませんが、高齢社会の中で、何らかの不便を
抱える人たちは、ますます増えています。
バリアフリーは一部の人のためのものだけでなく、
大きなマーケットだと考えれば、市場の中での
ビジネスチャンスもあるし、
持続性も出てきます。

『バリアフリーは儲かる!』では、6つの事例が紹介されて、
各事例の最後には、ポイントがわかりやすく解説されて
いる
ので、バリアフリーやユニバーサルデザインの
考え方や導入の参考になります。

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